「えら」が張っているとやっぱり顔が大きく見えてしまいますよね。えらの張りのせいでフェイスラインがキレイではなくなります。それではえらはなぜ張ってしまうのでしょうか?そこで今回は小顔を目指す上でなくしたいえら張りの原因やマッサージなどの解消法をまとめてみたいと思います。
小顔の天敵である「えら」の正体とは
あごの付け根や耳の下にあり、顔を四角く、そして大きく見せてしまう「えら」。このえらを少しでも小さくするため、小顔マッサージなどを行う方も多いのではないでしょうか。
では、この憎むべき敵の正体は、一体なんなのでしょうか。
えらは、遺伝的骨格による場合もありますが、多くの場合筋肉の変化が原因なのです。
えらの真上にあり、物を噛む際につかう「咬筋」という筋肉があります。
これは、物を噛むという動作を通じて、生まれてから今日まで、私たちがずっと使い続けている筋肉でもあります。
したがって、他の筋肉よりも発達しやすくなっています。
この咬筋、物を食べるときだけ使われるのではありません。
運動をする人であれば、パワーや瞬発力を出すため、無意識のうちに歯を食いしばることがあります。
さらに、ストレスによる歯の食いしばりや、就寝中の歯ぎしりにおいても咬筋が使われています。
昨今ではパソコンを使った仕事が主流になりました。
この様に、何かに集中しているときにも無意識に咬筋を使っているのです。
そして、これが結果として、えらが張る原因につながるのです。
小顔の邪魔者、えらの原因はリンパや脂肪かも
えらが張っていると思っても、実際は他の要因がある場合があります。
例えば、リンパの流れが悪く、顔がむくんで見える場合などです。
リンパの流れが悪いと、老廃物が顔に溜まってしまい、結果としてどんどんはれ上がってしまうのです。
他にも、脂肪が原因である場合もあります。
特に若い頃は顔に脂肪が付きやすいため、えらの張りと勘違いしている方も多くおられます。
そして、頬杖を突く癖による顔や体のゆがみによって、顔のえらが張ってしまう場合もあります。
頬杖を突く癖のある方は、今すぐやめた方がいいでしょう。
一度歪んでしまった顔や体は、戻すのが大変難しく、長期間必要です。
この張りに効果的なのが、小顔マッサージです。
マッサージによりリンパの流れが改善され、老廃物が流される結果、すっきりとした顔になります。
また、筋肉をあるべき場所に戻したり、リンパ改善による脂肪燃焼などにも効果があるため、結果としてすっきりとした小顔を手にいれることができるのです。
小顔を目指そう!えら解消マッサージ
物を噛むときに使う咬筋ですが、これも肩こりと同様「こる」ということがあるのです。もっとも、咬筋は毎日使うことから、肩こりのような症状が現れにくく、そのために凝りになかなか気づきにくくなっています。
しかし、この凝りを放置することこそ、えら張りの原因となっているのです。
凝り解消に効果的なのが、小顔マッサージです。
まず、行う時期ですが、最も咬筋をよく使う食事や間食後が効果的です。
膨張している食事後の咬筋をしっかりともみほぐし、緩めてあげることでえら張りを改善できます。
具体的なやり方です。
まず、口を軽くあけます。
次に、咬筋を確かめましょう。
奥歯をかみしめ、耳の内側のえらの上のぽっこりした部分が咬筋です。
そうしたら、人差し指・中指・薬指の3本の指でその部分を円を描くように軽くマッサージします。
力を抜き、優しく行うのがポイントです。
ときどき、指で軽くプッシュするのも効果的です。
この方法で、30秒から1分ほどマッサージをしてください。
食後、鏡の前でえらのマッサージを習慣化することで、どんどんえらがなくなっていき、憧れの小顔になれるのです。
えらを解消!小顔リンパマッサージ
顔には沢山のリンパ節が存在します。
そして、これらのリンパの流れが滞ることによって、顔全体のむくみにもつながっていくのです。
そのため、毎日マッサージをして滞らないようにすることが大切です。
