背中のコリの原因はいったい何か?息苦しいときは要注意!

最終更新日:2023/09/04

背中のコリが最近酷くなって息苦しいと感じたことはありますか?
症状がひどくなってしまうと「吐き気がする!」という方もいます。
もし背中の痛みがなかなか改善されない場合は要注意です。
いったいなぜこのようなことが起きてしまうのか色々と調べてみました。

背中のコリで息苦しい原因とは

姿勢が悪かったり、長時間同じ姿勢を続けたりすると背中に負担をかけてしまうため、背中がこる原因になってしまいます。
背中のコリを感じたときに、いったいなぜこのようなことが起きるのだろうと疑問に思われた方が多くいらっしゃいます。
背中のコリが起きていしまう原因でまず考えられることは背中の筋肉にどんどん疲れが溜まっていくことでコリが起こることが考えられます。
背中にはさまざまな筋肉があります。
この筋肉が疲れていくことで弾力のない緊張状態になり、どんどん背中に負荷が続いてしまうと他の身体の部分が硬くなるのと同じような現象が起きます。
背中のコリで緊張状態が長期的に続くのは、普段より運動量が増えたことで背中の筋肉を過剰に使い過ぎて筋肉痛のような感覚の痛みが背中に起こっているケースと、逆に運動を全くしなくなったことで背中の筋肉が錆びついて硬くなってしまったことで背中がこってしまうというケースが考えられます。
また、背中や肩、腰周りの筋肉量が十分に足りていないと背中の筋肉にだんだんと負担がかかってしまって背中がこってしまうというケースもあります。
このようなことが蓄積すると背中のコリがどんどん酷くなって息苦しいといった症状も起きやすくなります。

背中が重く息苦しいときに吐き気はあるか?

背中のコリと息苦しいというのは深い関係があります。
この場合、背中のコリだけではなく【何か疲れた】【元気が沸いてこない】【頭が重たい】といった症状がでているケースが当てはまります。
これは息を吸ったり、吐いたりするときに働く【横隔膜】がちゃんと働かないことが原因で呼吸がうまくできないのです。
横隔膜が正常に働かないと呼吸で使われる筋肉がこってしまい、さらに背中もこってしまいます。
また、息苦しいと感じたときは精神的な緊張状態が原因で過呼吸などが起きます。
過呼吸は完全な過緊張状態と言えます。
その結果として背中の大きな筋肉が凝り固まってしまい、背中のこりを引き起こしてしまうのです。
また背中のコリから吐き気を感じることもあります。
吐き気を感じたときは背中のこりが直接的な原因ではなく内臓の異常がキッカケで吐き気や背中のこりが現れるということも考えられます。
これは内臓部分には痛みを感じる神経が通っていないこともあり、その内臓の異常を体表に近い筋肉が察知して肩こりや背中のこり、吐き気といった症状が表にでてしまうということです。
ところが背中のこりによって、脳の延髄付近の【嘔吐中枢】と言われる部分が刺激されて吐き気が起こる場合もありえます。
これは脳が身体のこりに対してこのまま放っておくと身体にとって危険だと判断しているとイメージしてください。
それから背中のこりが精神的に影響してくる場合もあります。
パニック障害の方やうつ病の方も身体全身、とくに背中がこってしまうことがあり、その症状として吐き気をもよおすこともあるのです

