左の背中に違和感が出たら注意が必要!あなたの体は大丈夫?

最終更新日:2023/12/01

日常生活で急に背中に違和感が出ることがあると思います。

変な姿勢が多かったから疲れかな?数日も経てば違和感もなくなるだろう。と思ってそのままにしていたら、なかなか違和感がなくなならない。

背中に急な違和感や痛みが出たら、注意が必要です。
特に左や真ん中の痛みは、内臓疾患などの疑いもありますので、
痛みが頻繁に続く、だんだん痛みが強くなってきたら、病院で検査をしましょう。

左の背中の違和感の原因と症状を解説していきます。

左の背中の違和感で考えられる病気

人体の左側には大切な内臓があります。背中の違和感や痛みの原因がハッキリしている場合は、大丈夫ですが、急に違和感や痛みを感じて持続しているようでしたら、内臓に何かしらの原因があるのかもしれません。

左側にある内臓ですと、主なもので心臓・胃・すい臓があります。

すい臓は胃の後ろにあり、長さは20cmほどの細長い形をしています。働きとしては、消化酵素とホルモンを分泌します。消化を助け血糖値のコントロールもします。

では、背中に痛みが出ることのある病気を紹介します。

◎心臓の病気

狭心症: 背中の左側からその下の部分にかけて痛みを感じることがあり、左の胸・肩・腕などにも痛みが出てきます。

心筋梗塞: 背中の痛みと胸に圧迫感のある激しい痛みを感じます。この症状では早く病院に行きましょう。

前兆として弱い痛みを数日前から感じる場合があります。

◎胃の病気

胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がん: 背中の痛みや、みぞおち付近や腹部の痛みを感じます。空腹時に痛みが出て、食事をすると痛みが治まります。空腹時に痛みを感じたら胃の病気を疑いましょう。

◎すい臓の病気

すい炎・すい臓がん: 背中の痛みと合わせて、黄色い痰が出たりみぞおちから左脇腹周辺に痛みを感じたりします。その他にも、吐き気や便秘、下痢といった症状が現れます。

以上のような病気が原因で違和感や痛みが出てきます。

背中の違和感は筋肉疲労からも出る

背中の筋肉が疲労すると、背中に痛みや違和感を感じる場合があります。

背中の筋肉が緊張した状態になってしまうと、筋肉が疲労して血液の流れが悪くなってしまうことによる違和感や痛みが出てきます。
長時間のデスクワークや車の運転、立ち仕事の方に多い症状です。

特に、デスクワークですと、そこまで体を動かさないので、体に負担が少ないと思いがちですが、姿勢が崩れていると体には大きな負担となっています。
姿勢の崩れが、背中の筋肉へ与える影響力はとても強いものですので、姿勢の崩れを感じたら、こまめに休憩を入れて、体を動かしてほぐすようにしましょう。

最初は背中に違和感を感じ、なんとなく重だるい感じや動かしたときに張りを感じたりします。
違和感を放置して何もしないでいると、徐々に痛みが出てきてしまいます。

違和感から痛みになってしまうと、改善するまでにも時間がかかってしまいますので、違和感を感じた時点で対処しましょう。

出来るなら、毎日背中のストレッチをすると良いでしょう。

左の背中に違和感を感じたら

背中に違和感を感じたり、痛みが出てきたら、まずは診察をしてもらいましょう。

痛みの出方によって、行く医療機関を変えると良いでしょう。

安静時では痛みが出ず、動いたりしていると背中に痛みや違和感が出る場合は、整形外科に行きましょう。

安静にしていても、動いていても背中に痛みや違和感が出る場合は、内臓疾患の可能性がありますので、病院の内科に行きましょう。
前述した症状に当てはまる痛みが出た場合は、速やかに救急車を呼びましょう。

どちらか分からない場合は、まず内科に行きましょう。

違和感や痛みを感じて、少しおかしいなと思ったら、かかりつけの医療機関があれば、そこにまずは行ってみましょう。
そして、痛みや違和感が出たのがいつなのか、どういった時に痛みや違和感が出るのかを説明するようにしましょう。

