痛みではなく背中や腰に違和感がある。だるいような重いような感じがする。
こんな症状でお悩みの方はいませんか?放っておけば直ると考えないでください。カラダが何かしらのサインを送っているのです。
今回は、背中や腰に違和感がある時、あなたのカラダでは何が起こっているのか、セルフケアはどんなことをしたらいいのか紹介します。
背中、腰の違和感。あなたの背骨は大丈夫?
違和感といっても背中の範囲は広いですし、肩甲骨の内側なのかお尻に近いところなのか、人にとって背中を指す範囲も腰を指す範囲も異なります。
背骨が明らかに曲がっている場合や背骨が局所的に落ち、窪んでいる場合は骨自体に問題があります。一度病院での検査が必要です。
今は大丈夫でも、文字を書く時に紙を斜めにしたり、自然に頭が左右どちらかに傾いてしまうという方も将来的にカラダに異変が出るのも間近です。
もし、お子さんが紙を斜めにして文字を書いていたらすぐに辞めさせましょう。
視力低下はもちろんのこと、視界が傾くことにより平衡感覚が鈍り運動能力も低下する恐れがあります。
1970年代に日本の12歳以下の子どもを対象に調査をしたところ全体の1%が側弯症であるという結果が出ました。
この調査は40年以上前のものなので、今ではもう少し側弯症のお子さんは増えているということは容易に想像できると思います。
急速に普及したテレビゲームや携帯電話、スマホなどの影響が考えられます。
この違和感はどこの不調?内臓が弱っているケースも
背中や腰の違和感だけでなく鈍い痛みが続いている。みぞおちまで痛むようなことはありませんか?
発熱や頭痛、嘔吐を伴う場合は内臓疾患の場合があります。
こういった場合も病院で受診しましょう。
明らかに、飲みすぎて二日酔いになった。とか、いつもと違うものを沢山食べて調子が悪い、などの場合は動物に習って半日以上、または1日、断食することをおすすめします。胃に食物が入っている時は私たちの意識とは関係なく常に消化吸収が繰り返されエネルギーを消費しています。
人間以外の動物は体調が悪い時は何も食べずに内臓を休めてじっとして体力が回復するのを待ちます。
何も栄養を摂らないのはカラダに悪いからと栄養ドリンクを飲んだり、サプリメントを飲んだりする方もいらっしゃいますが、人間は無駄に栄養を摂取しようとしすぎです。
1日や2日、何も食べないからと言って命に関わることはありません。
消化吸収をする際に逆に内臓に負担がかかるので胃に物を入れるのはやめておきましょう。
この違和感はどこの不調?筋疲労のケース
筋肉痛が酷いということでカラダラボへいらっしゃる方がいます。
筋肉痛の場合、手っ取り早く筋肉痛を緩和させるには”筋肉痛になったことと同じことをする”これが一番です。
現代医学をもってでも筋肉痛のメカニズムは未だに解明されていませんが、筋肉に負荷がかかり筋繊維が小さな断裂を起こし、炎症してこれを筋肉痛と感じている。という説が濃厚なようです。
背中の筋肉と言えば、僧帽筋と広背筋ですが、重いものを持ったり、支えたり、はたまた呼吸のお手伝いもしています。
カラダの中では大きい筋肉なので普通に生活を送っていれば1~2日で解消できます。
局所的に痛む場合は整体やマッサージなどに行くのも効果的です。
症状改善が出来るのか、リラクゼーションを目的としているのか、お店の売りは違いますので、HPだけを参考にするのではなく、お店のブログや口コミなどを参考によく調べてから利用することをおすすめします。
背中や腰の違和感は筋トレで解消できる?
