これで一安心!手首の内側の痛みの原因と対処法を知ろう

最終更新日:2023/09/29

手首の内側が痛くなると普段何気なくしている行動でも激痛が走ることはありませんか?手首はいろいろな場面で使っている部分です。
手首の内側が痛くなる原因はたくさんあります。

しかし、手首の内側の痛みの症状をよく理解し、少しでも早く改善できるようにしたい
ですね。
今回は手首の内側が痛くなる原因と対処法をご紹介致します。
手首の内側の痛みでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

手首の内側の痛みに関連している筋肉とは?

どうして手の内側に痛みが起きてしまうのでしょうか?
手首周辺にはさまざまな筋肉が付着しています。
その中でも短母指屈筋(たんぼしくっきん)、短母子外転筋(たんぼしがいてんきん)という親指側に付着している筋肉があります。
短母指屈筋、短母子外転筋は親指を曲げたり親指を回す動作のときに使う筋肉です。
これらの筋肉の硬化が原因のひとつになると考えられます。
硬くなる原因として考えられるのが、パソコンのタイピング、スマートフォンの操作で親指を使いすぎて手首の内側を傷めてしまった、後はスポーツの中では間違った身体の使い方をして手首の内側を傷めてしまったなどです。
例えば野球のピッチャーがボールを投げるとき、ストレートより変化球を投げすぎて手首の内側を傷めてしまう。
ピッチャーの場合、変化球を投げる時、手首を伸ばす、曲げる動作の他に捻る動作が入ったり、手首以外の筋肉を使って投げるので、手首以外に使う筋肉がうまく連鎖しないと手首の内側を傷めてしまいます。
ですので、身体の使い方をまずは知ることが大事になってきます。
身体の使い方を理解していると手首の負担が軽減し、手首の内側の痛みが起きづらくなります。
ストレッチなどで改善していきましょう。

手首の内側の痛みに関連している神経、症状とは?

手首の内側が痛い場合に関連するのは筋肉だけではありません。
人体には筋肉と骨と神経が関与しています。
今度は手首の内側が痛い場合に関与している神経と関節についてご紹介いたします。
手首の部分には3つの神経が存在します。
まず真ん中の部分にあるのが正中神経、親指側にある神経が橈骨神経、そして小指の部分にあるのが尺骨神経という神経が通っています。
この三つの神経で手首をコントロールしています。
痛い!と感じるのは何かの動作をしたことがきっかけで神経の部分に過剰に刺激をしてしまった状態です。
手首でどのように動かしたら「痛い!」と感じるか、もしかしたら重い症状にかかっているかもしれません。

①ドゲルバン症
親指の付け根あたりにある滑膜性腱鞘(かつまくせいけんしょう)が炎症を起こす病気です。
手首は手首でもその中で特に親指の痛みにお悩みの方が少なくありません。
女性の方であれば妊娠中の方、ご高齢の方、又は毎日指先の部分を酷使するお仕事をされている方がかかりやすい病気です。
ドアノブを回すときや携帯電話を片手で操作するといった動きの時に痛みが出ます。

②手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)
手首の3つの神経のうちの正中神経が締め付けられることで、しびれ感や親指の部分に力が入らないという感覚になります。
しびれ感は夜遅い時間から朝方に掛けて痛みがぐんと出るケースがあります。
正中神経の支配領域である親指から薬指の半分までの部分でのみしびれが出ます。

手首の内側の痛みをとるツボとは

手首の内側の痛みがあるときにどういった対処をすればいいか知らない。
手軽に対処する方法はないか?とお悩みの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。ここではご自身で簡単な対処をするだけで痛みの緩和ができる手首の痛みに効くツボについてご紹介致します。

①合谷(ごうこく)
合谷(ごうこく)のツボは親指と人差し指の骨が交わる部分から少し人指し指寄りにツボがあります。
ここの部分を触れたときに「ぼこっと」なっているところがあります。
指で軽く圧をかけたときにじわじわじわっとくる部分が見つかったらそこがこのツボです。
押し方は逆の手の親指で押す方法と小さな円を描くように押し回す方法があります。
3秒間押して、3秒くらい離してから押してを繰り返すとだいぶ刺激が入ります。

