運動をした際に、肘に痛みが出ることありますよね。
バレーをしていて、スパイクやレシーブの際に痛みがある場合に考えられる「テニス肘」をご存知ですか?
テニス肘とは2種類あるのですが、バレーの場合外側の痛みの上腕骨上外側炎という症状かもしれません。
今回はテーピングの種類の紹介や痛みがある場合の注意点をご紹介していきたいと思います。
バレーなのにテニス肘?!テニス肘とは
テニス肘には、「バックハンドテニス肘」と「フォアハンドテニス肘」があります。
テニスをやっている方が最もなりやすい症状のため、通称”テニス肘”と呼ばれています。
正式には、外側が痛む方を「上腕骨外側上顆炎」内側が痛む方を「上腕骨内側上顆炎」と呼びます。
バックハンドテニス肘(以降、単にテニス肘)は、「上腕骨外側上顆炎」からも分かるように、腕の外側の筋肉や腱が炎症を起こすので痛みが出ます。
バックハンドストロークの際、ボールがラケットに当たる衝撃が、手首から伸びて肘に繋がる筋肉の付け根に負担を掛け発症に至ると言われています。
バレーボールで言えば、スパイクやサーブによるボールを打つ衝撃が同じように肘の筋肉の付け根に炎症を引き起こしてしまうのです。
ただ繰り返しで引き起こされる障害であれば、プロのバレーボール選手やテニス選手は皆同じ症状で悩まされているはずですよね。
そう考えると防ぐ手立てが必ずあるということですね。
テーピングをすると痛み緩和に効果があるので、後ほどご紹介します。
バレーでもなるテニス肘の原因とは
テニスやバレーなどのスポーツをしていないのに、腕の痛みが出るのは、バックハンドテニス肘です。
30代後半から50代によく見られます。
そこで、バックハンドテニス肘についてご紹介していきます。
バックハンドテニス肘は、「上腕骨外側上顆炎」からも分かるように、腕の外側の筋肉や腱が炎症を起こすので痛みが出ます。
手のひら側を下向きにしてカバンを持ち上げたりすると痛みが生じます。
ひどくなると、何もしていなくても痛みが出ます。
テニス肘は、腕や手首を使いすぎることが原因です。
テニスやバレーなどの腕を使うスポーツでなくても、普段の動作が原因で起こることもあります。
例えば、キーボードやマウスなどの操作です。
キーボードを叩くなどの動作は、負担が少ないように思っても、長時間続けると筋肉や腱が疲労して炎症を起こします。
また、料理、掃除、洗濯などの家事が、テニス肘を生じることがあります。
フライパンを振ったり、タオルや雑巾を絞ったり、掃除機を掛けたりする動きは、腕や手首にかなりの負担をかけているからです。
テーピングをすると痛みに効果があるので、後ほどご紹介します。
肘に痛みがある場合はバレーなどは控えましょう
肘の治療としては、まず痛みを感じる動きをしないようにしましょう。
治るまでは、安静にしてください。
PCやスマホが原因なら、使用時間を短くしましょう。
また、バレーやゴルフをする時にサポーターを付けたり、ストレッチなどの手技療法や物理療法で治療されます。
炎症を抑えるためには保存療法が基本ですが、症状が重いならステロイド注射を打つくこともあります。
大抵は保存療法で治りますが、痛みの強いときに治療をしていなかったら、治るまでに1年ほどかかることもあります。
なので早めの治療がポイントです。
保存療法だけでは効果がなく、生活に支障が出るなら、手術が必要になることもあります。
テニス肘は筋肉などが炎症を起こしているので、安静にして炎症を鎮めることが一番です。
でも、腕は使わないわけにはいかないので、なるべく使わないよう意識しましょう。
机に座ってパソコンを操作するときは、脇をしめて腕をなるべく体に近づけて座ってください。
体から離れてキーボードなどを操作すると、大きな負担がかかります。
タオルや雑巾を絞るときは、小指側に力を入れて絞りましょう。
また、テーピングを使うのもおすすめです。
テーピングを活用しましょう!
