普段の生活の中で臀部(おしり)の筋肉に痛みが出ることはありませんか?
座っているだけで痛くなったり、座った状態から立ち上がる瞬間とかに急に痛みがでる方が多くいらっしゃると思います。
臀部の筋肉の痛みが酷くなると歩いたり、走ったり、普段の生活をするのが困難になってしまいます。
そうならない為の対処法をご紹介いたします。
臀部の痛みの原因になる筋肉の問題
お尻周りの筋肉にはさまざまな種類があり、股関節や骨盤を支える働きがあります。
お尻周りの筋肉が緊張状態になると股関節や骨盤をうまく支えることができなくなってしまいます。そうすることで臀部(でんぶ)の筋肉、その周辺の筋肉に痛みや炎症が起きてしまいます。その影響で腰痛が起きてしまったり、ぎっくり腰になってしまったり、酷くなるとヘルニアの症状を起こしてしまいます。ヘルニアの症状が悪化してしまうと最悪病院で手術をして、リハビリに時間を費やすことになり、元の身体に戻すのに長い年月がかかってしまいます。原因としてはデスクワークで長時間座りっぱなしの状態や、身体の使い方をうまくできていないことが挙げられます。又、年を重ねるにつれて、学生時代と比べて運動する機会が減っているのも原因に含まれます。なので適度な運動とストレッチをしてなるべく臀部の筋肉、お尻周りの筋肉に負担をかけすぎないように心がけてください。例えば、仕事中に座っているときにお尻に負担のかからない座り方をしてみたり、家にいて、お風呂上りにお尻周りを伸ばすストレッチをしてお尻周りの緊張を緩和させたりと方法はたくさんあります。少し意識するだけでもだいぶ臀部の筋肉、お尻周りの筋肉の痛みが出づらくなりますよ。
臀部の痛みが原因となる関節の部分
臀部の筋肉、お尻周りの筋肉に痛みが出たときに痛みが酷くなると関節にも出てきます。お尻周りは筋肉の他に色んな関節があります。お尻周りにある関節で仙腸関節(せんちょうかんせつ)、腰仙関節(ようせんかんせつ)、股関節(こかんせつ)という関節があります。臀部の筋肉、お尻周りの筋肉に痛みが出るときに仙腸関節の部分を試しに親指で押してみてください。もし刺さるような痛みがある場合はお尻の筋肉が硬くなっていて関節に負担がかかっているので後々腰痛などの症状が出やすくなってしまします。後は股関節の柔軟性が低い人は臀部の筋肉、お尻まわりの筋肉が硬くなっていて股関節の本来の働きの制限がかかっているのではないでしょうか。各関節に痛みが出るときは例えば歩いたり、あぐらをかいて座ったり、女性の場合は女の子座りをしたり日常生活で何かしらの動作をしたときに各関節に痛みが出たときは要注意です。関節に負担を掛けすぎるとお尻周りの骨を骨折してしまったり関節を脱臼してしまうといった大きな怪我に繋がってしまいます。骨や関節に負担をかけすぎないように心掛けましょう。骨、関節に負担をかけすぎない為にも、柔軟性のある筋肉で骨、関節を支えられるようにしましょう。
臓器の機能低下による臀部の筋肉の痛み
人体には筋肉、骨、神経、細胞などさまざまなパーツがありますが、その中に筋肉の働きを支えている内臓があることはご存知ですか?内臓は身体の内側の部分をコントロールする働きがあります。その中でも筋肉に関連がある臓器があります。それは肝臓です。肝臓の機能が低下してしまうと臀部の筋肉、お尻周りの筋肉に痛みや炎症が起きやすくなってしまいます。なぜ肝臓と筋肉が関連するのか東洋医学に基づいてご説明いたします。肝臓は情緒関係に働く、中枢神経、末梢神経、運動神経等を司ります。肝臓は主に血液を貯蓄して全身に血液を送る働きをしています。もしこの機能に障害が起きてしまうと、全身に血液をうまく送ることができなくなります。全身に血液をうまく送れなくなると疲労がたまりやすくなったり、目が乾燥したりします。後は肝臓は筋肉や腱の働きをコントロールしています。うまくコントロールできなくなってしまうと筋肉に負担がかかりやすくなって、筋肉に炎症が起きてしまったり、痛みが発生します。酷くなるとしびれやけいれん、麻痺が起きたりしてしまいます。後はこれは余談なんですが、私生活の中で怒りの感情が多いと肝臓の機能が低下してしまいますので怒り過ぎには気をつけてくださいね。
