足がだるくなっていたり、沢山歩いた日は足裏をマッサージしたり、マッサージして欲しくなりますよね?足つぼマットを踏んだりなども。
そんな疲れた足裏を刺激したときに、思わず「痛っ!!」となるところがありますよね。痛い場所があると、「足裏だし、どこか悪いのかなぁ」と思うかもしれません。
足裏というと、ツボを考えるかもしれませんが、筋肉が硬くなっている場合もあります。
足裏の痛みを色々な角度からみていきましょう。
足裏のマッサージが痛い理由は?
冒頭でもお話しましたが、足裏のマッサージというと、足ツボと思う方もいるかと思いますが、そもそも足裏には、ツボ(経穴)と呼ばれるものは、1つしかありません。
湧泉(ゆうせん)という腎経のツボが、足の指をギュッと丸めたときに凹みが出来るところにあります。
その他のところを押すと痛みが出るのは、反射区と言われるものの影響と考えられることがあります。
反射区は、足裏全体が体の部位や内臓と間接的に繋がっており、足裏のここを押すと痛いのは、体のここが悪いからといった考え方になっています。
この反射区を考えるのも大切ですが、もっと単純に足裏の筋肉が張っていたり、硬くなっているから、マッサージされると痛みが出ると考えられると思います。
足裏に限らず、他の部位の筋肉でも、血液の流れが悪くなっているところを押されると、痛みが出ます。
足裏の痛い所のマッサージする前に
足裏の痛い所のマッサージの前に、効率良く出来るように、足裏のどこに筋肉が付いていて、どのような作用をするのかを大まかでいいので覚えましょう。
足裏の動きが出るときは、足の指をグーにするとき、反対の動きになるパーにするときでも足裏の筋肉は使います。
厳密にわけると、足の甲と裏でグーパーする筋肉は分かれますが、連動するので、今回は両方の動きに関わることとします。
この足裏の筋肉は、足の指からかかとにくっ付いています。
親指だけは、筋肉が別になっており、残りの人差し指から小指までの4本は一緒の筋肉よって動きます。
かかとでも、指先に近い方の内側のかかとに筋肉は付いています。
硬い方ではなく、柔らかい方のかかとを押すようにしましょう。
足裏の筋肉は、ふくらはぎと脛から伸びているものもあります。
なので、足裏のマッサージといっても、足裏だけマッサージするのではなく、ふくらはぎや脛もマッサージしましょう。
痛い所があるかもしれません。
足裏の痛い所のマッサージの仕方
足裏の痛い所のマッサージの仕方ですが、筋肉の解剖図などがあれば、それを参考にしながら行うのが一番分かりやすいのですが、簡単に説明致します。
①まずは、足の指先をつまんで、クリクリと回すようにしましょう。握り拳を作り、親指と人差し指の第二関節で挟むようにすると、やりやすいと思います。
②指をクリクリしたら、次は親指の付け根からかかとに向かって、押していきましょう。土踏まずの外側を押すようにします。親指の筋肉を押しましょう。
③人差し指~小指までの筋肉を押していきましょう。
人差し指の付け根の中心からそのままかかと方向に押しましょう。他の指も同様に、付け根の中心からかかと方向に押しましょう。
④足裏が終わったら、足の甲も押しましょう。
足の甲は、指の骨の間を押しましょう。足の甲には、多くのツボ(経穴)があるので、こちらもしっかりと押しましょう。
⑤ふくらはぎの筋肉を押しましょう。
アキレス腱は皆さんお分かりだと思います。アキレス腱からそのまま真っ直ぐ膝裏まで押していきましょう。
⑥ふくらはぎと脛骨の間を押しましょう。
ふくらはぎと脛骨の間にコリコリしているものがあったら、むくみなどの原因となりますので、よく押しましょう。
以上が、簡単ですが自分で出来る足のマッサージです。
1日だけではなく、毎日継続して押していきましょう。
足裏の痛い所をマッサージした後に
足裏の痛い所をマッサージした後は、ストレッチをしましょう。