カラダの不調は筋肉が足りないからだ!自分が怠けているからだ!運動を始めるより筋トレなら出来そうだからまずは筋トレをしてみようかなという思考の方も多いはずです。
筋トレの参考に動画を見たり、書籍を購入したり、世間には筋トレに関するものが溢れ返っています。
これらは万人向けに紹介されているので個人の症状や筋量、体質に合っていない場合もありますし、対個人へ向けての情報ではないためその場でマネはしてみるものの、長続きせず、いまいち現実味も薄くなりやすいですよね。
もちろん動画や書籍で効果を得られる方もいらっしゃいますが、筋トレには正しい知識が必要です。
確実に効果を得たいのであれば、専門のトレーナーに相談するといいでしょう。
その背中や腰の違和感はストレスも関係しているかも?!
「ストレスで背中や腰が痛くなるはずないじゃないか」と思うかもしれませんが、心理的ストレスがカラダに不調をきたすということは近年研究結果として報告されていることです。
心理状態がカラダへ不調として現れることを心身症と言い、その時々の心理状態で痛みが出たり引いたりすることはよくあることです。
これは自律神経という神経が私たちのカラダを支配しているため起こります。
名前の通り、私たちの意志とは無関係に自律してカラダをコントロールしてくれている神経で、血圧調整や汗の量の調節、睡眠、消化などの働きを担ってくれています。
強いストレスを受けると自律神経がうまく機能しなくなってしまい、痛みを感じる感覚が鈍ったり、逆に痛みに過敏になってしまったりということが起こってしまうのです。
姿勢の悪さと背中、腰の違和感
背中や腰の違和感は姿勢の悪さも関係しているかもしれません。
皆さんもご存じのように、背骨は横から見るとS字のような曲線になっています。
猫背や反り腰だとこのS字が崩れたりカーブがきつくなりすぎたりして、関節自体が悲鳴を上げ始めます。
それに伴い背中の筋肉も正常でない方向に引っ張られて違和感が出るのです。
このS字ですが、ストレッチだけで正常な位置へ限りなく近づけることが出来ます。
姿勢が悪いと自覚している方は是非実践してみてください。
まず、硬い床の上へ仰向けになりましょう。
次に、両手両足を広げて、ご自身のお体で大きなXの字を作りましょう。
Xの字を作ったら両手足を限界まで引き延ばし大きく伸びをしてみましょう。
伸びをしている間、背中が床から少し浮きましたか?
この隙間が背骨の正常なカーブです。
5回繰り返してみましょう。
慣れてきたら伸びをしている間、息は止めずに口から「ふぅ~」っと吐いてみましょう。
日々のちょっとした心がけでストレスに負けない心とカラダを
カラダの不調がストレスになったり、ストレスがカラダの不調になったりと、私たちはありとあらゆるストレスと直面しながら生きています。
先ほどの自律神経の働きが正常であれば私たちを取り巻くストレスに強いということが言えます。
それには適度な運動、食事、睡眠、それぞれの質を上げることが大切です。
一度に全ての見直しが出来れば良いのですが、ほとんどの方は無理だと思います。
運動も睡眠時間も増やせない、という方は食事の見直しから。
コンビニで菓子パンを選んでしまう方はおにぎりに替えてみてください。
普段何となく飲んでしまっているジュースやアルコール類の量を少し減らしてみましょう。
食事と睡眠時間が確保できない方は寝る前5分のストレッチを。
お風呂に入りながら大きく伸びをするのでもいいです。
背中にシャワーを当てながら肩甲骨を上下に動かしてみましょう。
日常に非日常な動きや習慣を組み込むのは初めのうちは大変なことです。
まずはどれも、意識的に行うことが大事です。
『背中と腰の違和感はどこの不調?その原因は?』のまとめ
今回は背中、腰の違和感について書きました。
違和感は身体が発する病気のサインかも知れません。
放っておかずに原因を明らかにすることだけは忘れずに。
原因は上記以外のことも考えられますので一人で何とかしようとせずに私たちにご相談ください。
カラダだけでなく心と神経にも働きかけるカラダラボのコンディショニング。
まだ体験されていない方はカラダラボ、太田本店担当川津まで。