右の腹部にあるとき違和感を感じる!気にしなくて大丈夫?

最終更新日:2023/09/20

最近腹部の調子がよくないと感じたことはありませんか?
時々右側の部分だけが妙に違和感を感じるという方いらっしゃいませんか?
そんな症状でお悩みの方を対象に色々な角度から検証してみたいと思います。
少しでもお役に立てればと思います。

右の腹部の違和感は何なのか?

お腹周りには色々な筋肉や臓器があります。
ある時から急にお腹が痛くなったときにもしかしたら病気なのではないかと疑ってしまいますよね。
右側に症状が出たときにどのような状態が起きているのかをお話したい思います。

・筋肉痛
久しぶりに運動をして身体を動かして次の日朝起きたときに右側に違和感があるときです。
普段使わない部分を急に使ったり、長時間同じ運動動作や同じ体勢を続けることで炎症が起きます。
このようなケースは筋肉痛と考えられます。
筋肉痛は1週間以内にはほとんどの方は解消されます。
もし1週間以上経っても、症状が改善されない場合は医師にご相談するといいでしょう。

・便秘
便秘が起きると右側の腹部に痛みを感じるということがあります。
知らないところでストレスを感じていたり、最近食生活が乱れていないかと振り返ってみてはいかがでしょうか?
後は女性の方だと生理痛のときに右側の腹部に痛みを感じることがあります。

このような症状を発症してしまってもご自身で改善や予防をすることは不可能ではないでしょう。
ストレッチや食生活を改善していただければ十分に完治をすることは可能です。
しかしこのような症状が悪化してしまうと胆石症、腹膜炎といった内臓部分の病気を発症してしまう恐れがありますので気を付けましょう。

右の腹部の違和感は肝臓の疲れから

右側の腹部付近には「肝臓」があります。
肝臓は血液、筋肉、腱といった部分をコントロールしています。
それだけではなく栄養素の代謝や貯蔵、脂質の消化を助ける胆汁の産生などのたくさんの重要な役割をする臓器が肝臓なのです。
肝臓が健康状態であれば、疲れにくく、身体の老化が起きにくいと言われています。
反対に肝臓をケアせずに健康状態にしておかないと後々大変なことになってしまいます。肝臓はアルコールや砂糖を含む甘い食べ物やストレスなどに弱いです。
偏った食生活やストレスを抱えてしまうと目が充血したり、常にイライラしてしまうといった症状が起こります。
肝臓が疲れてくると身体は疲れを感じやすくなり、肩こりや頭がボーとしてしまうということもあります。
そうならない為にもしっかりとしたケアが必要になってきます。
東洋医学では肝臓は春の時期にしっかり鍛えておくといいと言われています。
春の時期にしっかり養生しておかないと5月、6月ごろに肝臓の疲れからくる症状を発症しやすくなります。
そうならない為にも食事と運動と睡眠をバランスよく整えることが必要になってきます。肝臓の疲れで腹部をやられてしまったという方は少なくありません。
ですからしっかりケアをしたい部分と言えるのです。

右の腹部の違和感からくる症状とは

先ほど右の腹部の違和感は肝臓の影響とお話しました。
もう少し詳しく書きたいと思います。
西洋医学的には、肝臓は背中の右上に位置しています。
非常に機能が多いことで知られており、「代謝、胆汁の生成、アルコールなどの解毒」など、身体において重要な役割をしているのが肝臓です。
春は新入社員の歓迎会や送別会など出会いと別れが多い季節でもあります。
お酒を飲む機会が増え、肝臓に負担をかけている人が多いです。
疲労が溜まった肝臓は重く、硬く、大きくなり、右側の背部が硬くなります。
すると右側の肩甲骨周りの筋肉が引っ張られて、結果として肩こりや腰痛になりやすくなります。
腰痛になる方は硬くなって大きくなった肝臓のせいで左側に捻ろうとしてもうまく捻れなくなり、腰痛を引き起こす方も少なくありません。
例えていうとすれば、右背部に「おもり」をつけている状態と思ってください。
特に春の時期は肝臓機能の低下が原因でこれらの症状が起きてしまいます。
春には春の季節に応じたコンディショニング、食事とストレッチをバランスよく行ってもらえばこのような症状でお悩みすることがなくなるでしょう。
ぜひ肝臓に異常を起こさない為のセルフケアをしていきましょう。

女性で右の腹部の違和感を感じるとき

今度は女性の方で右側の腹部に違和感を感じたときに考えられることをお話したいと思います。
女性は月に一度「月経」というイベントが必ずあります。
実は月経と肝臓には深い関係があることを皆さまはご存知でしたでしょうか?
月経は月の満ち欠けに合わせ約28日~30日が正常な周期と考えられます。
月経にはいらなくなった老廃物を体外に排出させる働きがあります。
肝臓には血を作り貯蔵し全身に血や栄養を滞りなく循環させる働きがあるのです。
このことから考えられるのは月経の血の量をコントロールしているのも肝臓なのです。
春先は特に気をつけていただきたいです。
新年度を迎えて、慣れない環境や職場で生活を始める方が多いと思います。
慣れない環境にいることでストレスを感じ、肝機能の低下が起こります。
肝機能の低下によって月経痛や月経不順などが起きやすくなり、女性特有の子宮や卵巣の病気に後々繋がってしまうといったケースも考えられます。
女性にとって血の問題はきってもきれない関係といえるのではないでしょうか?
血が不足しない為にも鉄分が多く含まれている食材などを摂取することでこのような症状を抑えることが可能になります。
まずは食事から改善をしてみましょう。

右の腹部の違和感する解消するストレッチとは

今度は負担がかからない状態にする為のストレッチをご紹介いたします。

①肝臓からくる症状を改善するストレッチ
・太衝(たいしょう)のツボを押さえます。
・足の親指と人差し指の骨の合わせ目の部分で脈が触れるところが太衝です。
・太衝を押さえながら足の指をグーとパーの動きを交互に10回ずつ動かしましょう。

②足のすねの筋肉を動かすストレッチ
・座った状態で両足を伸ばして長座の形をとります。
・かかとを遠くに突き出しましょう。
・この状態から足の指をグーとパーの動きを交互に10回ずつ動かしましょう。

③股関節を動かすストレッチその1
・座った状態で両足を伸ばして長座の形をとります。
・かかとを遠くに突き出しましょう。
・片方の足の指をグーにしながらつま先を床方向に伸ばします。
もう片方の足の指はパーにしながら、つま先を天井方向に伸ばします。
・足のグーとパーの動きを左右交互に10回行いましょう。

④股関節を動かすストレッチその2
・仰向けの状態で寝ましょう。
・片方の膝を90度、足首も90度に曲げましょう。
・曲げた膝の上に反対の脚を伸ばしたまま膝裏を乗せ、かかとを突き出しましょう。
・股関節を意識しながら乗せた足のつま先を内側、外側に動かしていきましょう。

以上になります。
腹部の症状が気になったときはこの4つのストレッチをして予防をしましょう。

気にしなくて大丈夫?右の腹部があるとき違和感を感じる! まとめ

右腹部の違和感は肝臓の疲れやその周りの筋肉の硬さが原因ということで記事をまとめてみました。
必ずしも当てはまりませんので、気になる方は一度病院で検査をしてください。
また季節的な部分だったり男性、女性によって症状が起きるケースが異なってきます。
もし今の症状でお悩みでもう少し詳しく知りたいと感じた方は一度カラダラボにご相談ください。

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