アルコールによるむくみや体重増加、気にしている方は多いのではないでしょうか。
アルコールによるむくみの原因や体重増加の原因は、ご存知ですか?
今回は、アルコールによるむくみ・体重増加の原因について紹介していきたいと思います。
また、むくまないための対策や、対策をしたのにむくんでしまった場合の対処についても紹介します。
アルコールはむくみの原因?
身体がむくんでしまう理由をご存知でしょうか。
体内の老廃物や水分が排出されないことで生じるのですが、いくつか理由を考えられます。
1つ目はお酒です。
体重増加の心配のあるお酒はむくみの心配もあります。
お酒には利尿作用があるので、むくみを解消すると思うかもしれませんが逆の効果です。
肝臓がアルコールを分解するのに水が必要で、そのため意識して水を摂っていないと身体に必要な水分が足りなくなって身体は水分を溜め込もうとします。
また利尿作用によってますます身体から水分が抜けてしまうので、喉の渇きが強くなります。
そのため大量に水を飲んでしまい、結果的に余分な水分が身体に溜まってむくんでしまうのです。
2つ目はおつまみです。
食品自体は問題ないのですが、そこに含まれる塩分が問題になります。
塩分を摂ることで身体の中の水分バランスが変化します。
それを自然な状態に戻そうとして、水分を補給するように身体は反応します。
つまり喉が乾くということです。
塩分には喉の渇きを促進する効果があるので、余分な水分補給をしてしまい身体がむくんでしまうというわけです。
アルコールが原因で体重が増えるメカニズム
むくみの原因になるアルコールは、それ自体は脂質ではないですし、優先的に分解されるので肥満の直接の原因になることはありません。
しかしながらアルコールを分解する過程で中性脂肪が合成されます。
つまり飲酒は高中性脂肪血症の原因になって、中性脂肪は体内に蓄えられるので間接的に体脂肪の増加につながるのです。
またアルコールは肝臓で分解されるのですが、そこで問題になるのが、肝臓はアルコールを分解している最中はなかなか脂質を分解してくれないことです。
つまりアルコールを飲むだけで脂質は脂肪として蓄えられやすくなります。
体重が増えにくいお酒を選ぶなら糖質の少ないものにしてください。
糖質は炭水化物の要素の1つでお酒の種類によって含有量がまばらです。
ビールの中ジョッキには約15g、日本酒1合には約8gの糖質が含まれているので、量や種類を調整してください。
それからビールなどの醸造酒にはタンパク質も含まれているので、焼酎などの蒸留酒に比べて太りやすいお酒なので注意しましょう。
アルコールで体重増加の原因はおつまみにある!?
ダイエットしている方はアルコールには十分注意しましょう。
お酒はむくみや体重増加の原因になります。
そしておつまみにも注意が必要で、もしかするダイエットの最大の敵はおつまみかもしれません。
脂っこいものとお酒は相性が良いため、から揚げやフライをおつまみにすることが多くなってしまいますが、から揚げやフライは高カロリーな食品なので、当然太りやすいです。
フライドポテトを例にしてみれば、1皿で約350kcalで、それはショートケーキ1切れとだいたい同じの高カロリーとなります。
おつまみはカロリーの少ない豆腐やもずくにしましょう。
また当然のことなのですが、お酒を飲む量や種類も問題になります。
カクテル・甘酒・梅酒など甘いお酒には糖質がたくさん含まれています。
それだとジュースとお酒をいっぺんに飲んでいるのと変わりませんよね。
糖質をたくさん摂取すると血糖値が上がって脂肪を燃焼しにくくなります。
そのためダイエットには糖質0のお酒、もしくは蒸留酒が望ましいのです。
アルコールによるむくみ・体重増加の対策①
アルコールの悪い部分、つまり体重増加やむくみ、それらへの対策としてはあらかじめ水を飲んでおくことが大切です。
アルコールを分解するのに使われる大量の水を事前に摂取しておこうということです。
そしてアルコールより先ということが重要!
