背中が痛い!特に上の辺り。。。もしかしてヤバい病気?

最終更新日:2023/09/05

背中の上の部分が何か痛い!!っていうことはありませんでしょうか?
上の部分には首や肩とつながる筋肉や神経などがくっついています。
普段、背中が痛いと感じたときに安静にして治す方が多いようです。
しかし、症状によっては動かさないと治らないケースもあります。
背中の上の部分が痛いのは色々な原因がありますが、今回はなぜ動かして治した方がいいのかご紹介致します。

背中の上が痛いと感じるのは骨のズレ?

背中の上の部分が痛いと感じる原因は色々ありますが、その中でも骨のズレが絡んできます。
その中でも特に仙骨のズレが原因で背中の症状が出やすいです。
仙骨は上半身と下半身のちょうど中間部にある骨で、そこの部分を押すと痛みを感じる方が多いです。
痛みを感じる方はだいたいの方が仙骨の位置がずれています。
仙骨がずれると背骨も歪んでしまい、うまく身体のバランスがとれなくなってしまいます。
仙骨には上半身と下半身のバランスを整えるとても大切な役割があります。
仙骨には坐骨神経が流れていますし、女性の方であれば婦人系の神経が流れています。
身体の中で一番大切な仙骨がずれてしまうと背骨の上の部分からずれて、神経が引っ張られてしまい神経の伝達がしづらくなり神経異常が発生します。
例えば、仙骨が左側にずれてしまうと胸の骨の胸椎も左側にずれてしまいます。
このような状態になると反対の右足の坐骨神経が左側に引っ張られることになります。
この神経は足先まで流れているので、右足先の神経が引っ張られて過剰に緊張状態になります。
ちょっとした仙骨のズレがあると痛みには鈍感で、だるさを感じる程度ですが、ズレがひどくなってくると背中にも痛みが出てくるのでしっかりとした対処が必要になってきます。

背中の上の部分が痛いと感じなくするには

神経異常が起きると背中の症状が出やすくなりますが、改善をするには固まってしまった関節を緩め、神経の伝達を良くすることです。
まず関節を緩める運動はROM運動といい関節の動かせる範囲を広げる運動で、神経の伝達をよくするには神経のストレッチをするといいでしょう。
ROM運動の特徴は「この動きをするとこの関節がこう動く」というのが特徴です。
もうひとつの神経のストレッチは普段のストレッチと一緒と思われがちです。
一般的なストレッチは筋肉にアプローチをして、筋肉を伸ばしてあげることで筋肉の柔軟性を高め、関節可動域を広げる役割があります。
しかし、筋肉が硬くなってしまうのは、神経伝達がうまくいってないことが原因と考えます。
ですので、直接、神経に刺激をかけるのが特徴です。
この神経の柔軟性って上がるのって思う方がいると思います。
しかし、神経の柔軟性は上げることができます。
実際に神経のストレッチを行うことで神経の柔軟性が上がり、神経が緩みやすくなり筋肉がリラックス状態になる感覚を味わうことができるのです。
背中の上の部分が痛いと感じたときは関節可動域を広げるのと、神経のストレッチをして神経の柔軟性をあげることが大切になってきます。

関節可動域運動をするときに気をつけることは

骨がずれて、その状態で生活をしていると関節がガチガチに固まってしまいます。
その影響で筋肉、神経、靱帯なども硬くなってしまいます。
その状態がひどくなると関節同士がくっついてしまうケースも少なくありません。
仙骨がずれると特に仙腸関節の状態が悪くなります。
例えば歩くときにロボットみたいなガチガチの歩き方になります。
このような状態を改善するのが関節可動域運動です。
仙骨の状態を良くする前に仙腸関節の状態を良くして靱帯を緩めます。
仙骨を元の位置に戻したとしても、関節の柔軟性が低いとまた元のガチガチの状態に戻ってしまいます。
ですので関節可動域運動は毎日続けることが大切です。
うつ伏せの状態で両膝を立てて、両膝を90度に曲げた状態で足を時計回り、半時計回りと足を回すストレッチがあります。
足を回すストレッチをすることで仙腸関節が柔らかくなります。
逆に仙骨が正しい位置で仙腸関節が硬くなってしまうと背中が丸まりやすくなりいわゆる「猫背」の状態になってしまいます。
猫背になると腹側の部分の筋肉が緊張状態になりやすくなり、背中がうまく使えなくなります。
その影響で背中に症状が出やすくなります。
つまりは、関節可動域運動で仙腸関節を緩めることが鍵になってきます。

神経をストレッチをするするときに気をつけることは

今度は神経をアプローチする為のストレッチのポイントについてご説明します。
このストレッチで意識して欲しいことは神経の柔軟性を上げることと歪みを正しい位置に戻しやすくすることです。
骨が歪めば歪むだけ神経が引っ張られる状態になり、より緊張状態になります。
その状態にしておくと神経の繊維が緩みづらくなり、骨の歪みを改善しても痛みやしびれの症状が出やすくなります。
しかし神経のストレッチをすることで神経の柔軟性が高まり、緊張状態が起きづらくなります。
また関節が硬くなってしまうと矯正ができなくなってしまうので、矯正に頼らず神経をアプローチして緩めるだけで症状の緩和が可能になるのが狙いでもあります。
神経の緊張状態が強いと筋肉も硬くなりやすいです。
これも神経を緩めることで筋肉のハリやつっぱる感覚がなくなります。
またストレッチをすることで神経異常が起きている神経の伝達力を上げることができます。
例えば仰向けの状態で寝て、片足の裏側にタオルをかけて両膝とも伸ばします。
足先を手前に曲げるストレッチをすると坐骨神経の部分のストレッチになります。
坐骨神経が緊張状態になると背中の痛みにも繋がる部分なので緩めたい部分です。

背中の上の部分が痛いのは内臓機能低下

仙骨がずれてしまうと内臓機能低下にも繋がります。
背骨は頚椎(1~7番)胸椎(1~12番)腰椎(1~5番)で構成され、脊髄神経(せきずいしんけい)が流れています。
脊髄神経は背骨から出て前枝と後枝に分かれていて交通枝という神経を通って全身に分布しています。
例えば胸椎の4番と5番の前枝には大腸、後枝は坐骨神経、胸椎の6番から8番の右側だったら肝臓と胆のう、左側なら胃とすい臓に繋がっています。
仙骨の位置が後方に変化した場合、代償姿勢で胸椎の前湾がなくなり、バランスを取るために胸椎が後湾するので神経が引っ張られる状態になります。
神経部分が緊張状態になると筋肉だけではなく周りの組織も緊張状態になり内臓壁も硬くなってしまい内臓機能が低下してしまいます。
もし内臓機能が低下をしているかご自身で確認したい場合は拳で両方の肋骨を軽く叩いてみてください。
もし右側が硬くなっている状態ならば肝臓と胆のう、左側が硬い状態であれば胃、すい臓に繋がる神経部分に胸椎の6番から8番のズレの影響で異常な状態が起きていると考えられます。
内臓機能が低下すると背中の症状が出やすくなってしまいます。
仙骨のズレは侮れません。

背中が痛い!特に上の辺り。。。もしかしてヤバい病気? まとめ

背中の上が痛いと感じるのは仙骨の影響が考えらえるという内容で書いてきました。
上半身と下半身の接合部である仙骨のズレによって背中の症状が出やすくなるので仙骨の部分をアプローチをしていくことで今お悩みの症状とはおさらばしましょう。
もし背中の症状でお悩みの方、一度カラダラボにご相談ください。

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