リラクゼーションとマッサージの違いを詳しく比較しよう

最終更新日:2024/02/10

リラクゼーションとマッサージは今はほとんど同じ意味合いで使われています。
でも実際は大きな違いがあります。
違いを知ることで自分が本当に必要とするカラダメンテナンス場所が見つかるかもしれません。
今回はこの二つの違いについてまとめてみました。

リラクゼーションとマッサージの違い

まずはマッサージの定義を知りましょう。
『マッサージ』という言葉を使っていいのは、実はあん摩マッサージ指圧師なのはご存知でしたか?
省略してマッサージ師とも呼ばれますが、国家資格を取得した人のことを指します。
あん摩マッサージ指圧師の国家資格は通信教育や短期資格取得コースなどでは取ることはできず、あん摩マッサージ指圧師を養成するための専門学校に3年間通わなければ国家試験を受験することが出来ません。
200時間分、講習や実習を受けて初めて、国家試験を受ける権利が与えられるのです。
そして国家試験に受かるとあん摩マッサージ指圧師の資格が得られます。
マッサージとは人の身体に触れ、皮膚をさすったり、なでたり、揉んだり、指圧をしたりすることですが、こういった行為は本来あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得した人しか法律上はできないことになっています。

次にリラクゼーションの定義を知りましょう。
「リラクゼーションサロンでも同じようなことをやってもらっている」
と思う人も多いことでしょう。
しかしリラクゼーションサロンの目的は「症状改善ではなく、あくまでも疲れているお客様に対して癒しの場を提供している」という立場でやっています。
そういう立場でないと法律違反になってしまうのです。
だから『マッサージ』という言葉は使ってはいけないと強く指導されるのが当たり前なのです。
さらに『治療』『腰痛が治る』『改善する』などの言葉は使ってはいけないのです。
これは国家資格ではない、セラピスト、整体師、カイロプラクター、ヨガインストラクターなどにも当てはまります。もしもこれらに携わる方々が先のような言葉を使っていたら業界の最低限の決まりを知らないということからあまり信用しないほうが良いかもしれません。
つまり、マッサージは怪我や症状の治療目的で国家資格保持者のみ行える行為で、リラクゼーションは癒しを目的としているということを理解しましょう。

本当のマッサージはどこで受けられる

治療目的で人の体を触ることができるのは、国家資格保持者のみだということを理解しておきましょう。これにはちゃんとした法律があり、国に認められた資格と言うことです。治療を目的として開業することを許されている国家資格とは、柔道整復師、鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師の4つしかありません。
この中で、法律の中に正式にマッサージという文言が入っているのは、あん摩マッサージ指圧師だけなのです。
ただし、柔道整復師は後療法として手技による治療が認められていますし、はり師きゅう師も前揉法や後揉法など患部を揉む行為自体は許されていますので、広い意味で人の体を揉む行為は許されていると考えても良いでしょう。決してマッサージという表現は使ってはいけませんが。
最初に説明しましたが、国家資格は、3年間は専門学校や大学で学び、そして国家試験に受からないといけません。ですから整骨院、接骨院、鍼灸院、あん摩マッサージ指圧院といったような名前でやっている院長は間違いなく国家資格保持者と考えて間違いないでしょう。本当の意味でのマッサージを受けられるのは、あん摩マッサージ指圧院といった看板を出している治療院だということをご理解ください。

違いがハッキリ!リラクゼーションの種類

リラクゼーションにもたくさんの種類がありますよね。

ボディケア

ボディケアといっても、オイルを使い肌に直接触れるオイルトリートメントと洋服の上からマッサージのようなことをするものとに分けられます。
実際は洋服の上からできる手法をとっているリラクゼーション店が大部分です。
つまりお客様に一番求められることといって過言ではないでしょう。
肩こり、腰痛、足が重だるい、全身疲労などといった悩みを抱えてる人が施術を受けます。

リフレクソロジー・足つぼ

足裏を指で刺激しオイルやパウダーを使って施術します。
反射区と呼ばれる足裏と体内の状態のつながりを理解している必要があります。
専門でやっているところから、ボディケアに加えて、リフレクソロジーや足つぼも取り入れているサロンも多いです。

アロマトリートメント

アロマオイルを使用したオイルトリートメントで、手、足、全身まで優しくトリートメントします。
アロマの精油を使いますので、香りとぬくもりでさらなるリラックス効果を高められます。

タイ古式マッサージ

『二人でするヨガ』とも呼ばれるタイ古式マッサージはセラピストがサポートしながら自分では伸ばしきれない筋肉をストレッチできます。
かなりアクロバティックな技もありますので、かなりのストレッチ感が得られます。

リラクゼーションが流行る理由はなぜ

何といっても安い、長い、癒しが得られるといった理由が考えられます。
とにかく安くて長く揉んでもらえるのはクイックマッサージです。
もちろん治療行為ではなく癒し要素が強いので肩こりや腰痛などを解消することは目指していません。ただゆっくり長く揉みほぐすだけです。

とにかく極上の気持ちよさを味わいたいという目的の方へのオススメランキングは
1位リラクゼーション 2位クイックマッサージ 3位整体院

3位に整体院を入れていますが、1位、2位との差は大きく各段にこの目的を叶えてくれます。もちろん根本解決ではなくその場限りの気持ち良さです。
しかし、それでもそんな気持ち良さを味わいたい方にはリラクゼーションサロンがオススメです。身体の気持ち良さはもちろんのこと、視覚、嗅覚、聴覚など様々な角度からトータルで癒しを追求したサロン作りをしているところが多いです。
それだけ現代社会はストレスが蔓延していて、癒しが求められているということなのでしょうね。

マッサージもリラクゼーションも相性次第

気になったら、まずは電話をしてみましょう。
インターネット社会である現代は、お店のホームページから簡単に予約ができてしまいます。しかし、ホームページだけでは分からない施術者との相性、お店の雰囲気を知るためには、実際に声を聞いて話をしてみることが一番です。
言葉使いや言い方である程度、性格は想像できます。会話を通じてきっと人柄がわかるはずです。不思議と電話で好印象だった場合、実際に会っても好感を持てる方が多いのではないでしょうか?
ホームページを見て、好みや目的が合致するのか判断しましょう。そして、当然自分の求めるメニューがあり、価格や時間も見合っているのか確認してください。サロン内の様子の画像がたくさんあるとより、雰囲気をイメージしやすいですよね。
さらにブログや口コミがあれば、そちらも目を通しましょう。ブログの内容はお店の色がよく表されます。また、口コミは良いものだけでなく悪いものまでしっかりと載せていることも重要です。悪いものだけ削除していいものだけを載せているのもどうかと思います。
スタッフ紹介などがあって、気になる方がいれば指名してみるのも良いかもしれません。また自宅や会社など生活圏からなるべく近いサロンを選んでください。
評判が良いサロンに気合いを入れて遠方まで足を運ぶのもありですが、移動は意外と疲れます。せっかくサロンで癒されても、帰り道でまた疲れてしまったら元も子もありません。

まとめ【リラクゼーションとマッサージの違いを詳しく比較しよう】

マッサージは法律上は国家資格者のみに許される行為です。しかし、今は当たり前のようにマッサージという言葉や文字がはびこっています。行為自体が似ていても、目的が治療ではなく癒しであれば、似たようなことをしてよいというのが現在のルールなのです。自分の目的と合致して、自己責任のもと納得し癒しを得ようとするのです。
今回マッサージの定義を理解された方は、是非今後はリラクゼーションとマッサージを使い分けられるようにしていってくださいね。

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