冬は温かい飲み物が飲みたくなりますよね。
朝起きた時や寝る前に、ココアやお湯、牛乳を飲みたくなる人や、実際に飲んでいるという人は多いのではないでしょうか。
そんなココアには、ダイエットや安眠の効果はあるのでしょうか。
また皆さんはココアは牛乳で割りますか?お湯で割りますか?
ココアはダイエットにオススメ!
ダイエットをしたいけれど、甘い物など間食を減らすことが難しいという人にはココアダイエットがオススメです。
ダイエットのためには間食を控える必要がありますが、食べたいものを我慢してストレスを溜めているとついドカ食いしてしまいがちになります。
また、いつもよりも甘いものを多く食べて自己嫌悪に陥り、更にストレスを溜めるという悪循環になりかねません。
なぜストレスがダイエットによくないのかというと、それは食欲を抑える自律神経のバランスを乱してしまうためです。
私たちの身体はストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンを分泌するのですが、このホルモンは脳にとって必要な栄養素を摂るよう身体に指示を出して脂肪を蓄えようと働きます。
ストレスが溜まって、お湯や牛乳を欲することはまずありません。
甘いものや脂っこいものが食べたくなるのは、このホルモンが影響しているというわけです。
ダイエットを成功させるためにはストレスを上手にコントロールする必要がありますが、そこで活躍するのが、そうココアです。
ココアに含まれる苦味成分「テオブロミン」は持続的に感情をコントロールしリラックスさせる効果があるほか、血行を良くしてくれる飲み物なのです。
テオブロミン以外にも、代謝を高めるカカオポリフェノールの効果により身体が温まるため冷え性の改善にも期待できます。
ココアに牛乳を加えてダイエット&快眠!
ココアダイエットは非常に簡単で、やり方はなんと朝と夜の食事の際にホットココアを1杯飲むだけ。
飲むタイミングは食前もしくは食間に、そして間食の代わりにココアを飲むのも効果的です。
ココアに含まれる「テオブロミン」の働きによって満腹感を得ることができ、無理せず食欲を抑えてダイエットを成功させることができます。
ココアには種類がありますが、痩せるためにはピュアココアを選ぶことがポイント。
ミルクや砂糖が含まれた普通のミルクココアではカロリーが高いだけでなく、身体を冷やしてしまうためダイエットにはオススメできません。
ピュアココアはお湯で割るだけでは苦く飲みにくいのですが、牛乳で割ることによって飲みやすくなります。
牛乳にはビタミンB1・B2・パントテン酸など糖質やたんぱく質・脂質の燃焼を助ける栄養素が多く含まれているため、カロリーというデメリットを上回るメリットがあるのが特徴です。
カルシウムの補給はイライラ予防にもつながり、はちみつを入れるとリラックスすることもできます。
はちみつは牛乳に含まれる「トリプトファン」の吸収を助けて快眠・リラックス効果が得られるので、ぜひココアと一緒に摂りたい成分です。
ココアを作るなら牛乳よりもお湯?
ココアを作る場合には、お湯と牛乳2つの方法があります。
味の好みにもよりますが、牛乳で作ったココアは味が濃くおいしい出来上がりになります。
全てお湯もしくは牛乳で作るのではなく、少量のお湯でココアを溶いて牛乳を足して作る、という作り方もありますね。
お湯だと味が薄すぎるが牛乳では濃すぎる、と感じる人にはこの作り方だとちょうどいい濃さに調節できるのでオススメです。
しかし、牛乳が苦手で全く飲めないという人がいるのも事実。
そういう人はお湯のみで作ることになるのでしょうが、お湯で作ったココアは苦みが強く感じられるのが特徴です。
甘いのが苦手、あるいはココアの苦みが好きだという人はお湯のみで作ってみるといいかもいいかもしれません。
もし、ダイエットのためにココアを作りたいと言うのであればお湯の方が向いています。というのも、牛乳にはリラックス効果がありますがお湯よりもカロリーが高くなってしまいがちだからです。
ココアダイエットの場合、食前にココアを飲んだり食事をココアに置き換えるなどして食欲を抑えることが目的なので、飲みすぎに注意すれば牛乳で飲んでも大丈夫です。
牛乳=ダメではない!