足裏マッサージを受けたりして、足の状態が良くなったら、維持することが必要になります。
ストレッチを何種類かご紹介しますので、お試し下さい。
全て10回を目安に行ないましょう。
◎足の指のストレッチ
膝を伸ばし、足首を曲げた状態(つま先が天井に向いた状態)で両足のグーパーを繰り返しましょう。
単純な動きですが、グーパーをしっかり行なうことで、ストレッチがかかってきます。
◎足のストレッチ
「足の指のストレッチ」に足首の動きも付けます。
グーにしたときに、足首を伸ばし、パーにしたときは、足首を曲げましょう。
このストレッチの後に、左右で足の動きを変えて行なってみましょう。
右足:グーで足首伸ばす 左足:パーで足首曲げる
◎ふくらはぎのストレッチ
両足を伸ばしましょう。
膝を伸ばしたままでつま先を掴める方は、掴みましょう。
膝が曲がってしまう方は、つま先が掴めるところまで曲げても大丈夫です。
つま先を掴むことが大切です。
つま先を掴んだら、両つま先を右に向けましょう。
2~3秒キープしたら、左に向けましょう。
以上の3つを行なってみましょう。
足裏のマッサージの効果は
筋肉系で足裏の痛い所のマッサージを紹介しましたが、その効果は様々です。
今回のマッサージとストレッチは、筋肉とつぼ(経穴)を絡めています。
まずは単純に、筋肉が柔らかくなってくると、血行が良くなります。
血行が良くなると、
・むくみ解消
・冷え性改善
・疲れにくくなる
などの効果が出ます。
特に、足先の冷え性の改善に期待が出来ます。
足の指を動かす機会が少なくなっている方は、指先の血液の流れが悪くなっている可能性が高いので、指を動かすと温まります。
指のグーパーを沢山することで、足の甲にある経穴に刺激が入り、脚以外の症状も改善されることがあります。
むくみや冷え性は、経穴に刺激を入れることにより、早期改善が期待できます。
むくみが取れてくると、それだけで脚が細くなるので、無理なダイエットを行なう前に足裏のマッサージとストレッチを試してみると良いかもしれません。
足裏のケアの効果を高めるために
足裏のマッサージやストレッチを毎日していても、なかなか効果が出ないというときは、食事を見直しましょう。
まず、マッサージやストレッチの前後に、白湯か水を飲みましょう。
足裏の老廃物の固まりを流すので、老廃物を体外に出すことが大切になります。
白湯か水を飲み、汗や尿で体外に出しましょう。
むくみや冷え性のある方は、砂糖が多く含まれている食品はなるべく避けるようにしましょう。
砂糖が多いか分からないという方は、商品の原材料を見るようにしましょう。
先頭にあるものほど、含有量が多いので、砂糖が先頭にあるものは、避けましょう。
砂糖は、血液の流れを悪くしてしまうので、マッサージやストレッチが効果的でも、甘いものが大好きな方は、効果が薄いかほとんど出ない場合があります。
玉ねぎは、ピリッという辛さに、血液をサラサラにしてくれる成分があるので、ピリッと辛いくらいのもので食べると良いです。
それらと共に、天然塩を摂りましょう。天然塩がさらに症状改善の手助けをしてくれます。
足裏のマッサージされると痛い!これはどこが悪いの? まとめ
足裏の筋肉のマッサージという視点で、ご紹介しましたが、反射区の効果というは、もちろんあると思います。
まだ科学的には証明されていないようですが…
私は、腰痛が出やすいのですが、足裏をいじることで、腰痛が緩和することがあります。
人体はまだまだ解明されていないことが多いので、何でも試してみると良いかもしれません。
色々な情報が流れている今日では、自分自身で体験し、それが自分の体に効果があったのかを体感するのが一番良い方法だと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。