背中の痛みで吐き気がするときはどのような対処が必要?

最終更新日:2023/09/10

今までに耐えられない背中の痛みをご経験されたことはありますか?
背中の痛みの影響で吐き気がするとなるとつらいですよね。
今回の症状でお悩みの方に少しでもお役に立てるように原因や予防など
を調べました。

背中の痛みと吐き気の関係性は?

あるときから背中が痛くてさらに吐き気がしてつらいと感じたときにいったい何が原因でそうなってしまったのかと考えたことがあると思います。
背中の痛みで吐き気までする原因として考えられることは、筋肉、骨、靭帯などの異常によるものから脊髄や神経などの異常、内臓の異常などで症状が出ているなどざまざまなケースが考えられます。
色々な原因がありますが、一番気をつけなくてはいけないのが内臓の疾患からくる様々な病気です。
内臓の疾患からくる病気は【胸膜炎(きょうまくえん)】【心筋梗塞】【狭心症】【大動脈炎症候群】【解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)】といったものがあります。
この中の心筋梗塞や解離性大動脈瘤といった病気は最悪、命を落とす危険性があるとても怖い病気なので気をつけなくてはいけません。
心筋梗塞に関しては40歳を超えてから多くなり、50歳から60歳が特にピークで男性の方が多く発症する病気だと位置づけられています。
心筋梗塞は突然起こるもので、【高血圧症】【糖尿病】【肥満】【高脂血症】【喫煙者】などがとても発症しやすいともいわれています。
発作が起こってから1日目で亡くなる人がなんと約半分の割合を占めており、発作が起こったら速やかに医療機関にご相談をしたほうがいいでしょう。

食後に背中の痛みと併せて吐き気がするのは?

食後に背中の痛みと併せて吐き気をもよおした場合『胆のう』の部分の異常からきている可能性を疑うべきでしょう。
胆のうは肝臓で作られた胆汁を溜めておく役割を担っています。
肝臓と十二指腸をつなぐ管の途中にある胆のうに何らかの異常が発生し悪化してしまうと発症する病気の中ですごく多いのが『胆石症』です。
胆管に石が出来る病気の総称で、場所によって肝内結石、胆管結石(肝外胆管にできた結石)、胆嚢結石に分類されます。
背中の痛みと吐き気が合わさるのが特徴です。
胆石症は主に食生活の乱れから起こるもので脂肪や肉類、コレステロールを大量に含む食べ物を摂取することが原因として考えれられます。
最近の食生活の欧米化ということも原因の一つだと言えるでしょう。
背中の痛みと吐き気とさらに腹部にも痛みが起こることが多く、さらに『黄疸(おうだん)』が出るときもあります。
人によっては胸の痛みを訴える方もいます。
これらの症状に発熱もあるようでしたら、『胆のう炎』『胆管炎』を起こしている可能性が高いと思われます。
重症化する場合があるので早急に医療機関で診てもらった方が良いでしょう。
胆石症は脂っぽいものを食べた後に発症することが多いのも特徴の一つです。
早ければ食後30分も経たないうちに、場合によっては食後1、2時間経ったのちに急激に痛みが起きることもあります。
もし、食後に右上腹部がシクシク痛む沈痛程度なら慢性の胆のう炎になっているかもしれません。

左側の背中の痛みと吐き気がするのは?

背中の左側に痛みがあり、吐き気がするときはどのようなことが考えられるかをお話します。
左利きの人で左手ばかりを使いすぎると左側の背中が硬くなる場合があります。
後は右利きの人で左側を使わなすぎても硬くなることもあります。
後は左側には内臓の『胃』があります。
胃は主に脾臓とともに飲食物を消化吸収する働きがあります。
体内にある気を送り出す働きもあります。
例えば深く物事を考えすぎたりしてしまうと胃の機能が低下してしまうといわれています。
胃の部分に異常が起きると左側の部分に症状が出やすくなり左側の背中が硬くなりやすくなります。
胃の調子がどんどん悪くなっていくと、腹痛や下痢、吐き気などの症状がおきやすくなります。
悪化すると病気などにもかかりやすくなるので左側の背中に違和感が出始めてたときは十分に注意をする必要があります。
東洋医学的な考え方ですが、胃が疲れやすいのは夏の終わりの晩夏の頃に疲れやすいといわれています。
暑いとアイスや冷たい飲み物を過剰にとってしまうことで胃がびっくりしてしまうのでしょう。
胃の調子を整えるためにもエネルギーに満ちた季節毎の旬の食物を摂取したり、腹筋に刺激が入るようなストレッチやトレーニングを行うことが大切になってきます。

右側の背中の痛みと吐き気がするのは?

右側の背中が痛くて吐き気が起きてしまう原因についてお話します。
右利きの人は右側を使うことが多い為、右側を使いすぎることで硬くなってしまう場合と使わなすぎて硬くなってしまう場合があります。
左利きの方は逆のことが言えます。
それから内臓という観点では右側には【肝臓】があります。
肝臓は血液を貯蓄して必要に応じて供給したり全身に流れる血液を調整する働きがあります。
また、筋肉や、腱の部分を支配しているので例えば運動をしすぎてしまうと肝臓が疲れやすくなり、風邪を引きやすくなったり、目の疲れなどが起こりやすくなります。
それから肝臓が疲れているとイライラしやすく、怒りっぽくなるとも言われています。
肝臓が疲れやすいのは主に春の時期と言われています。
春は出会いと別れの時期です。
学校では新学期がはじまり、会社では新入社員が入社する時期にもあたります。
新入社員の歓迎会などの飲み会でアルコールを摂取する機会が多いのも春の時期になります。
アルコールの過剰摂取は肝機能を低下させる成分が含まれているので控えましょう。
肝臓の疲れから大きな病気にまで発展することもあるので気をつけたいですね。
肝臓が疲れないようにする為にもストレッチなどでケアをしましょう。

背中の痛みで吐き気が起きない為には守りたいこと

最後に背中の痛みからくる吐き気が起きないようにする方法をお伝えします。
日常生活の中では仕事を頑張りすぎて肩こりや腰痛などの疲労から背中の痛み、吐き気が起こる可能性もありますので注意したいですね。
疲れが取れない方は睡眠不足もしくは睡眠の質の悪さが考えられます。
疲れが抜けきらないと身体のリズムが整いません。
寝相が悪い場合や浅い眠りは身体の筋肉を十分休ませることが出来ず、背中が痛くなるということもあります。
現代社会はストレス社会です。
ストレスを溜めないことも大事になってきます。
外的な痛みとは違い心身的な影響も大きくあります。
その為にも適度に運動をしましょう。
適度な運動は健康面において大いに良い影響を与えます。
身体的にも心身的にもプラス方向に働きます。。
一日数十分の有酸素運動を出来るだけ続けるようにしてください。
原因を根本から解決させるにはいい手助けにもなります。
暴飲暴食や偏食など胃に負担をかけ続けるような食生活を行っていると吐き気をもよおす機会が必然と増えてしまいます。
すると背中に痛みが走ることも多くなってしまうのです。
ですからしっかりと毎日の食事の見直しをしましょう。
食事はとても大切なことですが、全てを抑制してしまうとストレス倍増してしまいますからストレスを溜め込まない程度の楽しい食事を心掛けましょう。

背中の痛みで吐き気がするときはどのような対処が必要? まとめ

背中の痛み、吐き気などの原因はさまざまです。
症状が起きない為にもその人にあった対処法を見つけることが大切になってきます。
内側、外側からトータルバランスを整えることが今後可能になってくれば今の症状とおさらばするのも時間の問題でしょう。
できることから試してみましょう。

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