背中の張りを解消するにはマッサージが一番効果的なの?

最終更新日:2024/01/20

背中が張っていると感じ、誰かにマッサージしてほしい、自分で何かマッサージの代わりにできることはないですか?と、ご来店されたお客様からお声かけいただきます。
なかなか背中は自分ではどうにもできない場所ですよね。
今回は、マッサージよりも効果がある、自分でできる簡単なストレッチの紹介と、背中が張ってしまう原因を解説したいと思います。

マッサージでは解消できない背中の張りが起きる原因①

<外に出てしまった背骨を身体の中に戻そう>
お客様で背中が張っているという方で多いのが背中が丸まってしまっている方です。
身体の構造のお話になりますが、みなさん背骨って横からみるとどのような湾曲をしているか知っていますか?
実は、私たちの身体の中にある背骨はゆるいカーブを描くS字になっているのです。
S字の状態が本来背骨のあるべき形になるわけです。ではみなさんの背骨はどうなっているでしょうか?
きちんとS字は描けていますか??丸まってS字が崩れていませんか??
このS字が崩れ、背骨が丸まってしまうことにより、背骨が本来のあるべき位置に無い状態が続きます。
そうすると神経、筋肉、骨は本来あるべき位置に無いことになりますよね。
神経、筋肉、骨が、本来あるべき位置にないと、背中に張りを感じたり他の部分にも支障が起きてしまうのです。

マッサージでは解消できない背中の張りが起きる原因②

<柔軟性不足が原因?>
日ごろ仕事や家事や育児などで忙しく、疲れ果てた身体をそのままにしてしまっている方、もしくは身体のケアを行いたくてもケアの時間を割くことができない方もいると思います。そう言った方に多いのが筋肉の柔軟性が不足しているということです。
柔軟性が不足しているということは、筋肉の性質である伸びたり縮んだりすることがしづらい状態が起きてきますね。
伸びることも縮むこともできない状態で動こうとしてしまうことで、身体に違和感を感じてきます。
ある程度の柔軟性があれば、背中に感じる違和感はなくなり動かしにくい状態もなくなってくると考えられます。
背中だけの柔軟性ではなく周りの筋肉の柔軟性を上げていけたら、もっとスムーズに動かしやすくなり、違和感はなくなってくるはずなのです。

マッサージでは解消できない背中の張りが起きる原因③

<内臓にもストレッチをいれよう>
私たちの身体には内臓が詰まっていますね。内臓は私たちの身体にとってとても大切な役割をしています。
背中が張ることに大きく関係していると考えられる臓器は、肝臓と胃です。
カラダラボにご来店される方でも肝臓と胃の疲労から背中が張ってしまう方が多いです。
それではなぜ、肝臓と胃なのでしょうか?どういうことが考えられると思いますか?

肝臓は、身体の中に入ってきた飲食物からいるものといらないものに分けて、エネルギーを生産・貯蔵をし、毒素を分解してくれる役割をしています。
例えば、コンビニやスーパーのお弁当や菓子パンなどに含まれている食品添加物にはもともと身体には全くもって必要のない物質がたくさん入っています。身体が必要ないと判断し、添加物=毒の分解をしてくれるのが肝臓です。(毒は添加物だけとは限りません。)
そして、肝臓が弱りやすい時期というのが春です。春は新たな環境になる方が多い季節でストレスを感じやすくなる季節です。ストレスを受け止めてくれるのも肝臓の役割なのです。このようなことから肝臓にストレスがかかってくると、肝臓が疲れてしまい硬く大きくなってしまいます。そうすると、背中が張ってきてしまいます。

胃は、食べたものを消化してくれる役割をしているのは皆さん知っていますね?
食べ物を粥状にして、小腸に食べ物を送り出します。
食べ過ぎたり胃に負担がかかりやすい食べ物を食べると胃は消化するために頑張って動きます。完全に消化するまでに3時間はかかると言われています。食べ物によって異なりますが、消化しにくい食べ物や、量が多いほど胃は働き続けます。
胃が疲労を感じれば、肝臓同様に胃も硬くなり腫れてきてしまいます。
内臓も筋肉同様に疲労を感じ硬くなってきてしまうのです。

そこで3つの原因を解消するための方法を次に紹介させていただきます!

