間違っていませんか?肋骨が痛いときの運動する判断基準は?

最終更新日:2023/08/27

肋骨が痛いと感じたときってどんなときでしょうか?運動中に肋骨が痛いと感じる場合なのか、それとも運動後に肋骨の痛いと感じるのか?痛いと感じるのは様々です。又、痛いと感じたときに外的な痛みなのか、それとも内側からの痛みなのか、様々です。
痛い状態で運動をどこまでできるかの判断って難しいですよね?今回そういった方のお役に立てればと思います。

肋骨が痛いときってどんな状態?筋肉の場合

肋骨が痛いと感じたときって実際のところ、どのような状態なのでしょうか?筋肉の影響で痛みが起きているのか、骨自体の影響なのか、又は神経の影響なのか?人の肋骨は合計で24本の骨があります。肋骨の内側には心臓や肝臓、肺といった臓器が中にあります。骨の外側には筋肉や神経があります。肋骨は決して頑丈な骨ではないので折れやすい骨と言われています。もし筋肉に影響がある場合だとどういった状態なのかご紹介致します。肋骨の周りで支えられている筋肉の中で前鋸筋(ぜんきょきん)という筋肉があります。この筋肉は内側のインナーマッスルと言われている筋肉です。前鋸筋は肋骨のまわりから肩甲骨の部分についている筋肉なので例えば息を吸うときなどに使います。もし有酸素運動だったり、スポーツといった運動をされた場合に肋骨付近に痛みがある場合、この前鋸筋がうまく使うことができなくて肋骨が痛いと感じることがあります。後は肩甲骨周りの筋肉の硬さのせいでこの前据筋がうまく使えていない場合があります。なのでここの部分を正しく使えるようにしていく必要があります。この部分の柔軟性を上げると肋骨が痛いと感じることが減るでしょう。筋肉の影響で筋肉痛の痛みであれば動いても問題はないと思います。

肋骨が痛いときってどんな状態?骨の場合

骨に直接衝撃が加わった覚えがあり肋骨が痛いと感じたときは骨が折れている可能性が高いです。骨折にも色々なケースがあります。ご紹介いたします。
・外から衝撃を受けた骨折の場合
胸の部分の肋骨には左右それぞれ12本の骨があります。胸の部分に外部的な圧迫や圧力が加わると、肋骨は骨折を起こすことがあります。このケースは外傷性の肋骨骨折になります。肋骨の骨折は胸部の外傷の中でも多く見られる骨折です。もし広い範囲に渡って強い衝撃が加わった場合には、1回の衝撃で複数の肋骨が折れている可能性があります。
・疲労からくる骨折の場合
肋骨の骨折は外側の力の衝撃だけではなく、同じ動作を繰り返しおこなうことで疲労の蓄積が起きます。その影響で肋骨を骨折することもあります。それが疲労骨折です。特にスポーツ動作で疲労骨折が起きるケースが多いです。原因としては繰り返し動作で骨に負担を加えることが原因です。肋骨に負担がかかる動作であれば、例えば、ゴルフのスイング、野球のバッティング、ボクシングのストレートパンチを打つときなど体を捻る動作、曲線的な動作を繰り返しおこなう動作は肋骨に負担がかかる為、疲労骨折になるケースが多い傾向があります。ですのでこの症状になってしまったときは無理な運動は控えましょう。

