またカレーで胃もたれ・・・年齢ではない原因は他にあった!

最終更新日:2024/04/29

カレーを美味しく食べた後に、胃もたれしてしまい気が滅入ってしまうことがありますよね?
しかし『よくあることだから・・・』と放置すると症状が悪化してしまうこともあります。
そこで今回は、なぜカレーを食べてから胃もたれしてしまうのか?!
その原因と解消方法をご紹介致します!

カレーで胃もたれする原因は?

カレーで胃もたれしたという経験、あなたには心当たりがありませんか?

実は、結構多くの人がカレーで胃もたれを起こしています。

その原因とは「動物性油脂」であると考えれます。

言葉にすると難しいですが、サラダ油やごま油のように植物から取れる油が「植物性油脂」であるのに対し、牛や豚といった動物のお肉が持つ油を「動物性油脂」だということを知っておけばすんなり頭に入ってきますね。

ほとんどすべてのカレーには、旨みを引き出すためにこの「動物性油脂」が含まれています。

しかも、一般的なカレールーのうち約40%から60%が動物性油脂。

そんな大量の油が胃に負担をかけて胃もたれを引き起こすというわけなんですね。

また、日本のカレーは粘り気が強いですが、その粘り気を出すために使用されている小麦粉も胃もたれの原因になり得ると言われています。

よって、カレーとは、その原材料の特性から胃もたれを引き起こしやすいものだと考えられるということですね。

カレー以外で胃もたれになる原因

ここで、カレー以外で胃もたれの原因となりがちなものを挙げていきたいと思います。

まずは焼肉などのコッテリした肉料理。

これは先に述べた通り、動物性油脂が胃もたれの原因となりやすいためです。

次にケーキやシュークリームなどの洋菓子。

たっぷり使われたクリームの油分と生地に含まれた大量の小麦粉が胃もたれを引き起こすというわけです。

それと意外なのがコーヒー。

コーヒーなんて油とも小麦粉とも無縁の飲み物がなぜ胃もたれを起こすの?

不思議に思われるかもしれませんが、コーヒーはカフェインを多く含んでおり、カフェインには胃液の分泌を促進させるという特性があります。

体調が良好な時にはそれで何の問題もないのですが、時にはこれが胃酸過多を引き起こしてしまい、それによって胃もたれになってしまう可能性があるのです。

胃もたれを避けたいのであれば、胃に負担をかけないために、こういったものを摂りすぎないように注意することが必要ですね。

カレー以外で胃もたれになる原因②

カレーの他に胃もたれの原因となるものはまだまだあります。

それはお酒。

お酒自体に胃もたれを引き起こしやすい原材料が使われているというわけではないのですが、お酒はアルコールの刺激が強いため、胃に負担を与える可能性が考えられるのです。
特に胃が空っぽの状態でお酒を飲むと、胃を痛めて翌日の胃もたれの原因となりやすいので気をつけましょう。

胃が弱いのにお酒を飲まなければいけない、という人はお酒の前に牛乳をコップ一杯飲んでおくことをオススメします。

牛乳はお腹に優しい上に胃に膜を張ってくれるので、お酒の刺激を和らげてくれるのです。

この働きによって胃を守ることと悪酔いしづらくなる効果が期待できますので、お酒で失敗した経験のある人はぜひ覚えておいてください。

脂っこいものも胃もたれの原因となりますが、その場合は食前に生野菜やフルーツを食べておくと胃もたれ予防になりますよ。

焼肉のお通しでよくキャベツが運ばれてくるのにはこういった理由が隠されているのかもしれません。

カレーで胃もたれした時の対処法

カレーが原因で胃もたれを引き起こしてしまった場合、まずは胃を休ませてあげることを考えましょう。

胃もたれとは胃が疲れてしまっていることの現れ。

それ以上酷使してしまえば、胃痛や胃潰瘍などの症状に発展していく可能性があるので危険です。

胃の消化機能が一時的に衰えてしまっているため、消化に悪いものを食べることを控えて、胃に刺激の強いものは口にせず、胃を労わってあげなければいけません。

とはいえ絶食をすることも身体によくないので、規則正しく三食、胃に優しいメニューを取り入れてください。

おかゆなどの病人食やスムージーなんかがオススメです。

スムージーの場合だとリンゴを入れるといいでしょう。

リンゴの持つクエン酸やリンゴ酸は消化を促し、疲れてしまった胃の機能を元気づけてくれるのです。

梅干しも同じくクエン酸が豊富に含まれているため、スムージーや食事に取り入れるといい効果が期待できます。

胃腸薬に含まれていることでお馴染みの「キャベジン」という成分が豊富に含まれたキャベツも胃の回復の強い味方ですので、スムージーの材料にいいですよ。

胃もたれを解消する過ごし方

胃に優しい食事以外にも、カレーが原因の胃もたれを解消するための過ごし方のポイントがあるのでここでご紹介しますね。

それは身体の右側が下になるような横向きの姿勢で寝るということ。

胃もたれが苦しいと寝転がりたくなりますが、この体勢が一番胃に優しいのです。

胃もたれを引き起こしている時は消化不良で胃の中にモノが停滞してしまいがち。

胃は身体の左側にあるので、右側を下にすれば重力の力を借りて胃の中のモノが流れていきやすくなるということなのです。

食後から時間が経ち胃が落ち着いたらお風呂に入りましょう。

胃が疲れている時にアツアツのお湯に浸かるとびっくりしていしまい負担がかかるので、ぬるめのお湯がベター。

入浴している間に胃のあたりを優しく手もみマッサージしてあげると、血の巡りがよくなるのと胃のツボが刺激されることで胃もたれ解消に繋がります。

胃だけでなく、身体全体がリラックスできるようにのんびりと過ごしてくださいね。

胃もたれしないカレーの作り方

胃もたれしないカレーを作ることができれば、胃の弱い家族などにも食べてもらえますし、自分でも気兼ねなく大好きなカレーを味わうことができますよね。

先に述べたようにカレーを食べて起こる胃もたれの原因とは、動物性油脂と小麦粉。

というわけで、この2つを極力使わないカレーを作ればいいということですね。

カレースパイスも控えめにすれば、からい物好きには物足りないかもしれませんが、胃に負担をかけずに済みます。

インドカレーは平気なのに日本のカレーで胃もたれを起こしやすい、という人は特に、小麦粉を使わないサラサラのカレーを作った方が胃もたれの防止になることでしょう。

胃もたれを避けるためとはいえ、さすがにスパイスから作るのは……という方は、とろろやオクラ、納豆などからどれか好きなものを取り入れたネバネバカレーをお試しあれ。

市販のカレールーを使っても、夏バテ解消でも有名なネバネバ食材に含まれる成分「ムチン」が胃を優しく守ってくれますよ。

胃もたれに負けないようにしましょう!

胃もたれを起こしてしまっては、せっかくの楽しい食事の時間も台無しになってしまいますよね。

私も、暴飲暴食や夜型の生活で寝不足になってしまうと胃もたれを起こします。

たかが胃もたれと侮らないで、悪化する前に早めに対処しましょう!

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