マッサージいらず!自分でできる簡単背中のストレッチ

<背骨を身体の中に埋め込むストレッチ>
1 仰向けで寝ましょう
 (身体でアルファベットのエックスを作ります)
2 拳を作ったらそのまま上に突き伸ばしましょう
3 かかとは遠くに突き出しましょう
 (エックスの状態で伸びていきましょう)
4 腹式呼吸を入れていきましょう
 (鼻から息を吸ったらお腹を風船のように膨らましましょう。
  風船の中の空気を口からふーっと吐き出しましょう)
5 息をふーっと吐くときにエックスの状態で伸びていきましょう
6 10回を目安に伸びを続けていきましょう

<背中の柔軟性アップストレッチ>
1 四つん這いになりましょう
2 おへそを覗き込むようにして猫のように丸くなりましょう
  (肩甲骨を外に外に引き離していきましょう)
3 天井を見上げるように上を向きながら、肩甲骨を背骨の中心に寄せましょう
  (みぞおちを床に突き出すイメージです)
4 この動作は10回を目安に繰り返していきましょう

<内臓にも効くストレッチ>
1 うつ伏せになり手をあごの下に置きましょう
2 両足を揃えたら、両膝を曲げましょう
  (足はしっかりとくっつけて下さい)
3 両膝を重ねたまま右側に倒していきましょう
4 3を左右交互に10回を目安に行っていきましょう

これらのストレッチは毎日行っていただきたいです。
ストレッチは筋肉や内臓の柔軟性を上げるためだけではなく、本来の身体の使い方、神経・筋肉・骨の正しい位置を思い出させるのに、有効的な手段です。
ストレッチを毎日行っていただきたい理由は、日常生活を行っているとどうしても元に戻ろうとする働きがでてきて、せっかく正しい位置や感覚を覚えてきても間が空けば、残念ながらすぐに元に戻ります。
正しい位置、正しい身体の使い方をできるだけ身体に覚え込ませるために、できるだけ毎日ストレッチを行っていただくことが必要になってきます。

マッサージよりストレッチを進める理由

マッサージに行ってもみほぐしてもらっているときって気持ち良いけど、終わった後は重だるい感じがしたことがある方もいるかと思います。そして、何よりすぐ元に戻ってしまいませんか?

筋肉をもみほぐすという行為は筋繊維の破壊、筋肉を弛ませてしまう原因になってしまいます。

筋肉には伸びたり縮んだりする作用がありますが、凝り固まってしまった筋肉は伸びたり縮んだりすることができなくなってきている状態です。
このような状態の筋肉を揉みほしてしまうと筋繊維も破壊してしまうし、もみほぐされた筋肉はたるんでしまうのです。

筋肉は使えば使うほど柔らかくなるという性質があります。
ストレッチで筋肉を使っていただき、筋肉を柔らかくしていただきたいのです。
慣れない頃は最初筋肉痛が出てしまう方もいますが、それは今まで使いたかった筋肉を使っていなかった証拠です。
しっかりと使わなければいけない筋肉を、身体の構造に合わせて使っていただきたいです。そして、筋肉の柔らかさを取り戻し、骨、筋肉、神経を正しい位置に戻していただくために、ストレッチをしていただきたいのです。

まとめ【背中の張りを解消するにはマッサージが必要?】

背中の張りだけではなく症状が起きる原因として、姿勢の崩れ・柔軟性不足・内臓疲労と様々な面から症状が出てきてしまいます。これらはマッサージをするよりも食事やストレッチで改善されるものが多くあります。
カラダラボでは、スタッフがお客様のお身体の状態に合わせてコースの選択から、ストレッチのご案内までさせていただきます。
コンディショニングとストレッチでお身体の状態を上げていきましょう。

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