背中が重いと感じる方は、普段どんな姿勢をしていますか?デスクワークでパソコンと向き合っていたり、自宅ではソファーでくつろいでいたりしていませんか?背中の筋肉は姿勢を保つために毎日頑張っています。崩れた姿勢は背中を硬くしてしまう、弱らせてしまう原因です。そうならないためには背中が緩んでしなやかに動かせるようになる簡単ストレッチ体操をやってください。今回は背中が気持ちよくなる簡単ストレッチ法をまとめたいと思います。
背中はどうして重くなるの?
背中にだるさや痛みを感じた時には、肝臓に異常が起きている可能性があるようです。
特に、背中の右側に痛みを感じた場合には要注意だと言います。肝臓は「沈黙の臓器」とも言われるくらいで、血液検査の数値に現れるようになった異常はすでにかなり進行している場合もあります。
背中にだるさや盛り上がりを感じた場合には、まずは添加物やアルコールの摂取を避けるなど、健康的な食生活をするように心がけてみましょう。どうしても辛い場合には、鍼灸院や病院などに相談してみると良いでしょう。
貧血の症状として、体のだるさが現れることがあります。その症状が、背中周辺に現れることもあるようです。
女性は生理で出血するために特に貧血になりやすいと言われています。また、妊娠中や授乳中にも貧血の症状は出やすいようです。また、貧血は重い病気の前兆である場合もありますので、症状を感じた時には、できれば病院を受診した方が安心です。
血流が悪くなっている場合、背中のこりと合わせて頭痛が発生する場合もあります。疲労の蓄積や自律神経失調症が根本的な原因となっている場合もあるようです。頭痛の他に、不眠や動悸、手足のしびれなどの症状が現れる場合もあるようです。
背中のだるさやこり自体は病気ではありませんが、放っておくと病気を引き起こすことがあります。
こうした症状を、軽いうちに改善しておくことは、病気の予防につながるとも言えるでしょう。
ストレッチ体操にはメリットがたくさん
①ダイエットの底上げ効果
ダイエットしたい時にはストレッチが有効です。代表的なストレッチである静的ストレッチは、じっとする動きが中心で、激しく脂肪燃焼を行えるわけではありません。
しかし、じっくりと筋肉を伸ばし、ほぐすことで、筋肉が動かしやすくなり、血行・代謝がアップ。有酸素運動や筋力トレーニングの効果もアップし、脂肪も燃焼しやすく出来ます。
ダイエットで重要なのは運動量と共に基礎代謝量です。何もしていなくてもカロリー消費を行える体力をつけるためにも、筋肉の動きが活発なことが重要になります。筋肉の伸び縮みをスムーズに行なえれば、運動効果も更にアップします。
②便秘や生理痛の解消に
お腹まわりには体の深い部分で働く「コアマッスル」が多くあります。
コアマッスルの働きが弱いと内臓をうまく支えられないため、姿勢が悪化します。歪んだ姿勢がさらに血管や筋肉を圧迫し、冷えやむくみを引き起こします。骨盤も歪むため、生理周期の乱れも起こりやすくなります。
体の体幹部までしっかりと効くストレッチを行うことで、弱いお腹まわりの筋肉を活発にし、つらい症状を解消することが出来ます。
また、ストレッチを行うことで緊張がほぐれ、リラックスできます。深い呼吸でぐっすり眠れるようになり、精神的なストレスを減少させる効果もあります。
便秘解消を目指してストレッチに取り組むのであれば、乳酸菌サプリを摂りながら行うと、より一層の効果を得られるのでオススメです。
③ボディラインが美しくなる
たとえ同じ体重でも、筋肉がある人とない人とではまったく印象が違います。柳のようなしなやかで柔らかい動きには、筋肉の働きが不可欠です。
しかし、筋力アップのトレーニングだけでは、ガチガチとした筋肉太りのイカツイ体つきになりかねません。ストレッチで筋肉を伸ばしてほぐすことで、女性らしく美しいボディラインを保つことが出来ます。
ストレッチはダイエットに健康に、見た目の美しさにとても重要な運動です。ストレッチで体が気持ちよく動けば、美容・健康効果も無理なく実感できます。早速ストレッチをはじめましょう!
④ケガの予防に効果的
お年寄りのケガの原因で多いのが「段差でのつまずき」や「階段からの転倒」です。これにも体の硬さが関係しています。体が硬いというのは、筋肉が動かしづらい状態です。
筋肉が動かしづらいままだと、「危ない!」と感じたときに、体がついていけません。結果、衝撃の大きいまま転倒したり、尻餅をついたりして、体に大ダメージを受けてしまいます。
ストレッチを続けることで、筋肉をいつも柔軟に保つことが出来、とっさの動きにも素早く反応できます。つまづいたり転んだりしてもダメージが少なく、回復しやすくなります。
⑤血行と代謝UPでイキイキ!
筋肉は体中の血行と新陳代謝を助けています。柔軟に伸び縮みする筋肉を保てれば、冷えやリウマチなどのつらい症状も和らぎます。
柔軟な筋肉は、体に溜まった老廃物を排泄し、栄養や酸素を送り届ける働きも助けます。ストレッチで筋肉をしなやかに保てれば、シミやシワ、脂肪のつきにくい若々しいスタイルをキープできます。疲れがたまりにくいため、いつでもイキイキと活動できます。
肩甲骨のストレッチ体操が背中に効く!
