ルナベルの副作用の不正出血とルナベルの正しい用法・用量!

最終更新日:2024/02/16

ルナベルの服用は、重い生理や、月経困難症の辛さが緩和される目的のために使用されています。
実際にルナベルを服用している女性の方は沢山いらっしゃると思います。
ルナベルとはどんな薬なの?
ルナベルの副作用の不正出血等についてと、ルナベルの正しい用法・用量についてご説明させて頂きます。

ルナベルとは?

ルナベルとは女性ホルモンを少しだけ含んでいる薬の名称のことです。

これを飲むと、分泌される女性ホルモンの量を控えめにする効果をもたらします。

すると生理が軽くなるので、月経困難症の症状も緩和されるのです。

病巣の働きも落ち着くので、子宮内膜症にかかっている人は悪化防止にも役立ちますよ。
しかしあくまでも一時的に和らげるためのものなので、完治は出来ません。

ルナベルは低容量ピルというEP配合剤に分類されます。

成分は普通の避妊薬と変わりませんが、このたび月経困難症への治療に、保険として使える薬であると認められました。

服用すると妊娠中の時と同じことが身体に起こるので、別名を「偽妊娠療法」と言われています。

決して強い薬ではありませんが、副作用も強くないので治療期間が長くなっても大丈夫でしょう。

月経困難症を改善する重要なポイントはノルエチステロンです。

もうひとつ、エチニルエストラジオールという薬もあるのですが、こちらは不正出血を減らしてくれるものの、血栓症や乳ガンにかかりやすいというデメリットを持っています。
このことからエチニルエストラジオールを使うなら、なるべく少ない量にするようにと言われています。

ルナベル服用による不正出血量増加などの副作用とは?

ルナベルを飲み始めたばかりの頃は不正出血が起こりやすくなっています。

服用した人のうち、8割以上に現れると言えるので、そこまで驚く必要はありません。

同時に吐き気や頭痛、乳房の痛みなども感じることがあります。

これらは全てホルモンの変化によるものなので、身体が慣れてくればだんだん治まってきます。

なお不正出血に関しては、飲み忘れた時にも起こります。

副作用も不正出血の量が増えたりするくらいなのでそんなに重くはありません。

しかし稀に血管が詰まり、血栓症を引き起こすことがあるので気を付けて下さい。

前兆と思しき症状にはいろんなものがありますが、特に危険なものは手足やふくらはぎに痛みや痺れを感じたり、視力が一気に落ちたり、目や胸、頭が痛むといった症状です。

この他にも会話がおぼつかなくなったり、むくみやにきびといった症状もあるので、疑わしいと思ったらすぐに病院へ行きましょう。

発生する確率は非常に低いですが、長い間使っていると、乳ガンや子宮頸ガンにかかりやすくなると言われています。

気になるようなら自主的に病院で検査を受けましょう。

不正出血がいつまで経っても終わる気配が見えなければ子宮ガンを疑って下さい。

頻度としては半年か、年に一度は検診を受けると良いでしょう。

ルナベルの用法・用量を守ろう

ルナベルは28日間をひとつの周期とした上で、シートを作っています。

副作用として出血することがありますが、これは服用者の大半が経験する不正出血というものなので、心配しなくても大丈夫です。

29日目からは新しいシートの錠剤を飲むようにして、後はこれを繰り返すだけです。

薬を飲む時間帯はあらかじめ決めておきましょう。

そしてもし飲み忘れた場合はすぐに飲み忘れの分を飲んで下さい。

前日に飲み忘れていたら、そのことに気付いた時にすぐ飲んで、いつもの時間になったらその日の分を飲みます。

つまり1日に2錠摂取するわけです。

これはあくまでも飲み忘れた際の対処法です。

基本的に必要以上の量を飲んではいけません。

パッケージに記載されているやり方に従えば良いのですが、医師から飲み方と回数を指示されていたら、そちらを優先して下さい。

ルナベルを使っている間は煙草を吸ってはいけません。

また妊娠中の人は使わないで下さい。

赤ちゃんをすでに産んだ後なら構いませんが、母乳は与えないようにしましょう。

2週間ほど出血がない場合は妊娠している可能性があります。

直ちに医師や薬剤師に伝えましょう。

ルナベルが治療薬!月経困難症とは?