左には、胃がありますので、日頃から暴飲暴食や毎回満腹まで食べている方は、左の背中が張っていることが多いので、
心当たりのある方は、良く噛む・食事の量を減らすなど、食事の仕方を見直しましょう。

骨の影響で左の背中に違和感が出る

背骨の症状が原因で痛みが出てしてしまうことがあります。

背骨は横から見たときには、S字カーブを描き、後ろから見たときは、背中に対して真っ直ぐ頭から腰まで伸びています。
しかし、普段の姿勢が悪くなっていると、徐々に背骨周りの筋肉が硬くなって、前後左右に骨を引っ張るようになり、痛みが出てしてしまうことがあります。
痛みが出てくると、改善するのに時間がかかりますので、姿勢が悪い方は気をつけて下さい。

背骨に関する症状をいくつかご紹介します。

背骨周りの炎症や左右に引っ張られている症状で、脊椎後弯症(せきついこうわんしょう)、脊椎側弯症(せきついそくわんしょう)があります。

脊椎側弯症は、生まれつきで症状が出ている方もいらっしゃいます。
左右の肩や肋骨の高さに違いが出ている方は、脊椎側弯症の可能性があります。

加齢に伴い出てくる症状として、変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)というものがあります。

加齢から起きる症状ですので、日頃から軽い運動やストレッチなどをして、体を動かしましょう。

その他、骨の一部が飛び出る症状の椎間板ヘルニアがあります。
椎間板ヘルニアになると、場所によっては、腕や脚にしびれを出します。

これらの症状は、どれも姿勢の崩れからおきてくる症状ですので、
長時間のデスクワークや車の運転、立ち仕事の多い方、
変な姿勢で作業をすることが多い方は注意しましょう。

左の背中の違和感を解消しよう

背中のストレッチはどういうことをすればいいの?と疑問に思う方も多いと思いますので、1つですが背中のストレッチをご紹介します。

・うつ伏せで両手は顎の下です

・両足を揃えるようにしましょう

・両足を揃えたまま、両膝を90度に曲げてきましょう
※足の裏が天井に向くようにしましょう。

・両膝を揃えたまま、右側に倒れるところまで倒しましょう
(左の膝は床から離れても良いので、膝同士がくっついたまま動く。ということを意識して下さい)

・左の肘は、床に付けたままで行いましょう
(出来る方は左の胸を床に押さえ着けたまま行なってみましょう)

・反動を使わずゆっくりと戻し、反対側に倒しましょう

・右5回、左5回の計10回。気持ち良く伸びているくらいで行なってみましょう

※慣れてきた方は倒していくときに、息を吐いてみましょう。背中全体に、よりストレッチがかかってきます。

このストレッチでは、背中の筋肉だけではなく、内臓にも刺激が入ってきます。
左に倒したときには、胃と左の腎臓。
右に倒したときには、肝臓と右の腎臓に刺激が入ります。

飲み過ぎたり、食べ過ぎたりした次の日に行なうと、いつもより体が硬くなって、倒しにくくなっていたりします。ご自分の内臓の調子が分かる面白いストレッチです。

健康バロメーターとして毎日行なうのも面白いと思います。

左の背中に違和感が出たら注意が必要!あなたの体は大丈夫?まとめ

私自身、何名もの背中の違和感・痛みのあるという方を対応しておりますが、違和感でお越しになる方がとても少ないように感じます。

仕事に支障がないから放置していて、やがて痛みに変わり、我慢出来なくなって、ようやく病院や医院、整体を探す方が多いようです。

何度も書きましたが、痛みになってからですと、治るまで時間がかかることが多いので、違和感が2~3日続いたら、診察を受けるなどするようにしましょう。
その方が、時間もお金もかけずに済みますし、内臓疾患が早期発見できるかもしれません。

何をするにも体は資本ですので、大切にしていただきたいと強く思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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