気づいたら左手の人差し指が痙攣していることあるようですね。人差し指以外の指ということもあるようですが、原因はなんなのでしょうか。何かの病気の兆候なのでしょうか。そこで今回は指が痙攣する様々な原因と対処法をまとめてみました。
左手人差し指が痙攣したらまずは検査を
左手の人差し指の痙攣が治まらないので、もしかしたら脳に異常があるのかもしれないと思い、脳神経外科を訪ねました。
そこでCTスキャンをやってもらったところ、何の異常も見られませんでした。
そもそも痙攣の理由が脳にある場合、数日間に渡って痙攣が続くらしく、今回のようにたまにぴくぴくと動く程度のものは気にしなくていいそうです。
では何が原因なのかというと、疲れやストレスが溜まっていたり、寝不足だったり、風邪っぽかったりすると痙攣が引き起こされることがあるようなのです。
自律神経が上手く働かず、痙攣という形でそれを伝えているのです。
ただし悪い姿勢や凝りのせいで神経に圧力が掛かることで痙攣するケースもあるそうなので、念のために病院でレントゲンを撮ってもらうといいですよ。
頸椎の形が変わると、そのうち手に力が入らなくなるので、それを判断の目安にしましょう。
では痙攣の様子によって、脳が原因なのか、それとも神経の圧迫によるものなのかを見分ける方法はあるのでしょうか。
答えはあります。
見て分かるわけではありませんが、神経が押し潰されると痛みと痺れを感じるので、それによりどちらが原因なのかという見当がつきます。
左手人差し指の痙攣は疲労とストレス
疲れやストレスを溜め込むと、自律神経に異常が出ることは有名な話です。
このバランスが崩れると、眠れなくなったり、頭が痛くなったり、食欲がなくなるといった症状が現れますが、実はもうひとつ「痙攣」が加わります。
ストレスによって引き起こされる病気の中には手足に痙攣が出ることが多いのですが、すぐに治まってしまいます。
さらに過呼吸に陥る人も少なくありません。
胸が詰まって、息苦しさを覚える症状のことですね。
これが酷くなると、指がまるで痙攣しているかのように動く「テタニー症」になってしまうことがあります。
これらにならないためには、まず適度に休憩を入れてストレスを解消して下さい。
そして身体を温めて自律神経の調子を安定させ、規則正しい生活を送りましょう。
もしも落ち着かなければ、病院で精神安定剤などの薬を処方してもらったり、カウンセリングを受けるのもおすすめです。
指の痙攣は鬱病などにかかるサインでもあります。
特に左手の人差し指が痙攣していたら、そのままにしておかないで、自分を見つめ直してみて下さい。
左手人差し指の痙攣は使い過ぎと寝不足かも
左手の人差し指の痙攣はよく病気の知らせと言われますが、単に使いすぎという場合も多いようです。
仕事柄、指を長時間動かすという人もいるでしょうが、近頃では携帯やスマホ、パソコンなどが日常生活の必需品となっているため、ゲームやSNSなどを利用する機会が昔よりも増えています。
その結果、必然的に指も使うのです。
疲労は知らないうちにじわじわと蓄積されていき、痛みや痺れ、震えといった形で現れます。
酷い時には炎症を起こすので、そうなる前にきちんと休んで下さい。
そして、もしそうなってしまったら、病院で診てもらいましょう。
また睡眠が足りていないと痙攣を始め、頭痛やだるさを感じるようになり、免疫力が低下して風邪などにかかりやすくなります。
心当たりがあるようなら、無理はしないでよく寝ましょう。
この他にも同じ姿勢を取り続けていたり、体勢を変えずに寝ていると、神経が押さえ付けられて痙攣と痺れが起こります。
血の巡りが悪かったり、必要量のミネラルを摂取出来ていない場合もなるようです。
病気で高熱が出た時も、手の指がぶるぶると震えることがあるようです。
手指が痙攣したら頚椎症か脳梗塞かも?
