背骨はいくつもの骨が重なっています。
骨と骨の間にあるクッションが椎間板です。
背骨ぶは多くの骨があることが分かりますね。
ヘルニアとは臓器の位置が元の場所から突起した状態を言います。
ヘルニアになると症状によっては動くこと困難になったりするんですね。
今回は、ヘルニアによる痛みを和らげる方法について解説していきましょう。
椎間板ヘルニアによる痛みを和らげる方法①
この時期雨も多く、腰が痛いなんていう方も多いのではないでしょうか。
今回は、椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法について、紹介していきます。
方法1:安静にする
痛みが出てきた初期は、とにかく安静にする必要があります。
また、初期は椎間板の周囲の筋肉も炎症を起こしていることが多いので、炎症を冷やしつつ安静にしておくことがポイントです。
コルセットを使うと、首や腰を固定することができるので、安静にしておく上では非常に良い方法です。
方法2:ストレッチをする
初期は痛みが強いので、上述のとおりまずは安静にしましょう。
ただ、あまり長い期間安静にしていると、筋肉が弱ってしまって悪化することが多いので、痛みが引いてきたら、ストレッチをして、筋肉を刺激してあげましょう。
ヘルニアに聞くストレッチはいろいろと種類がありますので調べてみてください。
方法3:鍼灸治療
鍼灸で痛みの強い部分のツボを刺激して、痛みを緩和していきます。
刺激といっても、筋肉の疲労を回復したり、固くなった筋肉をほぐしたりすることが目的です。
これにより患部の血流もよくなるので、さらに痛みの解消に役立ちます。
方法4:手術
上述の3つの方法を試しても全く改善しない場合は、手術を検討したほうが良さそうです。
手術は何種類かありますが、中には日帰りで終わるものもあるので、整形外科のお医者さんと相談して決めていきましょう。
椎間板ヘルニアによる痛みを和らげる方法②
症状の軽い腰椎椎間板ヘルニアは、発症してから数日で多くの方が痛みを和らげることができます。
ただ、痛みがあるうちは、マッサージなどで刺激しないようにしましょう。
とにかく初期は、安静にしておくことが1番重要です。
そして動けるようになったら、病院や治療院に必ず行きましょう。
というのも、何度も繰り返し症状が出ていると、知らない間にひどくなってしまっている場合が多いからです。
また、病院に行けば、鎮痛剤(おそらくろロキソニン)を処方してもらえるので、だいぶ楽になります。
※症状がひどい方は、痛み止めの注射になる場合もあります。
ただ、これでヘルニアが治ったわけではないので、安心しすぎないようにしましょう。
安静にして、薬で痛みを抑えれば、だいぶ楽になっていると思います。
その場合は、カイロなどで患部を温めながら、前屈などしてストレッチをしましょう。
また、腰のヘルニアには腹筋も大きく影響します。
最初は通常の腹筋ではなく、負荷の低い方法で腹筋を鍛えていくことをおすすめします。
焦らずじっくり、筋肉量を増やしていきましょう。
ヘルニアの痛みで眠れない!そんな時の対処法!
椎間板ヘルニアになると、寝ているだけでもかなりの痛みがあるかと思います。
これは、ちょっと姿勢を変えるだけでも背骨が動くので、神経が圧迫されるからです。
今回は寝るときに痛みを和らげるポイントについて紹介します。
1. 痛みを和らげる睡眠時の体勢
ヘルニアのときは、仰向けか横向きで寝るようにしましょう。
うつ伏せは全身にかかる負担が大きいのでもってのほかです。
ただ、仰向けも寝具の硬さなどによっっては負担が大きいこともあるので、横向きがおすすめです。
2. 枕を工夫する
少しずれても、高さが変わらないような枕を選ぶことがポイントです。
といっても、そんな枕がすぐ見つかるわけでもないと思いますので、タオルを使います。
タオルを巻いたり、重ねたりしながら、自分にあった高さに調節します。
高さだけでなく、横幅も広くできると尚良いです。
3. その他のポイント
ちょっとした工夫で楽になる場合があるので、試してみましょう。
・横向きで寝る時には、股関節と膝を曲げて寝ます。
膝と膝の間にクッションなどを挟むととても楽です。
・腰周りにバスタオルを巻きます。
これで腰の高さが一定になります。
膝を少し立て寝ると楽な場合もあります。
ヘルニアの痛みは筋トレで和らげる!?
腰椎椎間板ヘルニアの方は、腰の骨に負担がかかることで、椎間板が押しつぶされ、神経が圧迫されてしまっています。
なので、腰にかかる負担を減らすことが痛みを和らげる方法となります。
具体的にどんなことをするかというと、お腹部分のインナーマッスルを鍛えることです。
インナーマッスルは表面の筋肉ではなく、骨の近くにある筋肉です。
コルセットを付けたことがある方はわかると思いますが、コルセットをつけるとすごく楽になって痛みも減りませんでしたか?
インナーマッスルはコルセットの代わりとなって、しっかり腰を支える役割を持ちます。
なので、インナーマッスルを鍛えれば、コルセットをしなくても腰への負担が少なくなるのです。
ただ、注意点がいくつかあります。
腹筋を鍛えると言うと、仰向けに寝た姿勢から体を起き上がらせる方法をイメージする方が多いのではないでしょうか。
あれは、腰に対する負荷が高く、腰椎椎間板ヘルニアの方には向いていません。
ヘルニアの症状を悪化させる危険性があるので、トレーニングをする際はしっかり調べてから実施してください。
ヘルニアに効果的な筋トレ方法
腰椎椎間板ヘルニアの方は、痛みを和らげるために腰のインナーマッスルをしっかり鍛えて予防していきましょう。
インナーマッスルのトレーニンぐ方法を紹介していきますので、参考にしてください。
※ 弱い負荷でも痛みを感じる場合は、筋トレの負荷で症状が悪化する場合もあるので、専門医に相談してから実施してください。
※いずれも10回1セットとして、1日3セットを目安に行いましょう。
初級編:腹式呼吸
1. 床に仰向けに寝て、両手をお腹の上にのせます。
2. しっかり息を吸ってから、ゆっくり吐きます。
お腹に力を入れながら、背中で床を押すようなイメージです。
お腹全体に力が入っていることを意識しながらやります。
中級編:腹筋運動
1. 床に仰向けに寝て、両ひざを立てて、両手をお腹の上にのせます。
2. しっかり息を吸ってから、ゆっくり吐きます。
この際、頭を3cm ほど浮かせるのがポイントです。
お腹全体に力が入っていることを意識しながらやります。
上級編:体幹バランス運動
1. 床に四つ這いになります。
2. しっかり息を吸ってから、右手と左足(もしくは、左手と右足)を前方へ伸ばします。
3. ゆっくり息を吐きながら姿勢を維持します。
お腹全体・背中・お尻に力が入っていることを意識しながらやります。
ヘルニアの痛み
ヘルニアの痛みは、急性期のうちは患部を冷やしながら安静にしているのが基本的な対処法になります。
決して無理はしないでくださいね。
痛みを和らげることが出来たら、ストレッチや筋トレで必要な筋肉を鍛えたり、少しでも楽な姿勢で体への負担を分散させるよう心掛けましょう。
整骨院や整体院の治療技術はその病院によって様々なので慎重におこなうといいでしょう。