うつ病の接し方~恋人の場合はどうしたらいいのでしょうか?

最終更新日:2024/05/25

最近、色々な原因からうつ病を抱えている方が本当に多いですよね。

それがもし、自分の恋人だとしたらどのように向き合っていくか接し方について不安になってしまいますね。

そういう方の為に、ここではうつ病を抱える方のサポートの方法など、具体的なポイントを紹介していきます。

うつ病の兆候

恋人がうつ病になってしまった場合、その人への接し方について悩んでしまいますよね。
自分と親しい人がうつ病になっていたとしても、毎日もしくは頻繁に一緒にいると、なかなか精神的な病と気付きにくいものです。

せいぜい最近愚痴っぽくなったかな?とか、眠る時間が極端に多くなる、もしくは少なくなってしまっているとか、そういった事には気が付くかもしれませんが、そういった日常の行動からもしかして恋人がうつ病かも・・・と気付く人はあまり多くはありません。

しかし、職場の環境などで追い込まれている事がわかっており、最近少しこの人おかしいかも?と思った場合には、恋人の行動を少し観察してみると良いかもしれません。

恋人が極端に睡眠が多くなってしまったり、もしくは今までは眠れていたにも関わらず、最近になって夜眠れなくなってしまったという事が起きていたり、表情が乏しくなって笑わない、身なりを整える事があまり出来ない、入浴をしない、興味があった事に関して無関心になってしまった・・・などなど、うつ病で起こりがちな症状がひっそりと現れている可能性があります。

うつ病の恋人への接し方~1

恋人がうつ病になってしまった事が発覚したら、さりげなく接し方に気を付けましょう。
しっかりと現状を受け止めてあげる事も大事です。

うつ病になった人というのは少々厄介に思ってしまう言動や行動をする事があります。

精神科や心療内科は意外と込み合っており、完全予約制の病院がほとんどです。

うつ病の治療を続けるうちに、あまり良い結果が得られなかった場合には病院を変える必要がありますが、予約がいっぱい過ぎて診察を受ける事が出来るのが一か月後という場合も多々あるので、病院を変える際には計画的に行いましょう。

恋人の通院に立ち会い、医師から色々な情報が聞けると理想的です。

中には家族以外の人が一緒に話を聞くのがNGという病院もありますが、大抵の病院では恋人同伴でも大丈夫な場合が多いです。

抗うつ薬などの治療を行い、不眠症にもなっている場合には睡眠薬なども処方される場合がありますが、一時的に眠ってばかりになったりと、普段の恋人の行動とは少し違った行動をとる事があります。

うつ病の恋人への接し方~2

うつ病は病気なのだという事を念頭に置いて、温かい気持ちでゆったりと見守りましょう。

傍から見ると怠けているように見えてしまう事もありますが、何もしていなくても本人の内面は必死なのです。

決して何もしていないその行動を責めたり、叱ったりしないように注意しましょう。

うつ病になってしまった恋人への接し方次第では、病院にかかっていても快方に向かうどころか状態が悪化する事も考えられます。

本人の内面を出来るだけ楽にしてあげられるように努め、一緒に乗り越えていこうという気構えが必要です。

頑張らなくても良く、ゆっくりと休養を取る事ができるように仕向けて上げられたら最高です。

また、うつ病の患者は脳機能が低下し、それに伴って判断能力まで低下しています。

そのため重要な決断は先送りにさせて、まずは休養に専念するようにさせましょう。

うつ病の患者への接し方に関しては決して責めない事が大事です。

プレッシャーや頑張らなければいけないという感情は、うつ病患者にとって毒になります。

うつ病の恋人に対するケア~1

うつ病患者はネガティブな発言が多くなる事も考えられます。

ネガティブな発言ばかりされると聞いている方もうんざりとしてしまうかもしれませんが、これは病気のせいでもあるので決して責めてはいけません。

死にたいと漏らしている恋人への接し方は特に注意しないと思わぬ不幸を招いてしまう可能性もあります。

相手の精神を安定させるためにはあなたの協力も不可欠です。

不安や孤独感を感じないように寄り添ってあげると回復が早まる可能性もありますし、患者の精神も安定しやすいです。

恋人自らがうつ病になったとカミングアウトしてくる場合がありますが、その際には一緒になって相手のつらさを理解してあげるという姿勢が大事です。

本人はとても内面で葛藤やつらさなどが繰り広げられており、普通に振る舞っていても精神的にとてもつらいと感じている場合があるので、笑い飛ばしたり叱咤激励したりはNGです。

うつ病の原因となっている事柄を突き止め、恋人をそういった環境からシャットアウトするように動く事も大事だと言えます。

うつ病の恋人に対するケア~2

うつ病になった恋人への接し方がよくわからない場合には、恋人と精神科や心療内科に行き、情報と知識を付ける事が大事です。

間違った言動や行動をとってしまうとうつ病を悪化させてしまう事にもつながりかねません。

恋人と同棲している場合には、家の中で安心してゆったりとくつろぎ、休養をとらせられる環境をつくることが大事です。

様々なストレスなどでうつ病になってしまった場合には、あまり眠れなかったりため息ばかりついたり、今まで大好きだった趣味をまったくしなくなったり、口数が減ったり、話しかけてもまるで聞いていないかのように返事が返ってこないなど、色々な不調が現れます。

こういった場合でもさりげなく気遣ったり、うつ病になってしまった恋人から悩みや話を聞いてあげる事でうつ病になった人の精神を少し安定させることが出来るかもしれません。

最近の日本はストレス社会です。

そのため精神科や心療内科も随分と増え、こじんまりとした町医者でも予約で埋め尽くされているほど患者が多いのです。

ネットなどで近所の心療内科や精神科を調べ、いくつかの医者に診てもらうのも良いでしょう。

うつ病などの病気の理解と接し方

うつ病になってしまった恋人への接し方をまとめてみると、無理に元気を出させようとしない事、励まさない事、プレッシャーを感じるようなことを言ったり責めたりしない事、大きな決断を本人が言い出したりした時には先延ばしにさせる事などが挙げられます。

うつ病になった人に元気を出してもらおうと、本人が望まないのに無理やり旅行などに連れ出すのも時と場合によってはNGとなります。

中には自分の好きな事をさせたり気晴らしをさせ、うつ病の原因となった事柄からシャットアウトさせていれば少しずつ快方に向かって行く場合もあります。

本人の様子をよくよく観察しながら、無理をさせない程度に留めておくのが良いでしょう。

職場のストレスからうつ病になってしまった場合、例えうつ病が治ったとしてもその職場で働くうちに再発してしまう事も考えられます。

うつ病になった恋人から話を聞き、あまりにひどい環境に身を置いている事がわかった場合には、潔く退職させるのも一つの手です。

この場合はストレスの元となる職場ときれいさっぱり縁が切れ、しばらく療養する事でかなり快方に向かい、新しい職場への活力がみなぎってくる場合もあります。

早期治療、うつ病を悪化させない

最近はどんなに一生懸命に気を付けていても、ストレスをはじめ色々な要因が重なって、うつ病になってしまうことが多いようです。

体調が思わしくないと自分で分かっていても誰にも相談する事も出来ず一人思い悩み発見が遅れてしまいがちです。

うつ病を悪化させない為には、早めに医療機関を受診することが一番望ましいと思われます。

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