臀部の筋肉の痛みを増幅させる食べ物とは
臀部の筋肉、お尻周りの筋肉に痛みが出たときにみなさんはどういう対処をしていますか?色々な方法があると思います。今回は内側から改善できるように食事についてご紹介いたします。食べ物には実は炎症を促進する食べ物がいくつかあります。その代表的なものをご紹介いたします。
・ファーストフード
外食をするとなったときにどこに行くとなるとやはりファーストフード店に行く方が多いのではないのでしょうか?ファーストフードは手軽に値段も安く済みますし。後は肉料理がほとんどを占めていて野菜類が少ないです。カロリーが高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維がかなり不足しています。ファーストフードにはトランス脂肪酸という作用が多く含まれています。トランス脂肪酸は水素で添加された植物油で自然食品ではなく人工的に生成される副産物です。トランス脂肪酸にはたくさんの悪玉コレステロールが含まれています。悪玉コレステロールは血液をドロドロにしてしまうので筋肉にいい血液を送ることができなくなります。そうすることで筋肉疲労が溜まりやすくなり炎症や痛みが起きやすくなります。トランス脂肪酸を多く摂取してしまうと、後々にガン、アレルギー、アトピーなどの症状にかかりやすくなるので控えましょう。
臀部の筋肉の痛みに効くストレッチとは
臀部の筋肉、お尻の筋肉の痛みが起きたときにどういったケアをしていますか?
お尻周りの筋肉の柔軟性を上げるストレッチをご紹介いたします。
・まず地面に体育座りをします。
・体育座りの状態から両膝を外に開けるところまで開いてあぐらの形をとります。
・両足のかかと同士をくっつけて、両足のつま先を外側に伸ばせるところまで伸ばします・上半身の姿勢を真っ直ぐの状態のまま上体を前に倒せるところまで倒します。
・倒して伸びた状態から10秒間キープします。
・10秒間キープをしたら、身体の上体を起こしてください。
・今度は実際に動かしていきましょう。・あぐらの上体から、上体を前に倒せる、戻す動作を繰り返し動かします。
・回数は10回1セットです。
・ポイント
・あぐらをかいて座るときにお尻の後ろ側で座るのではなく、お尻の前側で座るようにしましょう。
・足首のつま先の位置はできるだけ外に開きましょう。つま先を外側に開いた状態でストレッチをすることで股関節とお尻周りのストレッチの効き具合が全然変わります。
・状態を前に倒すときに上半身は高い状態のままで前に倒れましょう。身体が丸まった状態で前に倒れると効果が薄れてしまいます。
・前に倒れるときに身体を前に倒すというより、股関節をたたむ、挟むイメージをしながら前に倒れましょう。
以上になります。
臀部の筋肉、お尻の筋肉に痛みが出るときは股関節の筋肉が硬くなっているか、お尻の筋肉が硬くなっていて痛みが出るケースがほとんどです。
ぜひやってみてください。
スッキリ!臀部の筋肉の痛みを解消する対処法とは まとめ
今回、スッキリ!臀部の筋肉の痛みを解消する対処法とはの記事を書きました。
お尻周りの筋肉に痛みを放っておくと腰痛が起きたり、酷くなると、ぎっくり腰、ヘルニアといった怪我が起きてしまいます。そうならない為にもしっかりとした知識とセルフケアが必要になってくると私は思います。
この記事が少しでも皆様のお役に立てればと思います。
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