牛乳で溶いたココアがカロリーが高く駄目かというと、そうではありません。
実はダイエットに嬉しい効果がいくつもあるのです。
例えば、牛乳に含まれるカルシウムは体脂肪の減少につながると言われています。
その仕組みについて詳しくは解明されていないのですが、血中のカルシウム濃度が高まるとカルシウム調整ホルモン(副甲状腺ホルモン)などによって脂肪細胞内のカルシウム濃度が下がり、脂肪の合成が抑えられます。
脂肪の分解が促進されて体脂肪率が下がると考えられているのですが、他にもカルシウムには空腹感を和らげる効果もあります。
日常的に水分補給のために飲まれるものといえば、水やお湯、お茶などが挙げられると思いますが、ダイエットを手助けする飲み物としては牛乳が最適です。
というのも、タイミングを間違えなければ食べすぎや間食を防ぎ、1日の摂取カロリーを減らすことが可能になるのです。
ポイントは噛むようにゆっくりと飲むこと。
ただし、牛乳自体カロリーが高い飲み物なので、飲みすぎには注意が必要です。
お湯にもダイエット効果がある?
にわかには信じがたい話ですが、寝る前にお湯を飲むと2キロ痩せることができるということを知っていましたか?
努力を積み重ねることでダイエットは成功すると信じる人がほとんどでしょうが、無理をせずともダイエットは成功させることが可能なのです。
やり方は簡単で、コップ1杯のお湯をじっくりと時間をかけて飲むこと。
それだけで身体に負担をかけることなく、ちょっとした減量を成功させることができます。
なぜ寝る前にお湯を飲むだけで痩せるのかというと、それはお湯を飲むことで身体を温めることができるためです。
体温が上がり、内臓が温まると活動が活発になり、お通じが良くなります。
すると身体の中に溜まった余分な物質が出やすくなり、身体のむくみを取ることができるという訳です。
むくみの取れた体はスッキリとして、体重計に乗ってみなくても軽いと感じられるはずです。
ダイエットというと激しい運動などをイメージしがちですが、身体に溜まったものを出す排出系のダイエットも存在するのです。
あなたはココア牛乳とどちらを選びますか?
お湯飲みダイエットが効果的な理由
最近、女性のほとんどは冷え性になっている傾向があるようです。
冷え性になると身体は軽い低体温状態になり、身体の様々な機能が低下してしまいます。
ダイエットがなかなかうまくいかない、と悩む女性は少なくありませんがその理由の1つは冷え性にあると言ってもいいでしょう。
ダイエットを成功させるコツは、基礎代謝を上げて脂肪を燃焼させること。
基礎代謝とは身体が1日に必要とする燃焼カロリーを意味しますが、体温が高いほど燃焼エネルギーの量が増え、反対に体温が低いと量が少なくなります。
睡眠時、体温を下げて消費するエネルギーを抑えるように、体温とエネルギーの関係はダイエットの成功において非常に重要です。
ですが、冷え性になると身体全体の基礎代謝が下がって余計なエネルギーを燃やすことができなくなってしまいます。
寝る前にお湯を飲んで身体を温めるダイエットが効果的である理由も、身体の機能が低下している女性たちの身体を覚まさせることができるためでしょう。
冷え性を自覚しているのであれば、ココア牛乳よりもまずはお湯のみダイエットに挑戦してみるといいかもしれませんね。
お湯のかわりにお茶でもいいの?
お湯を飲むことによって、消化の力が上がるので、食べ物の消化を助けてくれます。
一方で、ウーロン茶などは、油を溶かしてくれるなど、体に良い成分も入っています。
でも、お茶には、ポリフェノールやカフェインなど、たくさんの成分が入っています。
これらが含まれているお茶を飲むと、腸や胃が働こうとし、体に負担がかかるのです。
またお茶は種類によって体に与える影響も違いますので、ダイエットにはお湯良いでしょう。