多くの人が1度は経験がある口内炎。
口内炎が口の中にできて、食べるのがつらかったり気になってつい触ってしまいなかなか治らないことも多いのではないでしょうか。
口内炎は年齢に関係なくできてしまいます、
今回は口内炎になってしまった時に病院?
でも、何科に行けばいいのか、薬は必要なのか、どうしたら口内炎が出来ずらくなるのかなど、以外に知らないことが多いので日頃の予防で出来ることはあるのかについて考えてみました。
口内炎は何科の病院に行ってどんな薬が出るの?
口内炎とは頬の内側の肉を噛んだり、体調不良の時などに口の中やその周辺が炎症を起こすことを指します。
歯茎に出来れば歯肉炎、舌なら舌炎、唇だと口唇炎、口の角は口角炎と、呼び名こそ部位によって分けられますが、どれも同じ症状です。
放っておけば治りますが、酷くなると痛みのあまり食事もままならなくなるため、その場合は病院へ行くことをおすすめします。
口内炎になると、歯科か皮膚科を訪ねる人が多いようです。
もちろん間違ってはいませんし、場合によっては口腔外科や内科でも受け付けてくれますが、専門としているのは耳鼻咽喉科とされています。
ですが全ての耳鼻咽喉科で治療可能というわけでもないようなので、あらかじめ口内炎を診てもらえるのか確かめておくと良いでしょう。
薬を使う場合は、塗り薬か貼り薬が主流です。
最適なのは唾液で取れてしまわない軟膏タイプでしょう。
病院で処方されるものは炎症を抑えるためのステロイド系が多く、よく出されるのはアフタゾロンやケナログなどです。
貼るタイプのものはアフタッチやアフタシールなどで、これらもやはりステロイド系に属します。
口内炎が出来たら病院に行って薬を飲まないとダメなの?
口の中をうっかり噛んでしまったり、体調が悪いと起こりやすいのが口内炎です。
しかし口内炎にもいくつかの種類があり、その中でも「アフタ性口内炎」と呼ばれるタイプは最も発症率が高いのです。
しかし特に治療らしい治療はする必要がなく、きちんと栄養を摂っていたり、規則正しい生活を送っていれば、1~2週間ほどで治ってしまいます。
そのため、ほとんどの人は口内炎を理由に病院を訪れることはないと言えます。
ですが一度治ってもすぐにまた新しいものが出来たり、何個も出来た上にいつまで経っても治る気配がなさそうなら、病院へ行って診てもらった方が良いかもしれません。
場合によっては薬を出してもらいましょう。
ただ病院で薬を処方してもらっても、絶対に飲まなければならないというわけではありません。
素直に飲んで治す人もいれば、結局飲まなかったけれど気が付いたら治っていたという人もいます。
余程痛みが酷かったり、食事などが摂りにくいと感じた時に服用すれば十分かと思われます。
口内炎は病院で出された薬を飲まないと人に移るの?
口内炎は一度に何個も出来る時もあれば、やっと治ったかと思ったらまた新しいものを発見することがよくあります。
こんな時、もしかして何処かから感染したのではないかと考えてしまったことはありませんか?
もし自分の口内炎が、誰かに感染してしまったら嫌ですよね。
そもそも口内炎とは感染するものなのでしょうか。
答えは「可能性はゼロではない」です。
種類によっては別の誰かが口内炎になってしまうかもしれません。
最も発症しやすい「アフタ性口内炎」は、口の中を噛んだり、睡眠やビタミンが足りなくなると、口内の常在菌が増えてしまい、炎症が起こります。
これは本人の口の中の状態が原因で引き起こされるため、例えば誰かとキスをしたとしても、うつってしまうことはありません。
しかしウィルスが原因の場合はそうとは言い切れません。
ヘルペスウィルス、カビ、カンジダ菌、手足口病、ヘルパンギーナなどの症状のひとつに「口内炎」が含まれているからです。
ヘルペスウィルスは主に子供が出来やすいと言われていますが、赤ちゃんの場合は親から感染することが多いと見なされています。
もしも心配でしたら、病院へ行って診察を受け、薬を処方してもらうと良いかもしれません。
病院に行かず薬も飲まないで子供の口内炎にいい食べ物は?
