急に左手の親指の痛みを感じたことはありませんか?痛みが出ても「痛みはそこまでひどくないし平気でしょ」とそのまま放っておくと気がついたときには左手の親指の痛みが生活する上での妨げになるでしょう。
今回そうならない為にも左手の親指に痛みがでないようにする為の方法をご紹介いたします。
左手親指の痛みが出たときの症状
スマートフォン、iphone、パソコン操作などで左手の親指を使う機会が増えた影響で痛み出やすくなっています。左手の親指の症状には2種類あります。それは痛みとしびれがあります。もし痛みがある場合は狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)という症状の疑いがあります。ここでは、狭窄性腱鞘炎について詳しくご説明いたします。
①狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)
狭窄性腱鞘炎は一般的にいう腱鞘炎(けんしょうえん)と呼ばれる症状です。骨と筋肉を繋ぐ腱(けん)の部分に炎症が起きてしまう症状です。特に手首の腱鞘(けんしょう)という部分に症状が起きます。この症状の特徴としては親指付近が腫れたり、親指付け根の部分に強い痛みを生じます。特に親指を動かすときに強い痛みを感じます。指を曲げ伸ばしするときにスムーズに動かず、ばねのようになってしまう症状です。この症状は妊娠中や中年以降の女性に多いのですが親指を使いすぎることも原因の一つです。つまり、パソコンやスマートフォンを多く使う方が手指の痛みを感じる場合、狭窄性腱鞘炎のおそれがあるので気をつけてください。
左手親指の痺れが出たときの症状
今度は左手の親指の痛みが出て痺れがでたときについてご説明していきます。もし痺れを感じた場合は手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)の疑いがあります。手根管症候群の症状についてご説明いたします。
②手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)
手根管症候群は親指、人差し指、中指、薬指、の手のひら寄りのところがしびれてしまう症状です。しかし、手を大きく振ったり、指を伸ばしたり、曲げたりすることで一時的に症状が良くなることがありますが、症状が悪化をしてしまうと親指の付け根の部分のお肉の部分が痩せてしまい、小さい、細かい物をつまむことが困難になります。手根管症候群の症状にかかりやすい人は40代以降の女性の方が多いです。育児や家事をするときによく指や手を使う「専業主婦」に起こりやすいと言われております。また手を酷使している方、特にパソコン作業などをしている方などがかかりやすい症状です。この痛みやしびれなどは手首の神経にある手根管(しゅこんかん)というところの神経に圧がかかり圧迫されることによってこの症状が起きます。
左手の親指の痛みを防ぐ対策
次は左手親指の痛みが出たときに痛みを緩和する方法についてです。左手親指に痛み、しびれが出たときに是非押していただきたいツボをご紹介致します。ツボを刺激することで血の流れがよくなり、痛み、しびれの緩和につながります。親指と人差し指の谷間からやや人差し指寄りにある骨のくぼみのところが合谷(ごうこく)です。合谷を押すことで左手の親指の痛みが和らぎます。次に合谷の押し方です。合谷を押すときは右手親指を使って押します。じわじわと押してもいいですし、手首を回すように押しても大丈夫です。合谷のツボは骨の下の深い部分に神経が通っています。ですので力をこめて押さないとうまく刺激が伝わらないです。秒数は3秒から5秒くらい押してまた3秒から5秒押すというリズムで3セットくらいを目安に行うとベストでしょう。合谷は左手親指の痛みだけでなく様々な症状に効果があります。例えば、目の疲れや、肩こり、後は緊張をほぐすときに押していただくと身体がすっきりして楽になります。後はお腹の調子が悪いとき、便秘、下痢の症状が起きているときに押すだけでも解消されます。ぜひ押してみてください。
左手の親指が痛いときの一人でできるストレッチ その1
今度は左手親指の痛みがでたときに、どこでもできるストレッチをご紹介いたします。
このストレッチは手首を動かすストレッチです。以外ときついですが、終わった後には左手親指の痛みが緩和されます。
①立った状態で両手を上斜め方向、45度の位置に置きます。
②両手を伸ばしたままで左手の手の平を背屈(天井方向に向けて)、右手の手の平を掌屈(自分の身体の方向)に動かします。
③②の状態を作ったらそのままの状態で10秒間キープします。
④今度は右手の手の平を天井方向に向けて、左手の手の平を自分の身体の方向に動かします。
⑤④の状態を作ったらそのまま10秒間キープします。
⑥今度は②と④の動きを交互に左右10回ずつ動かします。
・ポイント
・両手を斜め上45度に伸ばしたときに両方の肘が曲がらないようにしてください
・両手を斜め上45度に伸ばしたときに両方の肩が上がらないようにしてください
・両方の肩甲骨を背骨側に寄せるイメージで手首を動かしてもらうと、手首だけではなく肩甲骨のストレッチにも繋がります。
以上になります。一日1セットでいいので続けてやってみてください。最初はきつく感じるかもしれませんが、慣れてくれば楽しめるストレッチです。
左手の親指が痛いときの一人でできるストレッチ その2
今度は引き続き、左手親指の痛みがでたときに、どこでもできるストレッチをご紹介いたします。
このストレッチも手首を動かすストレッチです。以外ときついですが、終わった後には左手親指の痛みが緩和されます。先ほどご紹介したストレッチと少し似てます。
①立った状態で両手を下斜め方向45度の位置に置きます。
②両手を伸ばしたままで左手の手の平を背屈(地面方向に向けて)、右手の手の平を掌屈(自分の身体の方向)に動かします。
③②の状態を作ったらそのままの状態で10秒間キープします。
④今度は右手の手の平を地面方向に向けて、左手の手の平を自分の身体の方向に動かします。
⑤④の状態を作ったらそのまま10秒間キープします。
⑥今度は②と④の動きを交互に左右10回ずつ動かします。
・ポイント
・両手を下斜め方向45度に伸ばしたときに両方の肘が曲がらないようにしてください
・両手を下斜め方向45度に伸ばしたときに両方の肩が上に上がらないようにしてくださ
・両方の肩甲骨を背骨側に寄せるイメージで手首を動かしてもらうと、手首だけではなく肩甲骨のストレッチにも繋がります。
以上になります。こちらも一日1セットでいいので続けてやってみてください。最初はきつく感じるかもしれませんが、慣れてくれば楽しめるストレッチです。
その1とその2どちらでもやりやすい方法で続けてみてください。
左手親指の痛みをとる為の対処と予防とは まとめ
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いでございます。左手親指の痛みをほっといてしまうと、生活に支障がでてしまいつらい日々を送ることになります。そうならない為にも左手親指の痛みがでない身体作りが必要になってきます。もし症状でお悩みの方、一度カラダラボにご相談ください。最後までお読みくださり誠にありがとうございました。