背中の痛みは辛いですね。
背中の痛みの原因がヘルニアだったという方もいらっしゃると思います。
背中の痛みから腰痛になってしまったり、腰痛が酷くなるとヘルニアを発症してしまう方もいます。
今回の内容がお悩みの症状を解消できるきっかけになればと思います。
背中の痛みでヘルニアを発症する原因は
脊髄から出ている神経で脊髄神経があります。
この神経は背骨の頚椎、胸椎、腰椎の24椎から出て、分岐したり、交感神経と連絡する神経でつながっていながら、全身へ広がっています。
この脊髄神経はお腹側に向かってVの字になっているので、背骨の骨がお腹側にずれると神経が引っ張られて過剰に緊張状態になります。
椎骨が右側にずれると左側が、右側に捻るときには右側の脊髄神経が引っ張られて過剰な緊張状態を起こします。
引っ張れた神経が過剰な緊張状態になると神経伝達に異常が発生します。
それに伴い、神経が通っている周りにある筋肉や血管が硬くなってしまい、ハリやつっぱり感が出てしまい、関節の滑液が出にくくなって、本来の関節の動きができなくなって、痺れなどが起こります。
神経が引っ張られて神経伝達異常が起こると様々な症状が出やすくなります。
ヘルニアを発症した人の中の原因で多いのが、この神経伝達がうまく機能できなくなってしまったことです。
神経圧迫の要因として、運動量が減ってしまったことや過剰なストレスなどが影響していると思います。
こういった症状を起こさない為にも、もう一度日常生活を見直してみるのもいいでしょう。
男性の方が背中の痛みからヘルニアが起きるのは
男性の方でヘルニアを発症する原因は多々ありますが、その中の一つは筋肉の硬さです。。
例えば仰向けで寝た状態から膝を伸ばしたまま片足を天井に向かって上げてみてください。
このときに90度いかない人は運動をすることは大変危険です。
90度いかない人は腰痛持ちか、予備軍だと思ってください。
男性の方はもも裏の筋肉のハムストリングスが硬いので屈曲動作が苦手です。
それから股関節の柔軟性をチェックするときに試しにあぐらの状態と女の子座りをしてみてください。
あぐらの状態は楽チンにできますが、女の子座りをしたときには悲鳴を上げると思います。
股関節を捻る回旋動作は内旋0度から45度、外旋動作は0度から45度です。
男性は内旋動作が苦手で内転筋群が硬いです。
先ほどお話しした仰向けの状態で膝を曲げたまま足を上げたときの可動範囲は0度から125度ですが、この動作ができない人はお尻周りの小、中、大殿筋が硬いです。
今挙げた部分の柔軟性が低かったり、筋肉が硬くなってしまうと骨を支えることができなくなってしまいます。
柔軟性が低く、筋肉が硬い状態だと疲れがたまり易くなってしまい、骨に負担がかかりやすくなります。
またお酒やタバコなどを過剰に摂取すると内臓に負担がかかります。
お酒は勿論、肝臓に負担がきます。
肝臓は右側にあるので肝臓に負担がかかると右側の部分が硬くなって左右差がでて症状が起きることもあります。
女性の方が背中の痛みからヘルニアが起きるのは
今度は女性の場合です。
女性の場合はまず冷え性体質の方が多いです。
男性と比べて筋量が少ないのと、女性特有の月経、子宮、卵巣の働きがあるのでその影響で冷えになりやすいと言われています。
東洋医学では人間のエネルギーをコントロールしてるのが腎臓にあたります。
腎臓は冷えに弱いといわれているので、腰痛が起きるのは腎臓の気が少なくなる腎虚が影響していると考えられます。
ですので、まずは腎気を上げることが大切になっていきます。
腰痛が悪化してしまうと椎間板ヘルニアなどを発症してしまうので注意が必要です。
その次に身体の柔軟性を上げることが必要になってきます。
女性は股関節を外旋する動作が苦手でお尻周りの中殿筋の筋肉が硬い人が多いです。
例えばあぐらをかいた状態で座ると大体の方は膝を横に開いて地面にぺたっとつけません。
それから女の子座りをしたときにできない人は要注意です。
その場合は適度なストレッチをしましょう。
さらに甘い食べ物を好む女性がほとんどだと思います。
砂糖を多く含むデザートなどは身体を硬くしてしまい、内蔵機能を低下させ、身体を冷やす原因にもなるので甘い食べ物を摂取する場合は果物などから摂取するようにしましょう。
背中の痛みからくるヘルニアは食事から
今度は食事についてです。
「食事!?」と思う方がいると思いますが、食事を意識してもらえば病気や身体の異常は起きづらくなります。
人の身体は食べたもので形成されています。
今日本の食事は欧米化がどんどん進んでいて、日本人本来の食事が失われています。
日本人の理想の食事の割り合いが米が6割、野菜が3割、肉や魚は1割の和食が理想と言われています。
しかし最近ではごはんの量が半分以下で肉の割り合いがごはんより増えてきています。
その影響で肥満の人が増え、病気にかかりやすくなっています。
食事のときに意識してもらいたいのが質と量の部分です。
さらにはビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素といった栄養素を意識すれば問題ないです。
米が6割、野菜が3割、肉や魚は1割をベースにした食事を続けることで代謝が上がり、肥満になりづらくなり、病気にかかりづらくなり健康を維持することが可能です。
しかし欲求を満たそうとするのが人間なので、それを毎日続けることのは精神的に疲れると思います。
焼肉が食べたい、スイーツを食べたいなどの欲が出てくると思います。
そんな場合は最初は米が6割、野菜が3割、肉や魚は1割の割り合いの食事を一日一食で良いので試しにやってみましょう。
身体に異常を発生させない為にも。
背中の痛みからくるヘルニア予防!
背中の痛みが起きないためには痛みが起こらない身体を作ることです。
丈夫といっても筋力トレーニングをする方法というよりもストレッチをしてしなやかな筋肉を作り上げたいところです。
痛みやヘルニアの発症に繋がらないように柔軟性のある筋肉をつけて欲しいです。
今回はいくつかストレッチをご紹介いたします。
《首と背中の柔軟性を上げるストレッチ》
①立った状態で両手を斜め上45度方向に伸ばしましょう
②首をUの字を描くように動かしながら指先を見るように左斜め上方向に目線を向けます。
③②の状態で上体で10秒間キープします。
④今度は首をUの字を描くように動かしながら右斜め上方向に目線を向けます。
⑤④の状態で10秒間キープしましょう。
⑥首を左右交互に動かしていきましょう。
・ポイント
①動かしているときに、上げている手が動かないように、最初の位置で保持するようにしましょう。
②頭を動かすときは、あごを大きく動かすようにしましょう。
③しっかりと首に力を入れて行いましょう。
④頭を動かして、あごを伸ばしたときに背中が動いているの感じながら行いましょう。
⑤左右左右交互に動かしながら10回1セット目安に行ってください
背中の痛みがあるときは要注意!ヘルニアになっているかも? まとめ
背中の痛みが原因でヘルニアを引き起こしてしまう可能性があります。
背中は自分では触りにくいところですので、硬さを知る方法も限られています。
その人の身体の状態によって原因は変わってきますし、改善、予防の仕方も変わってきますので、しっかりとして改善と予防が必要になってくると私は思います。
もし本気で今の症状でお悩みの方はカラダラボに相談しに来てください。
我々スタッフが皆様一人ひとりに合わせて最適な方法を考えて最後まで対応させていただきますので。
それでは皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
最後までお読みくださり誠にありがとうございました。