現代社会で腰痛に悩まされている方は少なくありません。
腰痛にならない為に腹筋を鍛えるが逆に腹筋を鍛えすぎて腰痛を発症する人もいます。
腹筋を鍛えることが腰痛予防につながるという情報が世に広まっている為どういった鍛え方をすればいいか混乱してしています。
今回そういったお悩みの方の手助けになればと思います。
腰痛にならない為に己の身体を知りましょう
腰痛にならないようにする為の腹筋の鍛え方を知り、実際に腹筋運動をやれば解消できるという訳ではありません。
もちろん腹筋の鍛え方を知り、実際に行えば腰痛が解消されるケースもあります。
しかしそれだけがすべてではありません。
人は約600程の筋肉が身体に備わっています。
筋肉以外にも骨、関節、神経、内臓などがあるので腹筋だけという視点で捉えるのではなく、トータル的に見ることが大事になってきます。
腰痛の症状の原因は様々あります。
例えば、男性の場合であればもも裏の筋肉のハムストリングスが硬い人が多いです。
ハムストリングスの硬さから腰痛になるケースがありますし、女性の方の場合は股関節の内側の内転筋やお尻周りの筋肉のひとつである中殿筋の硬さの影響で腰痛になる方もいます。
後は背中の筋肉の硬さからくる腰痛もありますし、内蔵の疲れの影響もあります。
背中を左右に捻る動作をするときに右側に捻るのが硬ければ肝臓の影響が考えられますし、背中を左側に捻るのが硬ければ、胃、消化器系の影響なども考えられます。
後季節の影響も関係してくるので、一つの部分だけでみるのではなく広い視点から見ると今まで気がつかなかった新たな発見があり、改善スピードが依然より上がります。
腰痛にならない為の腹筋以外にも注意しよう
前側の筋肉、腹筋の筋肉を鍛えれるだけでは腰痛が改善されるとは限らないのは先ほどお伝えしました。
腹筋の鍛え方だけに特化して、腹筋運動だけをしてしまうと、後ろ側の筋肉が使われないので前後バランスが崩れてしまい、結果腰痛を引き起こすことになります。
季節によって腰痛の症状が変わってきます。
東洋医学だと主に冬の時期に腰痛になる方が多い傾向があると考えます。
冬の時期は腎臓と膀胱の内臓部分が疲れやすくなります。
腎臓、膀胱は腰周辺に付着しています。
腰は腎の腑であることから、慢性腰痛の多くは腎の機能低下によって起こります。
腎は有益な水分を再吸収し、不要な水分を尿として排除する水分代謝の働きを脾や肺とともに行います。
人間の体内は約7割が水分なので水分代謝の働きをする機能が悪くなると水分が身体に潤うことができなくなり、腰痛を起こしやすくなります。
冬の時期は腰痛はもちろんそうですし、ぎっくり腰を発症する方も多くいらっしゃいます。
冬の時期に起きる腰痛をしっかり治しておかないと、他の季節を迎えたときにまた腰痛が再発していまう恐れが十分にあります。
春の時期に腰痛にならない為の腹筋以外の鍛え方
今度は春の時期に起こしやすい腰痛についてご説明致します。
東洋医学では春の時期は肝臓と胆のうが疲れやすい時期です。
肝臓は血液を貯蓄し、全身を流れる血液量を調節します。
もしこの機能に障害が起きると全身の血液の各臓器に血液を送ることができなくなります。
春の時期は右側部分の腰痛が多く見られます。
肝臓は右側に存在しているので肝臓機能が低下をすると右側の腰周辺が硬くなりやすくなるので春の時期の腰痛は肝臓と関係が強いと考えられます。
春の時期の腰痛をケアをする場合、足の親指から始まる肝臓の経絡にあるツボで「大衝(たいしょう)」というツボを刺激すると肝臓機能が活性化されて腰痛改善にも繋がります。
この場所はご自身でツボを刺激をすることができるので手軽にケアをすることができます。
肝臓だけではなく胆のうの機能を活性化させるのも忘れないでください。
胆のうであれば足の薬指付近に胆の経絡が流れています。
「地後絵(ちごえ)」というツボは胆のうを元気にするツボなのでお勧めです。
またストレッチでは腹筋を鍛えるのではなく背中の捻る動きが含まれているストレッチを行うと効果があります。
