肩の打撲の痛みは日常のアクシデントやスポーツなど様々な状況で見られます。
転んでしまって肩をぶつけたり、身体と身体の接触が多いスポーツで肩に衝撃を加えたりして、痛みを感じることが多いです。
肩を打撲して痛みを覚えたとき、打撲したところが皮膚の内側の部分の傷であれば平気ですが、肩関節の動きに関係する部分、あるいは肩甲骨、上半身の腕の骨、鎖骨骨折、脱臼のケガの場合は問題です。
このあと痛みの症状と対処法をご紹介いたします。
打撲して痛みがある肩ってどんなときか
皮膚の内側の部分に傷を負う程度に留まる軽い打撲の場合は、傷めた部分に圧がかかったような痛み、もしくは腫れ上がったり、皮下から出血が見られたりします。
打撲をした箇所によっては上半身の部分にビリビリと電気が走る感覚や腕を上げるときに違和感を感じることになりますが、その日の内に痛みを感じなくなることはそう少なくありません。
肩の関節を動かしたときのトラブルが何日も続くと、関節の柔らかい軟骨やその周りの筋肉などに傷がついてる可能性が疑われます。
ご年配の方は身体になんらかの衝撃を加えた影響で骨節の形が変わったり、筋や腱の質が変わってしまったりして、腕が思うように動かなくなることがあります。
また上半身の部分の痺れと共に頸部に辛さを感じた場合は、頸部に何らかの異常が発生したと考えられます。
もし転んだときや力強い圧の影響で打ち身があったときは、ムチウチと同じ症状が出る可能性がありますので気をつけましょう。
何れにしても骨に限局した圧痛がある場合や、他動的にも自動的にも関節運動が障害されている場合は、骨折や脱臼が考えられるので、そのときは整形外科などでしっかりと治療をしてもらう必要があります。
打撲して痛みがある肩をそのままにしておくと
肩を打撲してしっかり完治をしないと後々肩周りに様々な症状を発症する方は少なくありません。
肩が上がらなくなってしまうことから四十肩、五十肩になる方がいます。
例えば、手を上げるとき少し痛んだり、極端だと腕が全く上がらないほど痛みが出ることもあります。
ひどくなると痛くて眠れなくなる方もいます。
肩の関節は関節の中で唯一、360度回る関節です。
肩の関節を内側に捻ったとき腱、筋肉、神経が段々と巻き込まれて、筋、腱の動きが制限されたり、神経伝達に異常が起きれば、肩関節の動きが悪くなります。
こういう状態でいつも動かさない角度から力を加えると腱、筋、神経の部分を傷めたり関節の中で炎症が起きたりして、痛みがでてくるのです。
最悪はローテーターカフ(回旋筋腱板)が切れます。
そうならない為にも肩甲骨の間にある筋肉を鍛える必要があります。
「四十肩、五十肩」は近い年齢になると「年なんだから症状がよくなるわけがないんだよ」って思われている方が少なくありませんが、関節の可動域を上げる運動と神経の柔軟性を高くするストレッチを継続して行っていけば、今まで手を上げるときに痛みが出たり、腕を上げるときにまったく上がらなかった腕が自然と上がるところまでの状態にすることは決して不可能ではありません。
身体を健康体にする、筋肉年齢を若くすることは年齢とは特に関係はないのです。
打撲して痛みを感じる肩が軽くなるツボとは
①大椎(だいつい)
大椎は首の後ろで大きく飛び出てる骨の下です。
人差し指の腹で軽く中指を添えて少し強めに押しまわすようにしてみてください。
肩を打撲して痛みがあるときに効果があります。
肩の症状のほかにも風邪のひきはじめや首こり、せき、発熱など、熱性の異常に効果を発揮するツボでもあります。
②肩井(けんせい)
首を横に倒すと盛り上がる筋肉の真ん中辺りにあるのが肩井というツボです。
このツボをアプローチすれば、上半身の血流がよくなり、肩の症状の痛みを取り除くことが可能です。
③巨骨(ここつ)
巨骨は鎖骨と肩甲骨の肩峰という骨の部分の交差する部分で、骨と骨の丁度、際の部分です。