バレーの選手やバスケットの選手がテーピングを巻いて試合に臨んでいるのを見たことがありますよね。
テーピングは、肘の痛みを和らげる方法の一つです。
テーピングには4つの目的があります。
まず、怪我の予防です。
スポーツの種目やポジションで怪我をしやすい部位があります。
怪我が予想される部位を前もってテーピングで補強すれば、怪我が予防できます。
2つ目は怪我の再発防止として、怪我の回復過程や完治後に使用します。
一度怪我をしたら、癖になりやすいので、テーピングで患部への負担を軽くして怪我の再発を防ぐのです。
3つ目は、応急処置として怪我をしてすぐに、患部の安静のために治療で使います。
医師や専門家の指示に従ってくださいね。
最後に、プレー中の除痛です。
プレー中の痛みを少しでも取り除くためにテーピングで補強するのです。
テーピングはただ巻くだけでは効果がありません。
怪我の原因と状態によって、テーピングが適しているかを判断しないといけません。
目的、怪我の状態、部位、などでいろんなテーピングの巻き方があります。
使い方や巻き方を間違えると逆効果になることがあるので気をつけましょう。
肘のテーピングも、症状で巻き方が違ってきます。
医師や専門家の指示に従い、正しくテーピングしてくださいね。
テーピングの効果とは
一般的に、捻挫・脱臼・肉離れのときにテーピングを使います。
通常の範囲を超えて関節が動いたので、可動域に異常が起こっているので、テーピングで可動域を制限し、安定した動きに抑えます。
患部に負荷がかかりにくくなり、痛みを感じにくくなります。
怪我をしたら、筋肉・靭帯・腱などが弱くなります。
患部を補強すれば、怪我の再発や悪化が予防できます。
捻挫や肉離れをしたら、テーピングをすることが一般的です。
ただ、一時的な補強に使い、できるだけ早く病院に行くようにしてくださいね。
放置したり、スポーツを続けたりすると、症状が悪化します。
テーピングを過信するのはやめましょう。
あくまでも予防や保護のためで、治療ではありません。
怪我をしていると、患部に対する心配や再発を不安に感じることがあります。
1度怪我をした部位をかばうので、スポーツが楽しみにくくなる人もいます。
テーピングは以前に怪我をした部位を固定して補強するので、不安から解放されます。
もう一度スポーツを楽しみたい人は、テーピングを使うのをおすすめします。
バレーやテニスで肘の痛みを抱えている人にもおすすめです。
テーピング選びも大切です
キネシオロジーテープは、皮膚への刺激が少なく、薄い粘着力があります。
筋肉が動きやすくなり、マッサージと似た効果を得ることができます。
血流促進効果もあり、疼痛緩和や治癒が早まります。
キネシオロジーテープは、筋肉保護が目的です。
怪我が回復してきたら使用するので、バレーやテニスなどのスポーツをしながら完治したい人におすすめです。
粘着部分はアクリル系材料のため、皮膚に良いのですが、水や汗に弱いです。
厚めの布で伸縮性の高いハードタイプは、エラスティックテープです。
足首・膝・肩・肘などに使います。
関節をがっちり固定すると動きにくいので、エラスティックテープを使います。
伸縮性があるから動きやすいのです。
はがれる心配もありません。
粘着部分がシンナー系の材料なので、長時間使うとかぶれることがあります。
ソフトタイプのエラスティックテープを、テーピングを仕上げるときに使う人もいます。
ライトテープは、粘着力・固定力ともに弱いですが、薄手で伸縮性があります。
水や汗で浮きやすいテーピングを押さえ、はがれにくくするために使われることもあります。
ホワイトテープは、しっかり固定したいときに使います。
筋肉や関節を動かないようにします。
また、応急処置にもよく使われます。
色んな部位に対応するテーピングです。
テーピングによるかぶれを防ぐために、アンダーラップで皮膚を保護することもあります。
痛みが酷いときは安静に!
いかがでしたか?
バレーでもテニス肘になるなんて名前だけ聞いたら変な感じですよね!
肘の外側を痛めたときにテニス肘や野球肘など言うようですね。
バレーでも、スパイクやレシーブなど腕を激しく使うスポーツですし、痛みが出てしまったら病院で診察を受けて適切な治療をしてくださいね。