肋骨が痛いときってどんな状態?神経の場合

肋骨が痛いと感じたときにもしかしたら、神経の部分の影響で起きている場合があります。その場合は肋間神経痛という症状の可能性があります。ご紹介いたします。肋間神経痛の症状としては左右のどちらかだけに起こる胸の痛みになります。急激に肋骨の伸びる方向に沿って突き刺さるような強い痛みが生じます。痛みは長くても数分で痛みが治まりますが、人によっては背中に張りを感じる、心臓や肺などが痛いと感じたりすることもあります。又は呼吸をすると心臓に刺さるような痛み、肋骨に何か挟まった感じといった痛みです。後は肋骨の下の面を押すと痛みを感じ、胸を広げる、開くようなイメージで伸びの体勢、深い呼吸、咳などをすると強い痛みがあります。後は肋間神経痛になりやすい人は激しい運動をしている人、座ってパソコン業務をする人、ゲームやスマートフォンを操作する作業を長い時間する人などです。なぜなら、下を見ながらの動作によって肋間筋という筋肉が凝って固まってしまい肋間神経痛を発症するケースです。後はストレスを溜めてしまうと自律神経のバランスが崩れてしまい、交感神経有利になることで身体の緊張状態が続いてしまうのも良くないです。肋間神経痛と診断をされてしまうと2週間~1ヶ月はかかります。なのでこの症状になってしまったときは無理な運動は控えましょう。

肋骨が痛いと感じないようにする為には?

肋間神経痛は息を吸うときに胸をとりまく骨格の胸郭を広げるために働く外肋間筋と、息を吐くときに胸郭を小さく縮めるために働く内肋間筋がうまく使えていないことか、そこの部分の硬さが原因としても考えられます。ですので胸を大きく広げる動作、正しい姿勢で生活をすることで肋間神経痛の予防に繋がります。後は冷房の当たりすぎや冷たい飲み物などを採り過ぎて身体を冷やしてしまうと自律神経が乱れてしまい、身体が緊張状態になり肋間神経痛を起こしやすくなります。なので身体は冷やさないようにしましょう。後は食事ではビタミンDやビタミン12、カルシウムが含まれている食べ物を一緒に摂取することで予防に繋がります。カルシウムであれば干しえび、ビタミンDであればきのこ類を、ビタミン12であればじじみや肉類であればレバーを摂取するといいですよ。カルシウムは骨を丈夫にする作用があり、ビタミンDはカルシウムの収集率を上げる働き、免疫力を高める効果があり、ビタミン12は血液の流れを良くして貧血などの防止に繋がるので、肋間神経痛の予防にはお勧めです。後は好きな物を買ってストレスを解消するよりかは、旅行で温泉などで身体の疲れをとる方がストレス解消にはいいですよ。

肋骨が痛いときのストレッチ

肋骨の痛みを感じないようにする為にはストレッチをお勧めします。ストレッチすることで身体が疲れにくくなったり、病気や怪我の予防に繋がります。なので肋骨の痛みを感じないようにする為のストレッチをご紹介いたします。

①アルファベットのエックスの形で仰向けで寝ましょう
②腹式呼吸をしましょう
(風船のようにお腹を膨らませて、スポンジをつぶすイメージをしながら
 息を細く長く吐き出しましょう)

③エックスの形はキープしたまま、両腕を突き出し、かかとを遠くに突き出しましょう
④②の息を吐き出す動作のときに、両腕を突き出し、かかとを遠ざけていきましょう。
※もう息が吐ききれなくなるまで伸び続けます。

「ポイント」
・アルファベットのエックスは崩さないようにしましょう

・背骨を身体の中に埋め込むイメージで行いましょう

・息を吐ききるまでしっかり伸び続けましょう

・かかとは遠くに突き出します

・背骨を身体の中に埋めていくことで姿勢の改善にもつながり全身の筋肉や神経
骨が正しい位置に戻る働きがあります

・回数5~10回を1セット目安にやりましょう

※特に腹式呼吸は横隔膜という部分を活性化する効果があるので
呼吸の意識もしてください。

間違っていませんか?肋骨が痛いときの運動する判断基準は? まとめ

今回、間違っていませんか?肋骨が痛いときの運動する判断基準は?の記事を書きました。肋骨が痛いと感じたときに関しては筋肉痛の痛みであれば運動はして構いませんが、骨や神経の痛みの場合は運動は控えた方がいいですね。後は症状が起きないための身体作りが必要になると私は思います。もし同じ症状でお悩みの方、一度カラダラボにご相談ください。この記事を読んでいただき誠にありがとうございました。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です