ダイエット目的でウォーキングを始めようと思っているけど、脚に筋肉が付いて太くなるって聞いた。
ウォーキングしてもなかなか脚が細くならない・・・脂肪が落ちて筋肉になるから余計に太くなっているかも。
色々な情報が錯綜しているために、試す前に止めてしまっている人も多いのではないでしょうか。
またその逆に1人の話のみを鵜呑みにしてしまっている人も・・・
ウォーキングで脚の筋肉は付くのかどうか。1つの意見として参考にしてみて下さい。
ウォーキングのときに使う筋肉は?
ダイエットや健康のために、ウォーキングをしている方、または始めようとしている方は、多いと思います。
私は車社会の地域に住んでいますが、老若男女問わず歩いている方を多く見かけます。
歩くことは良いことですので、継続していって欲しいです。
しかし、中には変な風に歩いていて、あれは大丈夫かな?と思う方も見受けられます。
体に良いウォーキングも体の使い方を上手くしないと、変な筋肉の付き方をすることがあります。長く歩いている人ほど注意したいところです。
普段当たり前のように歩いていますが、いざ「痩せよう」「健康のために」と意気込んでウォーキングを始めると、意識しすぎて力が入り、筋肉に過度な緊張を与えてしまうことがあります。
脚痩せを目的としている方は、脚の筋肉をどう使った方が良いなど、意識して変な歩き方になっていませんか?
1歩出すときに、全身の筋肉を使って動いています。
足だけしか使っていないと思う方は、早歩きしてみましょう。
足を速く動かそうとして、背中全体が動いているのが分かると思います。
さらに、走るとなると、腕の振りも入ってくるはずです。
このように、ヒトは1歩出すだけでも、全身の筋肉が連鎖して動いているのです。
ということで、ウォーキングのときに使う筋肉は、全身となります。
ウォーキング時に使いたい脚の筋肉
ウォーキングで全身使うなら脚痩せとか出来ないじゃないか。と思うかもしれませんが、体の使い方をちゃんとしていれば、自然と細くなってくるはずです。
体の使い方の説明は後ほど致します。まずは、ウォーキングの時に使いたい脚の筋肉を説明致します。
足と脚。漢字が違うと示す箇所が変わります。
「足」と書くと、くるぶしから先ということになります。
「脚」と書くと、足全体ということになります。
ややこしいですが、この表現に則り、足全体の筋肉ということで説明致します。
まずは、脚がどこから生えているかということがポイントになります。
股関節から生えていると思う方が大半かと思いますが、違います。
脚は肋骨の下、腰の部分から生えています。
腰からの部分の人体の深いところに大腰筋(だいようきん)という筋肉があります。
大腰筋は腰から太ももにかけて付いていて、脚を動かすときに作用します。
脚は腰から生えていて、歩くときは腰の奥の部分から動いていると思って足を出すのと、股関節から出すのとでは、体感も見た目も変わってきます。
大腰筋を意識して歩くようにすると、脚の筋肉の連鎖が変わってきます。
太ももの内側にある筋肉の内転筋群や脛にある前脛骨筋(ぜんけいこつきん)などが作用し、脚がほっそりしやすくなります。
ふくらはぎをスラッと長くみえるようにしたい場合は、それなりのトレーニングが必要になってきます。
ウォーキングをする時の体の使い方
今度は、体の使い方です。
体の使い方と言ってもそこまで難しいものではありません。
肩甲骨を後ろ回しして歩いてみましょう。
肩甲骨を動かすことで、脚がスムーズに出やすくなり、体のラインも綺麗になります。
なぜ肩甲骨を動かすのかというと、人間は進化して二足歩行になりましたが、その前までは四足歩行でした。
四足歩行のときの前脚は、現在の腕にあたります。
動物が歩くときの動きを思い出してみましょう。
ネコ科の動物が一番わかりやすいので、猫やチーターの歩き方で考えてみましょう。
動画などで確認して頂くと良いのですが、
歩くときに前脚の付け根がとても動いているのが分かると思います。
前脚の付け根は、人間でいうところの肩甲骨になります。
人間だから肩甲骨の動きは関係ないと思う方は、肩甲骨を一切動かさず走ってみましょう。どれだけ肩甲骨と脚の動きが連動しているか分かると思います。
また、大腰筋を意識して歩こうとすると、肩甲骨を後ろ回しにする方がスムーズに動けます。
始めは肩甲骨を大きく動かしながら歩き、肩甲骨と大腰筋を意識する歩き方に慣れていきましょう。
ウォーキング後は脚の筋肉をケア!
