ダイエットを成功させるには寝る前のストレッチです。
現代には様々なダイエット方法が紹介されています。
しかし、途中で断念したりリバウンドしたりなど、長続きせず効果が得られないのが実情ではないでしょうか。
それを長続きさせるには、簡単であり効果を実感できることが大切です。
今回は、最も効果的で簡単な方法の理由を紐解きながら、皆様に実践していただけるストレッチダイエットを紹介していきます。
ストレッチがダイエットに効果がある理由
現代の日常生活では、パソコン作業などによる長時間の同一体位やストレスを感じやすい環境など、血行が滞り筋肉が固まりやすくなっています。
その結果、疲労物質と言われる老廃物が溜まり身体は冷えやすく、代謝の悪い身体となってしまいます。
代謝が悪いとカロリー消費もされにくいですから、結果的に太りやすいということになります。
そこでストレッチを取り入れると、血行が良くなり筋肉はほぐれていきます。
すると老廃物も溜まりにくくなり、血行が良くなると身体も温かくなるでしょう。
つまりストレッチを行うことで、身体を温めながらカロリー消費をしていることになります。
ストレッチを毎日行えば、常に血行が良い状態を保てるということですから、常に身体が温かい状態であると言えます。
こうして代謝が良くなり痩せにくい身体へシフトできれば、ダイエットの成功へと繋がるのです。
痩せたいという気持ちはあっても、ダイエット方法が辛かったり、痩せていってもその代償にストレスが発生したり、効果が目に見えなければ途中で諦めてしまうものです。
しかし、食事制限を特別に行わず、簡単で気分も良くなり健康的な身体に変わることができたら、習慣化に変わっていくのではないでしょうか。
身体の仕組みを踏まえ、ベストなタイミングでダイエットを取り入れれば、更に効率が良いのです。
後述で説明しますが、寝る前に行うのが更に効果が上がるということなのです。
寝る前のタイミングがダイエット成功へつながる理由
さて、寝る前が効果的である理由について解明していきましょう。
通常は帰宅して夜に入浴される方がほとんどではないでしょうか。
1つの理由として、入浴後で体が温まっており血行が良くなっていますので、更に効果が得られるということです。
2つめの理由は朝より夜の方が、体がしなやかであるということです。
1日中身体を動かした後ですので、柔らかくなっています。
朝の起床時では、筋肉は固くなっています。
つまり柔らかい状態からストレッチを行う方が、しなやかに筋肉をより伸ばすことができるからです。
3つめの理由として、自立神経の働きが関与していることです。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
この2つの神経が上手くバランスを取ることで、様々な身体の機能を司っています。
夜になると、体内時計によって基本的には副交感神経が優位に立ちます。
この副交感神経が働くと体は休む方向に向かい、筋肉は緩み、血管が拡張し血行が良くなるのです。
ですから、このタイミングでストレッチを行うことでダイエット効果が得られるということになります。
ダイエットを成功へ導く秘訣
これで、寝る前のストレッチがダイエットに効果を発揮する理由が分かりました。
しかし痩せられる理由が分かっていても、継続できなかったり誘惑に負けてしまっては話が始まりません。
この寝る前ストレッチダイエットには、他の効果もあるのです。
疲れにくい身体へ:
血行が悪く老廃物が溜まりやすかった身体は疲れやすいですが、血行が良くなることで老廃物を流れやすくし、必要な栄養分が届きやすくなることで疲労回復を担います。
睡眠不足解消:
寝る前にストレッチを行うことで、身体を温めてくれますから眠りにつきやすく、深部体温が高くなり深い睡眠を得ることができます。
こういった他にもうれしい効果があるのです。
日々行うことで、個人差はありますが翌朝の目覚めがスッキリとしてくるでしょう。
また普通に食事をしていても、体重が増えにくくなっていきます。
そういった効果を感じられると、多くの方はその先も継続して習慣に変わっていくのです。
習慣に変われば、もう大成功です。
憧れていたり、目標としていたお洋服を着られる日が近くなっていくでしょう。
寝る前ストレッチ(楽々背伸び)
ここからは寝る前ストレッチダイエット方法の紹介です。
とても簡単で、「これで本当に痩せるの?」と疑問に思うかもしれませんが、しっかりとした効果を示す理由もあります。
まずは楽々背伸びです。
背伸びを行うことで、首から背部の固まった筋肉がほぐれることにより、血行が良くなりますし、腹式呼吸を行うことで脂肪燃焼効果にも期待できます。
ではやってみましょう。
①両足を肩幅に広げます。
②踵を上げないように、両手を頭の上へ真っ直ぐ伸ばしていきます。
③両手を伸ばしている際は、腹式呼吸でゆっくりと息を吐きながら15を数えます。
④再び息をゆっくり吐きながら両手を戻します。
かなり簡単で手間もかかりませんが、毎日行えば身体に効果は表れます。
リラックス効果もありますので、寝る前に行うにはピッタリです。
寝る前ストレッチ(体幹ねじり)
次は体幹に効くストレッチです。
体幹をねじることで、代謝アップが期待できます。
痩せにくい身体作りに効果的です。
①両足を肩幅に開きます。
②両上肢の肘を90度の角度で胸の前で曲げます。
③曲げた両上肢を外側へ開きます。
⑤両上肢と首はぶれないようにして、後ろが見える角度まで体幹を左へ捻じります。
⑥⑤を5セット行います。
⑦両上肢を②の状態に戻し、次は右に体幹を捻じり5セット行います。
ポイントは後ろを見る時に首がぶれないことです。
体幹を捻じることで後ろが見えることが大切です。
寝る前に行えば、体幹の血行が良くなり身体が温まるでしょう。
この血行促進と代謝アップでダイエット効果が期待できます。
肩幅程度の場所しか必要としませんので、布団に入る前に布団の横で簡単に行えます。
寝る前のストレッチ(お月見のポーズ)
次は四肢の筋肉を伸ばして血流を良くストレッチです。
ポーズをとって数秒瞑想すれば、寝る前のリラックス効果にも期待できます。
温まったしなやかな身体で、1日の締めくくりのストレッチダイエットを行い良質な睡眠効果を得ましょう。
①布団の上で胡坐(あぐら)になります。
②右の大腿を膝を曲げた状態で外側へ開き、つま先を上向きになるようにし、右上肢の関節にかかるようにします。
③関節につま先をひっかけたまま、右手を頭の上の届くところまで伸ばしていきます。
④左手を右手のあるところに添えます。
⑤左右の上肢は痛みが出ない程度に、両手が頭の上へ置けるように伸ばします。
⑥視線を真正面にして背筋は伸ばしてください。
⑦このポーズでゆっくり息を吐きながら数を15まで数えます。
⑧手を外し、右のつま先を右上肢から外して①の状態へ戻します。
⑨次は左の大腿と左上肢で②~⑧まで行います。
いかがでしたでしょうか。
15を数えている間は、自分がなりたい姿や気分が良いことなどを思い描きながら数えてください。
身体が温まり気分が良くなって、ゆったりとした気持ちになれるでしょう。
太りにくい身体作りができるとダイエットは楽しくなる!
寝る前の5分かからない程のストレッチで、血行促進と代謝アップが得られて睡眠の質も上がります。
これを習慣化すれば、太りにくい身体に誰でもなれるのです。
健康的なダイエットで、毎日の楽しみが増えていくでしょう。
是非、今日から始めて効果を実感してみませんか?