太ももの筋肉が突然痙攣!!その原因と病気の可能性&対処法

最終更新日:2023/10/17

みなさんは、特別何もしていないのに、太ももの筋肉が突然ピクピクと痙攣した経験はありませんか?
何事かと、とてもびっくりしますよね。
痛みを伴う場合は特に早く治したいものです。
今回は、太ももの筋肉が痙攣する原因や病気の可能性や対処法、太ももの筋肉の引き締めに効果的な筋トレもお伝えします!

太ももの筋肉が痙攣する原因

太ももの筋肉が痙攣する原因には、まず冷えや水分不足などによる血流が悪くなる事が挙げられます。

血流が悪くなるとグリコーゲンが必要な分だけ筋肉に行き渡らなくなる事で痙攣を起こしたりつったりすると言われています。

運動不足も大きな原因と言えます。

たとえば普段から運動をあまりされない方が急に全力で走ったりしますと太ももの筋肉がピクピク痙攣したりつったりする事があります。

これは急な負荷に筋肉がついていけずに起きています。

上記とは逆に運動のやりすぎも太ももの痙攣やつりの原因となります。

筋肉の使いすぎ・・・伸張と収縮を長時間継続させすぎると疲労から筋肉が誤動作を起こしてしまうためです。

また起床して起き上がろうとした際に太ももがつってしまう事もあります。

これは水分不足が原因による事もあります。

睡眠時のみならず運動時にもこまめな水分の補給は大事です。

その他によくある例として、骨盤の歪みや姿勢の悪さが原因となって大腿骨がずれてしまっている事が挙げられます。

太ももの筋肉が痙攣、病気の可能性は?

東洋医学では肝臓が弱ると太ももがつったり痙攣する場合があると言われています。

肝臓は栄養の処理全般を任されている臓器なのですが、栄養が過剰で吸収しきれない場合は、こむら返りなどで無理やり筋肉を縮ませることで代謝させようとするのです。

ですので、あまりにも頻繁に太ももにこむら返りが起きる場合は、肝不全など肝臓の異常が考えられるケースもあります。

また肝臓だけではなく脳神経の異常でも太ももの痙攣やつりが起きる場合もあります。

例えば脳炎や髄膜炎などで脳神経の伝達物質が上手く伝わらなくなっている場合が挙げられます。

この場合は太ももの痙攣やつりのみならず、腕などにも痙攣がある場合もあり、発熱、悪心、吐き気などの症状と共に現れてきます。

また、糖尿病でも伝達物質が上手く伝わらなくなる場合もあります。

左右の太ももが交互に痙攣やつったりする場合があります。

その他の要因として、下肢静脈瘤、閉塞性動脈硬化症、 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症なども考えられます。