リンパの流れの終着点は、鎖骨下にあります。
そのため、マッサージする際には、鎖骨部分も忘れないようにしましょう。
ここでは、えらの張りを改善する効果的な小顔マッサージのやり方をご紹介します。
まず、鎖骨の上から下までさすり下ろすように撫で、リンパをほぐします。
次に、おでこの中心に両手の人差し指、中指、薬指をあて、指をおでこに軽くめりこませるように、中心から外側に指をすべらせます。
その上で、こめかみまで指をもってきて、耳の前から首筋を通り、鎖骨まで指をすべらせます。
これを3回繰り返してください。
次に、親指と人差し指で鉄砲の形を作り、親指にあごをのせます。
その際、人差し指は頬に押し当て、親指と人差し指をフェイスラインにフィットさせて引き上げます。
耳前から首筋をつたい、鎖骨まで流します。
これを3回繰り返します。
最後に、耳の後ろを人差し指、中指、薬指の3本でくるくる回すようにマッサージし、そのまま首筋をなでおろし、鎖骨まで流します。
これを3回繰り返します。
このマッサージにより、えらまわりだけでなく、顔全体を小さくすることができます。
お風呂上りなど代謝がいい時に、クリームなどを使用して行いましょう。
小顔になるため、えら張りの原因になる癖を直そう
えら張りの原因となる咬筋の発達。
これを食い止めるためには、小顔マッサージのみならず、無意識のうちに行ってしまっている歯のくいしばりをやめることが大切です。
みなさんは、普通に口を閉じているとき、舌をどこにおいていますか?
このときに、舌を上顎にくっつけるように置いておくことを意識してください。
たったこれだけで、歯の食いしばりは大きく解消できます。
さらに、就寝中の歯ぎしり。これも無意識のうちに行ってしまっており、改善が難しいですよね。
この場合、歯科医院などで相談すれば、マウスピースなどを使って軽減することができます。
歯ぎしりは奥歯が欠けてしまうなど大きな歯のトラブルにもつながります。
しっかりと治療をすることをおススメします。
そして、咬筋を発達を抑えたり、えらを目立たせないさせないために、食事の際によく噛まないのは大きな間違いです。
食事の際によく噛むことによってこそ満腹中枢は刺激され、消化も良くなり、消火器に負担をかけずに消化することができるからです。
もっとも、咬筋の発達を防ぐために、噛む時に奥歯だけを使わず、前歯を使うようにするのも大切です。
マッサージ+猫背解消で効果倍増!
姿勢が悪いと骨格がゆがみ、それによってますます姿勢が悪くなるという悪循環を生じます。
そして、骨格の歪みは頭蓋骨にも歪みを生じ、えらが張って顔を大きくしてしまうのです。
また、姿勢の悪化により血流やリンパの流れが悪くなり、顔にむくみを生じてしまうのです。
このため姿勢の歪みは小顔にとって大敵なのです。
それだけではありません。
猫背であると顔が前に出ているため、視覚的にも顔が大きく見えてしまいます。
スタイル勝負のモデルさんに誰一人として猫背がいないことからも、容易に想像できると思います。
猫背と適正姿勢の場合を比べてみると、顔の大きさはなんと1周りも違うのです。
そして、正しい姿勢でいることにより、骨格の歪みも顔のむくみも少しずつとれていくのです。
せっかく小顔マッサージをしても、常日頃から姿勢が悪ければ効果は見られず台無しです。
小顔のためにも、背筋をシャンと伸ばし、正しい姿勢での生活を心がけるようにしていきましょう。
小顔のためにたゆまない努力と高い意識
小顔になって損することはないでしょう。
私達は何も意識せず現代社会に身を置いていると知らず知らず顔が大きくなるようなことばかりしています。
自分本来の骨格はもっと小顔なのかもしれません。
生れつきだからと諦めないで、毎日マッサージする努力と、いつも咬筋を気にして、猫背にならないように意識することを続けてみましょう。
半年後には別人のような顔になっているかもしれませんよ。