「肩甲骨」とは、私たちの背中にある肩と腕をつなぐ骨のこと。
肩甲骨の周辺には、首や肩、腕やお腹など、上半身を動かす筋肉が重なり合っています。そのため、肩甲骨の動きと、上半身の動きは連動しているといわれています。
つまり、肩甲骨の動きが悪くなると、上半身に不調が出やすくなるのですが、実は最近、肩甲骨が動きにくくなっている人が急増しているんです・・・!
パソコンを使っていると、姿勢が前かがみで固定されますよね。
その姿勢がずっと続くと、肩甲骨が動きにくくなってしまうんです。
また、スマートフォンも同じです。
スマートフォンの狭い画面をじーっと見ながら、指先で細かい動きを繰り返していると、肩甲骨がどんどん動きにくくなってしまいます。
肩甲骨が動きにくくなると、猫背になったり、肩こりが発症したり・・・。
それだけでなく、目が疲れやすくなったり、骨盤がゆがむことで腰痛を発症したり・・。上半身を中心にたくさんの不調が起きてしまうんです。
肩甲骨はがしストレッチは、椅子に座って行います。
特に道具などは必要ありません。
3分くらいでできる手軽なストレッチですので、仕事中のちょっとした休憩時間などに試してみてくださいね。
1 左右の肘を曲げて、手のひらをそれぞれの肩の上に置きます。
そして、その状態で肩を回します。
前回しを5回、後ろ回しを5回、おこなってください。
2 左右の肘を胸の高さで曲げます。
その状態から、両腕を横から真上に伸ばし、そして、腕を下ろします。
(※このとき、しっかりと胸を張り、背中を伸ばした状態でおこなってください。
背中が丸くなったり、前かがみにならないように注意しましょう)
3 次に、肘を曲げたまま、上体をひねっていきます。
左右それぞれ、ひねられるところまで、ひねってください。
ここまでで、1セットです。
これを3セット~5セット、おこなってください。
4 次に、両腕を後ろ手で組み、できるだけ腕を上げていきます。
(このときも、先ほどと同じように、しっかりと胸を張り、背中を伸ばした状態でおこなってください。
背中が丸くなったり、前かがみにならないように注意しましょう)
そして、そのまま上体を左右にひねります。
背中とお腹をいっしょにストレッチ体操
お腹を引き締めるには、インナーマッスルを鍛えることが大事なポイントです。
その方法として有効なのが、「腹式呼吸」と「ウォーキング」です。
まず、腹式呼吸の運動で有名なのが「スローブレス」といわれるものです。できるだけ長く息を吐きながら、お腹をへこませるという方法です。
これを行うことで、お腹に脂肪がつくのを予防してくれる効果があります。また、普段の生活の中での呼吸も意識して腹式呼吸にすることで、常に腹筋運動しているのと同じ状態になります。
ストレッチ方法はたくさんありますが、基本は「伸ばす」ことと「ひねる」ことが出来ているかがポイントです。
筋トレを行う前に、硬くなっている筋肉を柔らかくしてあげることで、筋トレの効果がより出やすくなります。
まずは背伸びをするように両手を伸ばして、頭の上で組みます.
その状態で左右に体を倒すことで、体の横部分がしっかり伸びていることがわかると思います。
次に「ひねり運動」です。
肩幅に脚を開いた状態で立ち、左右に体をひねる方法や、寝転んだ状態で、片膝を交差して反対側に倒す方法などがあります。また、立った状態でクルクルと腰を回す「骨盤運動」もお腹には有効なストレッチです。
いつでもどこでもストレッチ体操
「ストレッチ」は、年齢や性別に関係なく、誰でも簡単にできますし、時間や場所も選びません。
ストレッチの中でも、ストレッチ体操は特に気軽にできる方法であり、仕事の休憩時間や家事の合い間にできる、健康維持や気分転換に効果的な体操です。
では、ストレッチ体操にどんな効果があるのでしょうか?
「ストレッチ」といえば、「スポーツを行う前に運動選手が行うもの」というイメージがあるかもしれませんが、最近では「ダイエットにも効果がある」ということから、若い女性の間で注目を集めています。
「ストレッチ」には激しい動きはありませんから、子供からお年寄りまで、年代や性別を問わずに簡単に行うことが出来ます。
しかも、特に専門器具を必要としないので、自宅でも、いつでも、気軽に行うことができるのです。
「ストレッチ」の中でも、最も簡単なのものは「ストレッチ体操」です。
NHK等でも、たまにストレッチ体操を紹介する番組を放送することがありますが、簡単で効果的なストレッチとして人気を集めています。
仕事を始める前に行ったり、1日の始まりに行うと、気分を爽快にして、健康維持のために役立ちますから、習慣にしてみてはいかがでしょうか。
ストレッチ体操は楽しく続けましょう
ストレッチ体操を健康のためにやらなければならないと使命感をもって臨むと、ストレスになってしまいかねません。ですから、楽しみのひとつとして、続けていただきたいと思います。楽しいことなら、いつでもどこでもいつまでも続けられますよね。注意点としては、無理しない、呼吸を止めない、反動をつけないといったことだと思います。ゆったりと気持ちよく伸ばしていきましょう。