上記の症状に心当たりのある方は、一度お医者様に相談してみてください。

太ももの筋肉が痙攣した時の対処法

筋肉の痙攣やつりにはストレッチが効果的です。

痙攣やつりによる痛みは、筋肉が収縮して起きてしまうものなので、ストレッチでゆっくりと伸ばしてあげる事で和らげる事ができるのです。

太ももが痙攣やつりを起こした場合、特に痛みがひどい時は、まずゆっくりと脚を伸ばして、足の指を掴んでストレッチを行ってください。

また、膝を伸ばした状態で上半身を前に折り曲げていく運動も効果的です。

いわゆる「前屈」と呼ばれる動作です。

この動作は太ももの裏の筋肉がよく伸びる動きですので、まずはこの動作を行うのがよいと思います。

なお、これらのストレッチを行う際は、ゆっくりやさしく行ってあげてください。

引きつった筋肉を急に伸ばすと、筋肉を痛める結果にもつながりかねませんので。

また、ストレッチで応急処置をした後にはマッサージを行うと、より高い効果が期待できます。

ストレッチの後でマッサージを行うと、患部の筋肉の緊張がとれ、血行も良くなる事でグリコーゲンが不足していた箇所に行き渡る事で痛みが改善されるのです。

太ももの筋肉の痙攣予防法

太ももの筋肉の痙攣やつりに悩んでいる方にはクエン酸がオススメです。

このクエン酸には筋肉の伸び縮みをスムーズにしてあげる働きがありますので、日ごろからクエン酸を多く含む食品を意識してとるようにしてみてはいかがでしょうか。

クエン酸を多く含む代表的な食品は、レモンなどのかんきつ類、梅干し、お酢、パイナップル、いちご、キウイフルーツなどがあげられます。

上記を見ますと果物に多く含まれているのが分かります。

これらの果物は食後のデザートなどでとるなど工夫しやすいですね。

量の目安はかんきつ類なら1つ、いちごなど小さめのものは5~6粒となります。

飴などにもクエン酸入りの物は多数ありますので、外出時には咄嗟の時のためにカバンに数粒忍ばせておくのも効果的です。

また日々運動不足にならないように努めるのも大事です。

普段からなるべく階段を使う、近くの買い物は車を使わず徒歩や自転車で行くなど、色々工夫してみることで簡単な運動は行えます。

冷えも血流の悪化を招くので、太ももの痙攣やつりの原因となります。

なるべく太ももを露出する服装は避ける、お風呂はきちんと湯船につかるなど体を冷やさない事を日々心がけてください。

太ももの筋肉をつけて基礎代謝を上げてダイエットしよう

春の足音が近づいてきて春物のファッションがお店に並び始める頃に、どうしても気になるのが寒い時期に蓄えてしまった太もものお肉ですよね。

そうなってしまう前に寒い時期に運動してスリムな太もものキープを目指されてはいかがでしょうか。

器具を使わず簡単にできる太ももの運動に、スクワットがあります。

慣れてない方は一度に回数をこなしすぎると負担がかかりすぎて太ももが痙攣やつりを起こす場合がありますので、隙間時間に少しずつで始めてみてください。

正しいやり方でスクワットをすれば、「15回で腹筋500回分」のカロリー消費量があると言われていますので、それだけでも十分な効果が得られます。

これは太ももは体の中で最も大きな筋肉である事が理由となり、さらにこの部分を鍛える事で基礎代謝を効率よくあげたり、成長ホルモンの分泌を促す事ができますので太りにくい体質を作る事にもつながります。

基礎代謝とは、呼吸、体温維持など生きていく為の機能で消費されるカロリーの事で、1日の総消費カロリーの7割を占めるほどの物なのです。

ですので、女性の方は運動というと「体がごつくなる」というイメージをされる方も少なくありませんが、脂肪を燃焼させるには基礎代謝を上げるのが近道となりますので、適度な運動はするべきです。

太ももの筋肉の引き締めに効果的な筋トレ

太ももを効率よく細くするには、全体の筋肉を筋肉を満遍なく鍛えてあげる事が大事です。

特に内側や裏の筋肉は普段あまり使われませんので工夫して運動していってください。

では、太ももを鍛える運動をいくつか説明しますが、慣れてない方は無理のない範囲からはじめてくださいね。

やり過ぎは痙攣やつりといった症状を引き起こす事にもなりかねませんので。

①スクワット

姿勢は、両足は肩幅、爪先は外側に向けるのがポイントです。

屈伸の際は、ややお尻を突き出し太ももが床と平行になるまで曲げてください。

これは太ももの裏に効く運動です。

②レッグアダクション

まず仰向けで両足を垂直まで上げ、息を吸いながら左右に広げます。

限界まで広げたら息をゆっくり吐きながら元に戻していってください。

これは太もも全体やお尻、腹筋に効く運動です。

③ヒップエクステンション

四つん這いになり背筋をのばし、片方の足を胸に引き付けてから水平よりもやや高くなるようにゆっくり伸ばしていってください。

これを交互に行います。

これはお尻と太ももの裏に効く運動です。

④ショルダーブリッジ

仰向けで両膝を立て、膝の間にボールを挟みます。

その時、両腕はやや体から離して広げておきます。

その姿勢で息を吐きながら膝から肩が水平になるまでおしりを持ち上げ3呼吸分キープしてゆっくりおろします。

これはお尻と太ももの内側を鍛える運動となります。

痙攣がおきないように日常生活でできる予防法を実践しよう!

痙攣が起こらないようにするには身体を冷やさぬように心掛け、ゆっくりとお風呂につかり、リラックスをして下さい。

痙攣の多くはストレスが引き金になったり、悪化の要因になったりすると考えられるため、ストレスを上手に発散することが大切です。

頻繁に痙攣が起きる場合は、病気が原因となっている場合もあるのを病院で検査をしましょう!

また、太ももに適切な筋肉をつけ、美脚を目指したりダイエットに役立ててください。

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