腕がだるい、肩が上がりにくい、肩の後ろまわしがスムーズにすることができない。
そのようなことはありませんか。
そんなときに腕の付け根の部分などを刺激することで腕周りが軽くなります。
腕周りにはざまざまなリンパが通っています。
リンパだけはなく、筋肉、ツボ、神経をアプローチをするとより効果的といえます。
腕の付け根のリンパと筋肉やツボをケア
リンパは首の付け根、鎖骨、わきの下、腹部、足の付け根、膝の裏と多数の部分に流れています。
リンパの中で脇の下にある腋窩(えきか)というリンパがあります。
このリンパは大胸筋、僧帽筋、広背筋のちょうど境目のところにあり、これらの部分の筋肉に関係があります。
僧帽筋は首から腰の上までの大きい筋肉で一番表層にくっ付いています。
この筋肉が固まってしまうと神経、リンパが圧迫されて流れが悪くなってしまいます。
この状態が長く続いてしまうと肩こりや腰痛、首の症状といったことが起こります。
症状を放置してしまうと症状が慢性化してしまい解消するのに長い月日をかけなくてはいけない状況になりかねます。
そうならない為にもこの腋窩の部分を「痛気持ちいい」と感じる強さで圧をかけてみましょう。
少し押すだけでもいい刺激が入ると思います。
腋窩を刺激をすることで首の寝違えや肩こりの症状を取り除く効果もあります。
腋窩を緩めた後に首のストレッチをするとさらに効果的です。
簡単な方法としては
①立った状態で両手を頭の後ろに組んで顔を前に倒します。
②倒した状態から首を後ろに伸ばしながら顔を正面の位置に戻します。
このときに両手で戻す首に軽く抵抗をかけます。
③この状態で10秒間キープしましょう。
このストレッチをした後に首を動かしてもらうと首が動きやすくなります。
ぜひ試してみてください。
腕の付け根のリンパと肩周りの筋肉やツボをケア
肩の調子が悪い方、肩が上がらない、肩を後ろ回しをすると骨がゴリゴリゴリと音がなるといった肩周りに何かしらの不調を感じている方もリンパを刺激することで肩の不調を取り除くことができます。
肩周りを動かすときには僧帽筋、前鋸筋、小胸筋、前側の部分で胸鎖乳突筋などが働きます。
肩周りの筋肉がうまく動くことができなくなってしまうと肩周りの症状で四十肩、五十肩や首の症状といったことが起こります。
そうならない為にもリンパを流す必要があります。
肩周りが不調の方がリンパを流して調子が良くなったという方も多くおられます。
リンパを流した後にツボを流してあげるとさらに軽くなります。
肩の調子が悪いときは外関(がいかん)というツボを刺激してみましょう。
場所は腕の外側で手首の真ん中のくぼみから指2本ほど肘寄りの所にあるのが外関です。
そこの部分を指で押してみましょう。
押すと肩がすうーと抜ける感覚が得られると思います。
その後は肩周りのストレッチをしてさらに状態をよくしましょう。
簡単ストレッチ
①肩に指先を当てましょう。
②両肩を大きいUの字を描くように後ろに10回回してみましょう。
ストレッチをした後にもう一度肩周りを動かすと肩がすっきりしていると思います。
腕の付け根のリンパと背中の筋肉やツボをケア
今度は背中の動きを軽くしていきましょう。
背中は背骨を支える働きや運動動作をする上で大切な部分になります。
背中の柔軟性がある人は怪我をすることが少なく、運動選手であれば運動パフォーマンスが高いと予測できます。
私生活の動きで中腰の状態から背中を後ろに伸ばす動作や背中を左右に捻る動作、ジャンプ中の動作などに背中の筋肉は大きく働きます。
このような動作をするときに背中の筋肉が硬い状態だと腰痛やぎっくり腰を起こしてしまったり重症になるとヘルニアを発症してしまうというケースも少なくありません。
そうならない為にもしっかりとしたケアが必要になってきます。
背中の硬さを緩和するには体幹を捻る動作をすると背中の硬さが緩和されます。
背中ストレッチ
①仰向けの状態で右足を曲げて膝を90度曲げましょう。
②90度の状態から身体を捻りながら左方向に倒しましょう。
③②の状態で10秒間キープしましょう。
④今度は左足を曲げて膝を90度曲げましょう。
⑤④の状態で10秒間キープしましょう。
このストレッチをすることで背中にストレッチがかかり背中の硬さが緩和されます。
背中が伸びると身体がリラックス状態になり軽くなった気分を味わえます。
ぜひやってみましょう。
腕の付け根のリンパを刺激することで腰の筋肉やツボをケア
今度は腰周りを軽くして身体を楽な状態に上げましょう。
腰周りを動かすときは大腰筋と腰方形筋などの筋肉が大事になってきます。
大腰筋と腰方形筋のどちらか一つの部分が硬いとうまく体幹バランスが取れなくなります。
これらの筋肉が硬くなってしまうと姿勢が崩れて猫背になってしまったり、腰痛を引き起こすことになります。
そのような状態にならない為にも経絡や筋肉に適度に刺激が入れられるストレッチをバランスよくやることが必要となります。
まずは腰周りの違和感を緩和させましょう。
腰の違和感を緩和させるのに実は足首にツボがあるのはご存知ですか。
足裏の部分に湧泉〔ゆうせん〕というツ万能ツボが存在します。
足の指をグーに曲げたときにへの字ができると思います。
への字のちょうど中心の部分を押してみましょう。
なかなかいい刺激が入るでしょう。
腰から足先まで神経や経絡が流れています。
腰の調子が悪いときや腰周りの筋肉が硬くなってるときにこのツボを押すと腰の症状を緩和することができます。
湧泉を押しただけで身体全身が温まった状態になり、腰の症状以外にも冷え性やむくみの予防もできるツボです。
お試しください。
腕の付け根のリンパを刺激した後は食事も意識
最後は食事のことについて書きたいと思います。
人は皆、1年に1歳ずつ年をとります
実年齢とともに身体年齢もどんどん年をとります。
よく健康診断や健康マシーンで身体年齢や血管年齢を測れる機械があるのですが過去に試したことはありますか?
身体年齢が実年齢より年をとっていたということは一度はご経験があるかと思います。
砂糖が多く含まれている食べ物やお酒を大量に摂取したりと好きな物ばかりを取っていると後々身体に重病を背負うかもしれません。
しかし、食べ物や食べる方法を少し意識するだけで身体を健康状態にすることは不可能ではありません。
その為には年間を通して季節毎に旬な食材を取り入れることが大事になってきます。
旬な食材はその時期に一番エネルギーを蓄えているものです。
食べ物によって血流を良くする食材や逆に悪くする食材、炎症を起こしたときにその炎症を取り除く食材もあれば逆に悪化させてしまう食材などが多数存在します。
せっかくストレッチやリンパマッサージなどの健康法を行っていても、身体の健康維持にはほぼ半分以上が食事の力が占めています。
食事によって内臓機能を整えましょう。
そうすることで健康状態を維持することができるのです。
ですから身体を動かした後は食事も意識して改善をしてみましょう。
腕の付け根のリンパを刺激して身体の色んな部分が楽になる まとめ
リンパをアプローチすることで身体をいい状態にすることができますが、プラスアルファーでストレッチや、経絡を流したり、食事といった部分をバランスよく行うことが身体にとって一番良いことです。
もっと詳しい内容を知りたいと思った方、一度カラダラボに一度ご相談してください。