②大陵(だいりょう)
大陵のツボは手首の手のひら側中央にあります。
手首を曲げると浮き出てくる二本の腱の間にあります。
押し方は逆の手の親指で押すといいです。
3秒間押して、3秒くらい離してから押してを繰り返すとだいぶ刺激が入ります。

もし手首の内側の痛みがあるときはこのツボを押してみてください。
ツボを押すことは内臓機能を上げる働きがあります。
合谷であれば、大腸と関係があり、大陵は肝臓と関係があると言われています。
手首の症状はもしかしたら内臓の部分の機能低下とも捉えることができるのです。

手首の内側の痛みを緩和する食事予防とは

手首の内側の痛みがでたとき、予防する為に何をしなければいけないか、今度は食事で改善、予防の方法をご紹介いたします。
夜中に食べたり、暴飲暴食したりすると胃腸に負担がかけてしまうと身体はうまく機能しなくなります。
手首の症状を起こさない為に摂取して欲しい食べ物をご紹介いたします。
ご家庭のレシピに取り入れてみてください。

①そら豆
そら豆は春が旬の食べ物です。
そら豆にはビタミンB群が多く含まれていて、疲労回復や身体の老化、炎症などの痛みを抑える働きがあります。
それ以外に女性の方であれば肌の老化や貧血の症状をお持ちの方など摂取していただくと改善と予防ができます。
そら豆を調理するときは茹ですぎると栄養を損なうので、炒めるか、揚げることをお勧めします。

②アスパラガス
アスパラガスも春が旬の食べ物です。
アスパラガスにはエネルギーの代謝を高める成分がたくさん含まれています。
その成分のおかげで身体の中の老廃物を排除する働きがあります。
また神経疲労の回復を促進する成分が含まれているので、今の症状でお悩みの方にはお勧めの食材です。
アスパラガスは長時間水につけておくと栄養が損なうので注意してください。

他の食材と食べ合わせしてみてもいいと思います。
お試しください。

手首の内側の痛みを緩和するストレッチとは

最後に手首の内側の痛みをとるストレッチをご紹介いたします。

タオルストレッチその①
・立った状態で両足を肩幅開きます。
・タオルを親指、人差し指を抜いて3本指でタオルを握り、両手を真上に上げます。
・タオルを首のところまで下ろして10秒キープします。
・タオルを真上に上げたら、タオルを下ろして、上げる動作を繰り返しおこないます。
※ポイント
・肩に力が入りすぎないようにしてください
・タオルを下ろすときは肩甲骨を背骨に寄せるイメージをしながらやりましょう
・10回1セットを目安にやりましょう。

タオルストレッチその②
・立った状態で両足を肩幅開きます。
・タオルを親指、人差し指を抜いて3本指でタオルを握り、両手を真上に上げます。
・腕を弓矢を打つイメージをしながらタオルを横に並行移動させます。
・右に並行移動の場合は左肘を曲げながら、右腕を真横に伸ばし、左に平行移動の場合は右肘を曲げて左腕を真横に伸ばします。
※ポイント
・肩が上がらないようにしましょう
・左右タオルを並行移動した状態で10キープをします・左右合わせて10回1セットを目安におこなってください。
タオルストレッチは手首の痛みを緩和する他に背中の痛み、肩こり、姿勢保持の効果があるストレッチになっています。

ぜひやってみてくだい。

これで一安心!手首の内側の痛みの原因と対処法とは まとめ

手首は日常生活はもちろん、スポーツの中で手首を多く使います。
日常動作の中では、物を掴んだり、握ったり、パソコンのタイピングをするとき、スポーツのときは野球でピッチャーがボールを投げるとき、バスケットのときにシュートを打つときなどの動きで手首を伸ばしたり、曲げたり、捻ったりという動作を多くします。
ですので、手首の内側が痛くならないように、しっかりとした予防が必要になってきます。
後は季節ごとに手首の内側の痛みの症状も変わってきます。
もし手首の内側の痛みでお悩みの方、一度カラダラボにご相談していただければ幸いです。
皆様と一緒にセッションできる日を楽しみにしています。

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