背中のコリで息苦しいときに疑われる病気とは

背中のこりがさまざまな病気の予兆であることがあります。
たとえば右か左か片方のわき腹から背中の範囲が痛い場合は【尿路結石】の可能性が疑われます。
また、長年のネコ背で慢性化してしまっている場合は【脊椎後弯症】と呼ばれる骨の障害の可能性や、【変形性脊椎症】という加齢によって自然と引き起こされる症状の可能性もあります。
背中のこりと痛みがある場合はやっかいな病気が潜んでいることもあるので早めの対処をお勧めします。
また、背中には背骨が貫いていてさまざまな神経が通っています。
それだけでなく背中には大きな筋肉があるため異常がでると背中のコリとして症状が現れやすいことがあるのです。
先ほども説明しましたが、まず、背中がこっている場合で考えられる症状の1つとして内臓系の病気です。
これは痛覚のない内臓が異常を示すときに背中の筋肉をこわばらせ異常を伝えるからだとされています。
こういった場合は、【尿管結石】や【肝不全】【狭心症】などの病気になっていることが考えられます。
それから、背中のこりの原因が精神的なストレスから発生する場合もあります。
これはストレスによって脳からのホルモンの伝達が正常ではなくなり体が緊張状態を続けてしまうからだとされています。
他に異常が無い場合は「うつ病」「自律神経失調症」などの病気の可能性があります。

背中のコリで息苦しいのを解消できるツボは?

背中のコリ、息苦しいと感じたときに効果があるツボはいくつかあります。
その中の一つは「膏肓(こうこう)」と呼ばれる第四胸椎から5~6センチほどで肩甲骨の内側にあるツボを押すことで血行がよくなって背中のコリが解消されることがあります。
しかし、このツボは自分で押せたらいいのですが、なかなか上手く押すことができないので、誰かに手伝ってもらった方が良いでしょう。
次に背中のこりに効果のあるツボは足にもあります。
足裏の真ん中内側にある脊椎に影響のあるツボと言われています。
「然谷(ねんこく)」と呼ばれるツボです。
このツボの場所は足の土踏まずの真ん中の部分にあります。
親指からかかとの方向にむけて押すことで血流がよくなります。
また背中の筋肉をほぐすことにつながります。
このツボを押す際は指の腹で力強く押し込むようにつぼを刺激すると効果があります。
さらに「勇泉(ゆうせん)」というツボを押すといいでしょう。
湧泉は体力や気力を高めて体全体を元気にする万能のツボです。
場所は足の指を曲げたときに出来るへこんだ所にあります。
両方の親指の先を使って強く押し揉みます。
強く押しすぎると筋肉が緊張状態で硬くなってしまうので「痛気持ちいい」と感じるくらいの強さで湧泉が温かくなるまで繰り返し押してみましょう。

背中のコリで息苦しいのを解消するには?

中々解消されないしつこい背中のこりにはツボ押し以外にも、ストレッチが有効だとされています。
これはストレッチにより背中の筋肉がほぐれ血行がよくなるからです。
ストレッチの方法はいくつかありますが、肩甲骨のストレッチもその方法の一つです。
まず正面を向いたまま頭を左に倒し、耳と肩をくっつけます。
この状態で10秒から30秒キープします。
そして、それを右、左と交互に繰り返すことで、背中のコリがだんだんと緩んでいき背中のこりが解消されます。
また、伸びをするだけでも背中のコリに効果的なストレッチがかかります。
両方の指を組み、手のひらを上に向けて思いっきり天井に向けて伸びをします。そのままの姿勢を10秒から30秒間ほどキープして息をゆっくりと吐くと背中の筋肉がリラックスされほぐすことができます。
筋肉がほぐれることで背中のコリを解消させることに繋がるのです。
背中のこりを解消できるやり方はいろいろありますが、背中を使った軽運動を取り入れるのも効果的です。水泳のような全身を動かす運動はそれだけで血行よくなりますが、水泳の場合は特に肩から背中にかけて筋肉を使うことが多いので背中の筋肉をほぐすことにつながりますので効果が高い解消法と考えられます。
ストレッチや水泳などの全身を動かすことで息苦しい症状も改善されます。

背中のコリの原因はいったい何か?息苦しいときは要注意! まとめ

背中のコリはなかなか厄介な症状だと思います。
背中のコリの蓄積で後々重い病気などを発症してしまい苦しい思いをするのは嫌ですよね?
そうならない為にも症状改善、予防にむけて今できることから少しずつ始めてみましょう。
健康であり続ける為にも!

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