朝起きるとなんだか体がスッキリしない…肩こりや腰痛もとれない…こんな生活もう嫌だ！このような考えの人は必読です！
睡眠時間は人生の３分の１は使うといわれています。そんな長い時間をお布団の上で過ごすのです。マットレスが原因で肩こりや腰痛がとれないことも十分ありえます。
長く付き合うマットレスの正しい選び方を、カラダラボ独自の視点から解説していきたいと思います。
肩こりと腰痛のどちらが気になりますか？
硬いもの・柔らかいもの・厚みのあるものないものなど、色々なマットレスがありますが、マットレスが合わないということは、悪い姿勢をキープしている状態と同じです。
「悪い姿勢」を１日８時間＝人生の３分の１キープし続けたとしたら、様々な症状に悩まされるのは至極当然のことです。
お体の状態によって合うマットレスは人それぞれで変わってきます。まずはご自身のお体の状態をチェックしてみましょう。
あなたは肩こりと腰痛、どちらが気になりますか？
肩こりのみ、腰痛のみの人は大丈夫ですが、両方とも気になるという人は、常に痛み・張りを感じるのは、肩と腰のどちらか。また、痛み・張りの度合いは肩と腰のどちらが強いかを確かめてみましょう。いまいちお体の状態がわからない人は、肩や腰を軽く回したりして、痛み・張りの強いほうを確認してみましょう。
肩こりと腰痛のどちらが気になるのかがハッキリしたら、肩こりと腰痛の気になるほう、そしてあなたのお体に合ったマットレスを選んでいきましょう！
肩こりを選んだ人のマットレス
睡眠中の肩こりの原因は、横向きに寝た時の寝姿勢が関係してきます。
原因として考えられるのは、お使いの枕が低すぎる、マットレスや敷布団が硬いということです。これらの寝具をお使いの場合、横向きに寝た時に、身体の下になった肩が圧迫されてしまいます。
お体に合わないマットレスに横向きで寝たとき、体の重みに圧迫された肩の血行が悪くなることで、肩周りの動きが悪くなり、起きた時に張りを感じるようになります。
また、圧迫の時間が長いと、痺れを引き起こすこともありますので、硬いマットレスで横向きに寝る際は注意しましょう。
横向きで寝た時の圧迫が軽減したら、四十肩・五十肩による関節の痛みがかなり軽減されたという報告もあります。
肩こりの人のマットレスを選ぶ基準ですが、横向きに寝た時、頭の位置が立っている時と同じ位置をキープ出来るようにしましょう。
また、肩峰（けんぽう）という肩に出っ張った骨がありますが、その骨が立っている時よりも前に出ないで、尚且つ、その下の腕が楽でいられる。そんなマットレスが良いと思われます。
体重差・筋量・骨格によって、お体に合うマットレスの硬さは変わりますので、一度お使いの枕の高さと合わせて体験して頂くのがベストです。
肩こりの人は、
頭の位置がキープ出来る。下の腕が楽。枕とも合わせる。
この３点を注意してお選び下さい。
腰痛を選んだ人のマットレス
人間が寝そべった時、「その人の全体重の44％」の荷重が腰にかかるのは有名な話です。
体重が100㎏の人だと44㎏、体重が60㎏の人だと26㎏の荷重が腰にかかります。
柔らかすぎるマットレスは、仰向けに寝た時の姿勢が、腰の曲がった「くの字型」になってしまいます。この状態は、腰にかなりの負担がかかっていて、腰の筋肉が常に緊張した状態になってしまい、筋肉が硬くなってきてしまいます。
この状態が続いているので、起きた時にも腰に痛み・張りが出てしまいます。
なら、硬い方が良いのでは？と思うかもしれません。
しかし、硬すぎるマットレスは腰とマットレスの間が浮いてしまい、これもまた腰の筋肉が緊張した状態になってしまいます。
腰痛の人のマットレスを選ぶ基準ですが、高反発マットレスをお選び頂くことがオススメです。
高反発マットレスは、全体重の44％が荷重する腰の負担を軽くしてくれます。
腰にかかる44％の圧力を全身に分散してくれるのです。その結果、正しい姿勢を保持でき、寝返りもうちやすくなります。
また、直立したときに、腰の反りが強い人やお尻の大きな人は、厚みのあるのものがオススメです。
腰痛の人は、
高反発。腰とマットレスの空間。厚さ。
この３点を注意してお選び下さい。
マットレス交換からいつ効果出る？
自分に合うマットレスが見つかったら、いつ効果が出るのかが気になるところです。
これは腰痛の人の体験談ですが、マットレスを交換してから多くの人が1週間で効果を感じたそうです。早い人で数日の内に効果が出るそうです。寝ているとき以外に原因のある人は長くてみて3ヵ月は効果が出るか試してみましょう。
起きたら肩こりや腰痛が気になるけど、動き始めると気にならなくなるという人は、数日で効果が出る可能性が高いので、一度お試し下さい。
動き始めても変わらないという人は、後述させて頂きますので、ご参照ください。
またマットレスの寿命は、長くて10年と言われています。
いくら体に合うからといって、寿命が過ぎたものを使い続けても、症状が出る原因になりますので、
・中央部分が凹んでいる
・背中にスプリングが当たる
・きしみ音がする
・マットレスの表地が破れている
・以前と比べて寝返りを打つ回数が増えた
上記のものが、出てきたら買い替え時ですので、またその時のお体に合ったマットレス選びをしましょう。
肩こり・腰痛を引き起こす他の原因
肩こり・腰痛を引き起こす原因は、マットレス以外にも沢山ありますが、2つ紹介していきます。
まず1つ目が、起きている時の姿勢の崩れです。
正しい姿勢を保持することにより、筋肉が正常に作用するので、症状は起きにくくなります。せっかく体に合ったマットレスに替えて、寝ている時の姿勢が良くなったのに、普段の生活で姿勢が崩れていたら、意味が無くなってしまいます。
普段の姿勢も良くいられるようにしましょう。
そして2つ目が、柔軟性の不足です。
柔軟性が不足してきますと、背筋を伸ばすのも大変になり、正しい姿勢がとれなくなってきます。
柔軟性を上げるためには、ストレッチを行ないましょう。
肩こりの人は、首をゆっくり回したり、肩を大きく回したりしてみましょう。
首も肩も後ろに大きく動かすことを意識して頂くと、より効果が増しますので、お試し下さい。
腰痛の人は、仰向けで、足は体育座りの形にして、左右に倒したりしましょう。
股関節周りの柔軟性を上げることも必要なので、開脚30秒キープなどで柔軟性を上げていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？
お体に合ったマットレスは見つかりそうでしょうか？
寝ている時間でも姿勢が崩れてしまうと、日常生活にも影響が出てきてしまいますので、良い姿勢がとれるマットレスを選びたいですね。
ただし、体の硬いという人は、マットレス以外にも問題を抱えていますので、ストレッチを1日5分でも、1種類でも良いので日常生活に取り入れてみましょう！
今回は「マットレス」というものでまとめました。正しい姿勢の取り方やストレッチのやり方などはまた別の機会に紹介できたらと思います。
マットレスを替えても変化が感じられないという人は一度、カラダラボにお越し下さいませ。
体の硬さが原因かもしれませんし、筋肉の使い方が悪いということもあります。
一緒に原因を探して、より良い生活を送れるようにしましょう！
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました！