お酒を飲んでからの水分補給では、水分がアルコールの分解に間に合わないことがあります。
アルコールの分解に遅れることがないように、事前に水分補給するべきということです。
そうすることで身体は必要以上の水分を求めなくなり、むくみの原因となる余剰な水分を取りにくくなります。
水分補給の目安はコップ1杯(200ml)の水です。
アルコールの飲み方としては一気に飲むことは避けましょう。
少しずつ飲むのが良いです。
アルコールを大量に飲んでしまうと血中のアルコール濃度が高まって、肝臓は頑張ってアルコールを分解するのですが、それはつまり大量の水分を消費するということです。
そうなると急激に喉が乾いて、大量の水分補給をして、身体の水分が余ってむくみとなってしまいます。
よく言われるように、お酒はほどほどが良いということです。
具体的なお酒の目安としては、ビールなら中瓶1本、焼酎なら0.5合、日本酒なら1合です。
アルコールによるむくみ・体重増加の対策②
アルコールのお供であるおつまみは選択がとても大切。
居酒屋メニューにある高カロリーで濃い味付けは避けたほうが無難です。
それらおつまみはおいしいのですが身体に良くはありません。
高カロリーはいわずもがな、肥満や体重増加の原因になります。
濃い味付けだと塩分濃度が高いので、喉の渇きが強く、大量の水分補給をしてしまってむくみの原因になります。
おつまみは低カロリーで薄い味付けのものにしましょう。
枝豆、豆腐、サラダなどがオススメです。
睡眠時間も大切です。
理想は6時間以上です。
睡眠時間が不足していると、身体の回復が遅れてむくみが改善されません。
飲み会などで夜遅くまで飲むこともあるでしょうが、なるべく早く帰って睡眠時間を確保することを心がけましょう。
またお風呂に入って身体を温めることもオススメです。
身体が冷えると新陳代謝が鈍ってしまうので、入浴によって身体を温めましょう。
ぬるめのお風呂に20分くらい浸かっていると身体は十分に温まります。
ただしお酒を飲んでいると脱水症状が怖いので、入浴の前後にコップ1杯の水やお茶を飲むことを心がけてください。
対策をしたのに次の日むくみが・・そんな時の対処法!
昨夜は体重増加やむくみなんて気にせずにアルコールを飲んで、朝起きて鏡を見たら顔がむくんでいたなんてことがあると思います。
そのようなときのために、むくみ対策法をこれから紹介したいと思います。
まずは血行を良くしましょう。
温めたり冷やしたりすることで血流を改善できます。
時間があるならお風呂に入るのが一番です。
そして身体を温めては冷水を浴びることを繰り返して、血管を伸縮させて、血の巡りを良くしましょう。
時間がないなら蒸しタオルと冷たいタオルをむくみが気になる部分に交互に当てることでもいいですよ。
また利尿作用の高いものを飲みましょう。
水分の排泄を高めればそれだけむくみの原因が減ります。
水分の排出を高めるには、カリウムを摂取するか、カフェインを摂取すること。
飲み物だったら、ハトムギ茶、黒豆茶、ウーロン茶、コーヒー、紅茶、ハーブティー(中でもローズマリー)、青汁です。
食べ物だったら、梨、スイカ、バナナ、メロン、きゅうり、白菜、ゴボウ、切干大根、ジャガイモ、緑黄色野菜、とうもろこしがオススメです。
むくみ対策で楽しく飲み会したいですね!
いかがでしたか?
お酒による体重増加、むくみの原因は、おつまみに原因があるかもしれないって、とても驚きでした!
また、むくみの原因を知って、事前に自分で対策しておくことも大切ですね!
体重増加が気になる方は、お酒の席での暴飲暴食は控えるようにしてください!
また、毎日お酒を飲んでいる方は、休肝日を設けて、自分の身体を大切にしてくださいね。