背中を捻ることで肝臓にストレッチがかかるのでぜひやってみてください。
女性の方が腰痛にならない為の腹筋以外の鍛え方
腰痛は人類が直立歩行をして以来、宿命的な病気となりました。
およそ8割の人が腰痛を経験しています。
今度は女性の方が腰痛を起こしてしまったときの対処法をご説明します。
女性の方は男性と違って、婦人科系の機能低下からくる腰痛にお悩みの方が非常に多いです。
例えば妊娠に伴う腰痛、月経に伴う腰痛、などがあります。
東洋医学では「腰は腎の腑なり」といって慢性腰痛の大部分は腎臓機能の低下によると考えられます。
ですから慢性腰痛には腎気を補うことを目的としたツボを選びます。
腰痛の原因としては変形性腰椎症、姿勢性腰痛、筋、筋膜症による腰痛、骨盤臓器の病変による腰痛などがあります。
注意しなければいけないことは症状が徐々に悪化し、痛みの範囲も拡大するような腰痛の場合必ず専門医のいるところで受診することです。
また女性の方が発症する腰痛の場合、腎臓、大腸、肺系の経絡を刺激することで改善することがあります。
ツボだと「名門」「腎兪」「志室」「大腸兪」「関元」「太けい」のツボを刺激することで女性の方が発症する腰痛を改善することは十分に可能です。
ツボを刺激することで各内臓の機能が活発になります。
そうすることで今お悩みの症状を改善することができるのです。
腰痛にならない為の腹筋以外の鍛え方
今度は腰痛にならない為の腹筋の鍛え方、ストレッチをご説明致します。
今回は腹筋とともに背中側を使うストレッチです。
裏側の筋肉は姿勢保持に使う筋肉がたくさんあります。
前側ばかり鍛えすぎると後ろとのバランスが偏ってしまい腰痛を引き起こすことは少なくありません。
①両手、両膝を地面につけて四つんばいの体勢になります。
②お腹を内側に凹ましながら背中から腰部を少しあげます。
③②の状態で10秒間キープします。
④腰を緩めて背筋を伸ばしながら①の状態に戻します。
⑤今度は②と④の動きを交互に行いましょう。
・ポイント
①腰を上に上げる動作のときに肘は伸びた状態のままで行いましょう。
②腰部を少し上げて、緩める動作を交互に10回1セット目安に動かしましょう。
③回数を重ねていくうちに背中が徐々に伸びていきます。
④最初はきついと感じると思いますが、慣れてくると腰痛改善、予防にはお勧めのストレッチです。
以上になります。
このストレッチは背中の伸び縮みをするストレッチです。背中を伸び縮みを行うことで背中の柔軟性を上げることができます。背中の柔軟性が上がれば腰の負担をカバーすることができます。
知ったら得!腰痛にならない為の腹筋以外の鍛え方教えます まとめ
正しい腹筋の鍛え方はもちろんあります。
ただし、腰痛予防のためというのであれば、違う視点から考えてみたほうが良いと思います。
正しい腰痛予防を実践していただければこの先明るい未来が待っているかもしれませんよ!!
もし本気で腰を痛めずに腹筋を鍛えたいという気持ちがある方、ぜひ何にも負けない健康体を手に入れる為に出来ることをやるというのが一番です。
私もバスケットボールプレイヤー時代は腹筋を鍛える為に色々なトレーニングを試しました。
ただやるだけではなくて鍛えることでどのような効果があるのか?どの方法でやれば腰を痛めずに効率良くできるかを知っているのと知らないのとでは効果が断然違ってきます。
その為には色々なことを試さなければいけないでしょう。
でも失敗は付き物ですよね。
あれが良いから、これが良いからとあれこれ試しては失敗を繰り返すのは嫌ですよね。
そんなときはカラダラボに相談しに来てください。
我々スタッフが皆様一人ひとりに合わせて最適な方法を考えて最後まで対応させていただきますので。
それでは皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
最後までお読みくださり誠にありがとうございました。