右目と左目で瞳の色が違うことを「オッドアイ」と言います。
よく猫や犬でみかけることはありますよね。
現実世界でもオッドアイを持つ人もいらっしゃいます。
オッドアイになる原因や治療法について紹介したいと思います。
また、オッドアイに憧れを持つ人も多いようなので、今回はオッドアイになる方法についてもお話していきたいと思います。
右目と左目の色が違うことについて
バイアイやオッドアイは、左右それぞれの目の色が違う虹彩異色を表す言葉として使用されることがあります。
片側だけが青い場合がもっとも多いようです。
これらの言葉は、動物に使用されることのほうが多いかもしれません。
犬や猫を飼っている方は良くご存じかもしれませんね。
また発症の確率も、人間より犬や猫に発症するほうが高いということです。
異色症(ヘテロクロミア)という単語のみで、虹彩の異常を言うことがあります。
日本では猫が、右目と左目で色が違うなら(黄色と青色)、金目銀目とも言いますね。
白猫に発症することがよくあり、青色の方は、聴覚障害も起こっていることがあるようです。
タイでは、カオマニー(白い宝石)と言い、目については、『ダイヤモンドの瞳』ととても奇麗な表現で言われていますね。
犬の場合、シベリアンハスキーに限っては、虹彩異常ではありません。
青い目になるように交配を繰り返されてきたからです。
右目と左目の色が違う「オッドアイ」原因は?人間でもなる?
虹彩異色症は、右目と左目、あるいは片方の虹彩の一部の色が変わることをいいます。
これは人間より犬や猫がよく発症すると先ほど説明しました。
オッドアイは、白人で0.06%、黄色人種で0.01%の確率で生じるようです。
オッドアイが生じる原因は、下記のようにいろいろとあります。
人間なら、先天的な特徴として生じたり、ワールデンブルグ症候群、まだら症などの遺伝子疾患、後天的にはホルネル症候群、虹彩毛様体炎、緑内障、あるいは事故によって虹彩が損傷するなどの原因で生じます。
先天性虹彩異色は、白人によく見られるようです。
虹彩異色毛様体炎などで、目の虹彩が違うこともあります。
猫がオッドアイになると、聴覚障害の併発もありますが、人間がオッドアイになっても聴覚障害の併発はありません。
そしてオッドアイだからといって特別視力が悪いとか、見えにくいといったことにはならず、治療しなければいけないものではないといえます。
昔はその目の色の違う人には不思議な力が宿る、神の使いだとか言われてたみたいです。
右目と左目の色が違うオッドアイの治療法とは?
ここでは右目と左目の色が違うオッドアイの治療法について、紹介します。
オッドアイの猫は、聴力に支障が出るのですが、人間がオッドアイになっても聴力に支障が出ることはないです。
また、視力への問題もないため、オッドアイの治療をしないといけない、というわけではありません。
目の色は、虹彩の色素量で決まるため、角膜に異常が出ることもありません。
また、今の医療では、オッドアイを治す方法がないのが現実です。
猫は、遺伝でオッドアイになることがありますが、人間は、遺伝でオッドアイになることはないようです。
先天的にオッドアイなら、治療は不必要です。
色素量が、右目と左目で違うだけなので、視力などには影響がないからです。
後天的な原因として、病気などが関係していることがよくあります。
そのため、その病気を治さなければなりません。
猫は、かなりの確率で、先天的にオッドアイで生まれてきます。
しかし、人間とは異なって、4割くらいの確率で視力に問題が生じます。
右目と左目の色が違うオッドアイになりたい!方法は?
右目と左目の色が違うオッドアイになる方法を紹介します。
最近は、オッドアイに憧れを持つ人がたくさんいます。
オッドアイになるには、カラーコンタクトを使うと誰でもオッドアイになれます。
しかしカラーコンタクトを使う以外にはオッドアイになる方法はないのです。
今までの説明でお分かりだと思いますが、オッドアイは遺伝子によって起こる、とても珍しい先天的な症状です。
手術などでできるものではないのです。
そのため、カラーコンタクトでオッドアイを楽しみましょう。
カラーコンタクトでオッドアイにするポイントを紹介します。
カラーコンタクトをつけるときは、大きさを確認してください。
左右の大きさが違ったり、左右のバランスが取れていなかったりすると、見た目がよくありません。
カラーコンタクトを買うときは、レンズのサイズをしっかりとチェックして、同じ大きさのレンズを買ってください。
それから、柄も確認しましょう。
片方は派手な柄で、片方はシンプルだと、見た目がおかしくなります。
カラーコンタクトには色々な柄がありますが、柄が合うものを選んでくださいね。
カラコンを使用する前にカラコンの基礎知識を知っておこう!
右目と左目の色が違う神秘的なオッドアイになりたくてカラーコンタクトを使う場合は、事前にカラーコンタクトについて知っておくことが大切です。
コンタクトレンズは、メガネと異なって、雰囲気を変えずに視野を広げることができます。
しかし、コンタクトレンズを使用すると、角膜に酸素や水分が行きにくくなるため、角膜に負担がかかってしまいます。
そのため、カラーコンタクトを買う際は、医療機関の検査を受けて、購入してからも定期的な検診や使用方法を守ってください。
カラーコンタクトは、元々はオッドアイの眼科的治療のために使われていました。
しかし、最近は、オシャレのために使われることが多いです。
カラーコンタクトをつけても視界の色が変わらないのは、瞳孔には色がついていないため視界が変わらずに目の色だけが変わるからです。
カラコンは、2種類の装着時間があります。
一般的な終日装用と数日間つけたままの連続装用です。
連続装用は、6日間が最長です。
連続装用は医師の指導がいるので、終日装用が人気ですね。
色が違うカラコンの使用で目の病気に注意!?
右目と左目の色が違うオッドアイに憧れたり、おしゃれのためにカラーコンタクトを使うときは、目の病気に気をつけてください。
角膜びらんになると、異物感、痛み、充血、などの症状があります。
また、角膜びらんに一度なると、再発することもあります。
再発性の角膜びらんになれば、症状はひどくなります。
角膜びらんは、乾燥すると角膜が傷付きやすくなるため、目の乾燥には注意してください。
カラコンを装着したまま眠るのは、目によくありません。
角膜びらんの可能性があれば、すぐに眼科に行きましょう。
症状が軽ければ、点眼薬で治ります。
症状がひどい場合は、眼軟膏を塗って眼帯することになります。
角膜びらんは、眼科で治療をすればすぐに治ります。
再発性でも、同じ治療法になります。
再発性でも、きちんと眼科へ通えば、そのうち再発しなくなります。
カラーコンタクトの使用時間や正しい使用方法を守りましょう。
そして、角膜びらんなどの病気を防止してください。
自然体が一番いいと思います!
オッドアイって神秘的で素敵だと思います。
しかし、オッドアイは障害の一つです。
悩んでいる方がいるのも事実でしょう。
憧れる方が多い理由もわかりますが、カラコンによるリスクを考えると少し不安を感じますよね。
人間、自然体でいることが、一番いいことなのでは?と思いませんか!