鼠径部(股関節付近)があるときに突然痛みが出たことはありませんか?
歩いたとき、足の付け根が痛いと感じたとき、腰が痛いと感じたとき、もしかしたら鼠径部に何かしらの異常があると考えられます。
鼠径部をマッサージをしたら腰痛やお尻の付け根の部分が治ったという方が少なくありません。
今回は様々なマッサージ効果をまとめてみましたので、参考にしてください。
鼠径部のマッサージで筋肉の柔軟性アップ効果
鼠径部をマッサージすると筋肉の緊張が緩和され、血の流れが促進されます。鼠径部周辺の部分には股関節があります。
例えば足を上げるとき、足で地面を蹴る動作のときに股関節が働きます。
人は曲げたり、伸ばしたりする動作は簡単にこなせますが、捻る動作が苦手な人が多くいます。
鼠径部をマッサージすることで股関節の柔軟性が良くなり、足がスムーズに動かせるようになります。
この部分が正常に働かなくなると、腰痛を起こしてしまったり、膝に痛みが出てきたりといった症状が起こりやすくなります。
他にも色々な良い利点があります。
・最近足が重たい感じがして足がむくんでいる方
・年中足先が温まらなくて冷えが気になる方
・最近下半身周りが太くなったことを気にしている方
・最近お尻がだんだんとたるんできたのが気になる方
このような症状でお困りの方は鼠径部をマッサージをして刺激することでお悩みの症状を取り除くことが可能になります。
身体の負担を極力最低限に抑えるための健康法として一つ取り入れてみてはいかがでしょうか。
鼠径部をマッサージして内臓機能アップ効果
鼠径部には内臓機能を活発にするツボが存在します。
身体をバランスよく調整しているのは内蔵になるのでそこの部分をしっかりと調整することができれば身体のリスクというのは軽減されます。
鼠径部には胃経、腎経、胆経、膀胱経といった内臓の経絡が通っています。
胃は食べ物を消化するときに働きます。
腎は人間のエネルギーを貯蓄する臓器です。
胆は肝臓機能を助ける働きをします。
膀胱は体内の余分な水分を尿に変えて排出する働きをします。
簡単に刺激の入れ方を説明致しますと、
・胃の辺りに何か違和感を感じるときは鼠径部の足五里(あしごり) というところを刺激しましょう。
・最近なんか身体に力が入らないと感じたときは鼠径部から少し離れたおへその下の部分にある中極(ちゅうきょく)というツボを刺激しましょう。
・お尻の付け根の部分に痛みを感じたときは付け根の部分の環跳(かんちょう)というツボを押してみましょう。
・腰の調子が悪い方や下痢をしている方で腎の機能が悪くなっている方は膀胱兪(ぼうこうゆ)というツボを刺激してみましょう。
それぞれの症状は内臓からの疲れからくることが少なくありません。
ですので鼠径部の辺りに通っている経絡を刺激してあげて内臓機能を活発にしてあげるのは身体にとって良い方法と言えます。
鼠径部マッサージ、アプローチは股関節の柔軟性アップ効果
鼠径部とは足の付け根や股関節辺りの範囲のことを言いますよね。
鼠径部の状態をチェックするため簡単な方法がありますので、お試しください。
床に座った状態でかかと同士をくっつけてあぐらの形を作ります。
両膝を外に開くときに地面にぺたっとつく人とつかない人がいます。
このとき、両膝がつかない人に鼠径部の辺りにアプローチする必要があります。
二人一組でぺアを作ります。
今度は仰向けの状態で寝て両膝を立てます。
両膝立てた状態から先ほど座った状態と同じようにあぐらの形をとります。
両膝が開いた状態からまずは両膝を閉じる動作を行いましょう。
閉じるときにもう一人の人は両手で両膝の内側を押さえて閉じるときに少し抵抗を入れます。
この動作を数回行った後にまたあぐらの状態を取ります。
そうすると先ほど両膝がぜんぜん開かなかったのが開く状態になります。
このような方法でアプローチをかけることで関節の可動域が広がります。
マッサージをすることで筋肉は緩めることが出来ますが、本来筋肉には伸びたり縮んだりする作用があります。
ですから緩めるだけではなく、伸びる動作、縮む動作ができるアプローチをすることが良い方法と言えるでしょう。
それを可能にするのが抵抗運動です。
抵抗をかけることで筋肉が収縮しやすくなり、弛緩時に緩みやすくなって関節可動域が広がって身体を良い状態に上げることができます。
鼠径部マッサージからストレッチはさらに効果的
鼠径部のマッサージ効果についてお話をしました。
マッサージをすれば身体の疲れを取ることができたり緩和できたりすることができます。マッサージだけだとそのときは身体は楽になりますが、数日経つと身体の状態は元に戻りやすくなります。
ですからさらに効果を上げる、状態を維持する為にストレッチをしましょう。さらに効果が倍増します。
今回は足の付け根、股関節を使うストレッチをご紹介いたします。
少しトレーニング要素が含まれています。
①床に両手と両膝をついて四つんばいの体勢をとります。
②右腕と左足を同時に伸ばします。左腕と右足でバランスを整えます。
③②の状態で10秒間キープしましょう。
④今度は伸ばした腕と足をおへそに寄せましょう。このときに肘と膝をくっつけましょう。
⑤④の状態で10秒間キープしましょう。
⑥今度は左腕と右足を同時に伸ばします。右腕と左足でバランスを整えます。
⑦⑥の状態で10秒間キープします。
⑧今度は伸ばした腕と足をおへそに寄せましょう。このときに肘と膝をくっつけましょう⑨⑧の状態で10秒間キープしましょう。
⑩今度は左右交互に動かしていきましょう。
以上になります。
ぜひやってみましょう。
鼠径部マッサージ後にタオルストレッチでさらに効果抜群
今度はタオルを使ったストレッチでさらに身体の状態を良い方向に上げていきましょう。このストレッチはタオルと寝るスペースさえあればできるお手軽なストレッチです。
このストレッチもトレーニング要素が含まれているストレッチで最初はきつく感じるかもしれませんが慣れてくると楽しめるストレッチです。
①座った状態で両足を開脚して、足は横に開けるところまで開きましょう。
②タオルの両端を親指と人指し指を抜いて3本指でタオルを握りましょう。
③タオルをバンザイして真上に上げた状態から右足のつま先にタッチするイメージで身体を右横に倒していきましょう。
④③の状態で10秒間キープしましょう。
⑤タオルを真上に上げた状態に戻してから今度はタオルを左足のつま先をタッチするイメージで身体を左横に倒していきましょう。
⑥⑤の状態で10秒間キープしましょう。
⑦タオルを真上に上げた状態に戻してから今度はタオルを右、左と左右交互に動かしていきましょう。
・ポイント
①足を開脚したときにつま先は天井方向に向けた状態でかかとを遠くに伸ばしましょう。②開脚の状態が厳しい場合は両膝を少し曲げた状態から始めてみましょう。
以上になります。
簡単ですからやってみてください。
鼠径部をマッサージするとどんな効果が得られるの?教えて まとめ
鼠径部をマッサージしたり、ツボを押したりすることで様々な効果があるので、今お悩みの辛い症状を改善することができるかもしれません。
さらにその後にストレッチを行うことで身体をさらに良い状態に上げることができます。今回の内容が参考になるか分かりませんが、最後までお読みくださってありがとうございました。
マッサージとストレッチをバランスよく行うことで健康な身体を維持していくことができます。
もし他に良い方法を知りたいなという方は一度カラダラボにご相談ください。