子供が口内炎になってしまった場合、小さいお子さんだと食事はおろか飲み物を飲むことさえ嫌がることがあるようです。
もしウィルス性のものだったなら、熱が出ることもあるので、栄養はもちろんですが水分補給は欠かせません。
アフタ性口内炎は発症する原因のひとつにビタミン不足が挙げられますので、ビタミンが豊富な食べ物を与えましょう。
食べやすくて、子供が好きそうなメニューは、ミルクを使ったポタージュなどでしょうか。
牛乳にはビタミンB2が多いと言われていますし、具材によっては他のビタミンも得られます。
味付けは塩辛くなりすぎないように、塩気を控えめにしてあげて下さい。
具は噛みやすく、さらに飲み込みやすいように、出来るだけ小さくしたり、細かく刻むといいでしょう。
ヨーグルトやプリン、ゼリーのように、つるりとした食感のものもおすすめです。
口内炎が出来ると、大人でさえも食事が億劫になります。
子供の場合は尚更でしょう。
お子さんが好きなものや、食べやすいものを中心としたメニューを用意してあげて下さい。
なかなか治らないようなら、病院へ行ったり、薬を使ってみることも考えましょう。
病院で出された口内炎の薬の口内炎パッチを飲み込んでしまったら
口内炎への対処法のひとつに「口内炎パッチ」という貼り薬があります。
錠剤のような見た目をしていて、患部に直接貼り付けます。
これだけでしばらくの間は痛みを軽減出来るという優れものです。
ただしこれは小さいため、誤って飲み込んでしまうということがたまに起こります。
その際、身体に何か悪い影響はないのでしょうか。
誤飲事故はさすがに笑えません。
結論から言うと「問題はありません」とのことです。
口内炎パッチは植物を原材料にしているため、害を及ぼすことはないそうです。
パッケージには「飲み込まないで下さい」という注意書きが記載されていますが、あれは効果をきちんと発揮するための正しい使い方を促しているだけで、飲み込むとまずいという注意喚起ではありません。
もし飲み込んでも、身体の中で分解されるか、排泄されるかのどちらかになるようです。
口の中の粘膜に塗り付けるタイプの薬も、飲み込まれることを想定した上で作っているそうです。
実は粘膜から取り込まれる薬は少しだけで、残りは唾液と一緒に体内へと入っていくのです。
そのため、市販されているものでも、病院から処方されたものでも、人体に異常が出ることはまずないので安心して下さい。
口内炎が舌にできたら病院や薬での治療は必要?
口内炎は口の中であればどこにでも出来る可能性があります。
その中でも、舌に出来ると食事や会話のたびに刺激を受け、痛みを感じてしまうので、非常に面倒臭いです。
特に舌の奥や根元、側面などは敏感なので、日常生活にも支障を来すかもしれません。
口内炎を治す時にはステロイドが入った塗り薬を用いることが多いのですが、舌の場合は唾液によってすぐに流れてしまい、また軟膏の味を直に感じてしまいます。
なのでうがい薬や塩水などで、こまめに口の中をゆすいだ方が効果的と言えるかもしれません。
口内炎の原因にはビタミンの不足も含まれるので、サプリメントで補うのも有効です。
舌に口内炎が出来た場合、ほとんどはアフタ性口内炎ですが、ガンという可能性も捨てきれません。
初期症状が似ているので、素人では判断することが難しいのですが、前者は周りが赤っぽく、後者はギザギザしていて硬いという判別方法があります。
口内炎がひとつでも出来るとそれだけでストレスが溜まってしまいます。
ですが口の中を清潔にしていれば、治療などはしなくても、自然と治っていきます。
通常なら1~2週間もあれば治りますが、それ以上経っても治るどころか緩和される気配もなければ病院へ行きましょう。
口の中を清潔に保ち、体力を改善することが大事!
口内炎は口の中が不衛生になったり、ストレスや食事の偏りによってビタミンなどが不足することが主に原因と考えられていますが、噛んでしまい傷から広がってしまう場合もあります。
症状が出たらすぐに処置をすることが大切で、口の中にいる細菌の繁殖を抑えて増殖をブロックすることで、口内炎の進行を防ぐことができ、炎症がひどくなる前に回復を促すことができます。
もし、薬などを塗るのに抵抗がある人は、口内炎に蜂蜜を塗るのもオススメです。
蜂蜜は殺菌作用が強く、鎮痛効果や炎症を抑える効果があります。