女性である限り避けられないものが「生理」です。

生理の出血量や生理痛の度合いには個人差がありますが、人によっては日常生活すらまともに送れなくなるくらいの症状に見舞われることもあるようです。

これを「月経困難症」と言います。

起き上がることも困難な痛みを伴うこともあれば、症状が重すぎて学校や会社には行かれなくなることもあります。

一番多いのは下腹部の強烈な痛みでしょうか。

生理を迎えた初日かその翌日くらいにが痛みのピークとなりやすく、会社や学校を欠席する人も珍しくありません。

この他にも頭や腰の痛み、吐き気、貧血、全身のだるさ、やる気が出ないなどといった症状があります。

あまりの辛さに不安感を覚える人も多く、精神のバランスが崩れてしまう人もいるようです。

また月経困難症が長引いていると、知らない間に子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が進行していることもあるので、気力があれば病院へ行って診てもらうことをおすすめします。
いざとなったら救急車を呼ぶなり、家に人がいれば家族に手伝ってもらいましょう。

ルナベルが治療薬として使われることも多いので、医師に色々と聞いてみると良いですよ。

なおルナベルを使うと関係のない時に出血することがありますが、これは不正出血と呼ばれる副作用なので気にする必要はありません。

消退出血とは?気になる不正出血量!

ルナベルを服用すると不正出血が起こりますが、もうひとつ「消退出血」というものがあります。

これはエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が何らかの理由によって減ってしまい、子宮の内側を覆う膜が剥がれて血が出ることを指しています。

生理の仕組みもこれと同じなので、子宮の内膜が剥がれるというのは珍しいことではありません。

ただし呼び名が紛らわしいため、生理による出血はそのまま「生理」、ピルを飲んだことで起きる出血を「消退出血」というように呼び分けています。

消退出血は生理の他にも、排卵期に起こる排卵出血の可能性があります。

これは3日ほどで治まるため、放置して構いません。

ピルを飲んでいる時は、飲まない期間中に入った2~5日後に、生理とほぼ同じ量の消退出血が見られます。

緊急避難ピルの場合は3日~3週間後とだいぶ間が空く上に、量も少なめです。

消退出血があるということは妊娠している可能性はありません。

ですが3週間経っても何もなければ、内膜が剥がれていないことが考えられるので、妊娠しているかどうかを病院で調べてみて下さい。

消退出血と不正出血は違う!

ルナベルを飲むと不正出血が起こります。

この不正出血と消退出血の違いが分からないという意見が多いので、今回はそれについて詳しく見ていきたいと思います。

月経や排卵日以外に出血している場合は「不正出血」です。

気が付かないうちに大きな病気が進行しているかもしれないので、早めに病院へ行って下さい。

不正出血であるかを判断するには普段から基礎体温を測っておくことが大事です。

生理周期を把握しておけば、不安になることはありません。

どんな些細なことが重要な事実に繋がっているのか分からないので、時期や量などが少しでも変だと感じたら、すぐに婦人科を訪ねましょう。

消退出血に関する質問や、ピルを飲んだらどうなるかなども聞いておくと役立ちますよ。
消退出血は生理中やピルの服用中などが原因で、女性ホルモンが減ることで発生します。
言い替えればそれ以外の出血は全て不正出血であるとも言えます。

このことを頭に入れておくと、どちらの出血なのかを見極めやすいかと思われます。

ルナベルと上手に付き合おう!

辛い月経困難症の治療に、ルナベルはかかせませんね。

副作用の一つでもある不正出血は、ルナベル服用影響に限らず子宮頸がんや子宮がんなどでも起こります。

病気が隠れていることもあるので、おかしいと思ったら医療機関へ受診して下さい。

ルナベルにも色々な副作用がある事を念頭に置き、上手に付き合って辛い月経困難症を乗り切りましょう!

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