肩周辺の痛みやコリ、上肢痛に効果があります。
又五十肩、四十肩のツボでもあります。
このツボを押すときは強い力でぎゅーと押すと激しい痛みが走るのでソフトに指で押していきましょう。
痛気持ちいいくらいの強さでとどめておきましょう。
押していくうちに痛みが徐徐に緩和されていきます。
打撲して痛みを感じる肩にならない食べもの
食生活が乱れることでケガに繋がることもあります。
ですので食事の部分を少し見直してみてはいかがでしょうか。
ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素、タンパク質などが含まれているものには血管を拡張させて血行をよくする働きがあり新陳代謝を促進する働きがあります。
また砂糖がまったく入っていない炭酸水なども血管を拡張させて血行をよくし新陳代謝を促進する働きがあります。
色んな食べ物がありますがその中でも「玄米」を食卓の中に一品入れるだけで変わります。
玄米には副栄養素が豊富に含まれていて、身体に蓄積した余分な物を排出、排除してくれる効果が高いのです。
玄米を取り入れてから身体に免疫力がついて風邪をひかなくなった人や病気にかかりづらくなったという人はかなりいらっしゃいます。
身体に栄養が足りないとケガから回復するスピードが遅くなりますし、病気などにもかかりやすくなります。
人は食べ物のおかげで生活ができているといっても問題ありません。
また玄米を取り入れてから、味覚が変わってたとえば砂糖が多く含まれているデザートや好きな焼肉やラーメンなどを食べたいという食欲がなくなったという方もいます。
このような食べ物は内臓を疲れさせるのでそういう部分から痛みを引き起こすきっかけになっています。
ですので、ひとつの方法をして食事の切り替えもイメージして欲しいです。
打撲して痛みが起きない肩のストレッチとは
今度は肩を打撲しての痛みを和らげるストレッチをご紹介いたします。
①両手を斜め上、45度の位置から手首を動かすストレッチ
・立った状態で両腕を斜め上45度の位置に上げます。
・片方の手首、手の平を天井方向に手首を曲げて、反対の手首、手の平を顔の方向に曲げます。
・その状態で10秒キープします。
・今度は天井方向に手首を顔にめがけて手首を曲げ、顔の方向に曲げた手首を今度は天井方向に向けます。
・その状態で10秒キープします。
・今度は手首を交互に20回1セットを目安に動かしていきます。
②両手を下斜め45度の位置から手首を動かすストレッチ
・立った状態で両腕を下斜め45度の位置に上げます。
・片方の手首、手の平を地面の方向に手首を曲げて、反対の手首、手の平を自分の体の方向に手首を曲げます。
・その状態で10秒キープします。
・今度は天井方向に手首を顔にめがけて手首を曲げ、顔の方向に曲げた手首を今度は天井方向に向けます。
・その状態で10秒キープします。
・今度は手首を交互に20回1セットを目安に動かしていきます。
以上2つになります。
このストレッチは肩の他に手首のストレッチにもなります。
後手首を動かすときに肩甲骨を背骨側に寄せるイメージをしてがら動かすとさらに肩周りにストレッチがかかります。
ぜひやってみてください。
悪化するのは避けたい!打撲して痛みがある肩を治すには? まとめ
肩を打撲して痛みがあるときに軽度の症状とそうでない場合があります。
肩を怪我してしまうと生活に大きな支障を来たすことになります。
そうならない為には対処する為の知識が必要になっています。
もし肩の打撲の痛みでお悩みの方、一度カラダラボにご相談してみてはいかがでしょうか?
我々スタッフが皆様一人ひとりに合わせて最適な方法を考えて最後まで対応させていただきますので。
それでは皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
最後までお読みくださり誠にありがとうございました。