ウォーキングの筋肉のケアやは必ず行なうようにしましょう。
自分で簡単に出来るケアといえば、ストレッチです。
ストレッチは、筋肉の柔軟性を上げるだけでなく、やり方次第でトレーニングにもなります。
重いものを持って行なうトレーニングでは、その動きの後に柔軟性が上がったと感じることはほとんどありませんが、このストレッチとトレーニングを同時に行なうやり方では、筋肉は確かに使ったのに、柔らかくなっているという不思議な状態になります。
このストレッチとトレーニングは、店舗で体験して頂く方が、しっかりとお伝え出来るので良いと思います。
ウォーキングやランニング、筋トレなどをする方で、ストレッチもちゃんとしているという方は、残念ながらとても少ないです。
ストレッチは、筋肉の柔軟性を上げ、体に溜まった老廃物を流してくれます。
ウォーキングの後にストレッチをしていない人は、筋肉が硬くなって、老廃物の流れが悪くなり、脚がむくんでしまい、痩せにくくなっている可能性があります。
前屈や開脚などでも良いので、ストレッチを動く前後にするように心掛けましょう。
肩甲骨をしっかり動かす歩き方になると、肩周りから背中のストレッチも必要になります。
背中や肩甲骨周りのストレッチは、猫や犬が伸びをするときのポーズをするとストレッチが入ってきます。
ストレッチにもウォーキング前後10分ずつくらい時間をかけるようにしましょう。
筋肉以外で脚が太くなることがあります
先ほど少しお話しましたが、老廃物が溜まりやすくなると、脚がむくみます。
むくみはストレッチ不足でも起きてきますが、食事が悪いことにより、むくみがでます。
むくみやすいのは、お菓子や清涼飲料水などで、特に甘いものを好んで食べている人は気を付けましょう。
また、ファストフードが好きな人も注意が必要です。
ウォーキングもストレッチもしているのに、なかなか脚が細くならないという人は、こういった食生活に陥っている可能性があります。
また、こういった食生活をしていた人には、ストレッチがとても有効になってきますので、ウォーキングよりもストレッチに時間をかける方が良いでしょう。
食事なんか関係ないと思う方は、1ヵ月でどちらの方が体重を増やせそうか考えてみましょう。
①1ヵ月毎日筋トレ。食事は普通
②運動もせずに、1ヵ月焼肉やアイスなど好きなものを食べ続ける
ほとんどの方が、②と答えるでしょう。
なんとなくでも、②の方が太りそうと思うでしょう。
それだけ、食事というのは体にとてつもない変化を与えるのです。
中には、食べても太らないという方もいますが、血管や内臓などに影響が出ていたり、慢性的な症状をもっていることがあります。
和食中心の生活に切り替えて、旬の食材を出来るだけ多く取り入れていきましょう。
ウソ?本当?ウォーキングをすると脚に筋肉が付いて太くなる まとめ
ウォーキングをすることはとても良いことです。
歩く機会が減っている方は特にオススメです。
毎日5時間とか歩いたりしない限り、まず太くなることはないと思います。
1時間のウォーキングで脚が太くなったという方は、筋肉が付きやすかったり、必要な筋肉が足りていなかった方です。
見た目もそうですが、健康でいられることの方が重要だと思います。
健康的な生活をしていれば、太るということもまずないので、食事・運動を今一度見直して、綺麗な体、綺麗な脚を目指していきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。