首や頭が痛かったり、手足に痺れを感じたら、頸椎に異常がある可能性があります。
頸椎とは首を支える骨のことで、ここに何らかの異常が出ると「頸椎症」と見なされます。
しかし頭痛などは普段から感じるものでもありますし、一体どのような症状に見舞われると頸椎症と認識されるのでしょうか。
そもそも頸椎とはいくつもの骨が集まって構成されており、骨と骨の間には椎間板というクッションの役割を果たすものが存在しています。
ですがこの椎間板の機能が低下すると、骨同士が擦れて神経を押さえ付けることで、痛みを感じるようになります。
これがいわゆる頸椎症です。
こうなってしまうと、上を向くだけで強い痛みに襲われるので、うがいや天井を見上げることが出来なくなります。
さらに頭痛やめまい、腕や手の痺れといった症状も現れます。
すると箸を持つなど指先を使った作業が困難になります。
症状が進行すると、痛む部分が背中にまで広がることもあります。
脳に腫瘍が出来た時も、頭が重くなり、吐き気や手足の痙攣などが引き起こされます。
また脳に関する病に脳梗塞がありますが、これにかかった人が歩こうとすると、足首や膝が震えてしまい、上手く動けなくなります。
基本的に痙攣は何かの病気の前触れであることが多いため、手や指、特に左手の人差し指が震えていたら、病院へ行くといいかもしれません。
指の痙攣を予防していこう
左手の人差し指が痙攣を起こしていると危ないそうですが、痙攣とは病気にかかっていなくてもなるものです。
そこで身体に異常が発生することで起きた痙攣以外の痙攣が起きないように、食生活に気を遣いましょう。
マグネシウムは筋肉の動きのバランスを取ってくれるので、多めに摂ることをおすすめします。
野菜をメインに、海藻類や豆類、ゴマ、バナナなどが最適です。
また普段からこまめにストレッチを行うのも効果的です。
もし手がつってしまったら、無理矢理戻すのではなく、最初に患部を温めます。
それからゆっくり伸ばしましょう。
筋肉に溜まった疲労感を緩和してくれるストレッチは次の通りです。
1.右の手の平を身体の前に持ってきたら、左手で右手の指を1本ずつ、身体の方に向かって伸ばします。
2.表側が終わったら、今度は裏側も同じように行います。そうしたら左手で同じ動きをして下さいね。
冷えることでも手はつります。
そういう場合はこのやり方です。
1.両手を握って、拳を固めます。
2.小指から順番に開いていきます。
これを数回繰り返すだけです。
頚椎症と脳梗塞の予防はどうする?
頸椎症を知らせるサインには左手の人差し指の痙攣などがありますが、もしそれに気付いた時、自分である程度の処置が出来れば便利ですよね。
実は化粧水のボトルを使った、簡単なストレッチがあるのです。
1.ボトルに水を3分の1ほどの量を入れます。
2.顎の下にボトルを当て、その状態で首を上下左右にゆっくり動かします。
こうすると頸椎がリラックスして痛みが和らぐのです。
首に痛みを感じている人におすすめですよ。
首の骨がまっすぐに伸びていたり、椎間板が潰れている人は枕を変えてみましょう。
医師や店員に聞いてみると最適なものを教えてもらえます。
危険なものはもうひとつあります。それが脳梗塞です。
普段から大量のお酒(目安は1日に日本酒なら1合以上、ビールなら中瓶1本以上、ウィスキーならダブルを1杯以上です)を飲む人や、煙草を吸っている人はかなり危険です。
また肥満になると、そこから糖尿病などの病気に繋がり、合併症として脳梗塞になる可能性があります。
ストレスを溜め込むのも良くありません。
それを解消しようと、いつも以上にお酒や煙草を摂取してしまうからです。
食生活を見直すのも大事です。
高血圧にならないためにも、塩分は1日10g未満にして、すでに高血圧なら6g未満に抑えましょう。
運動をするならウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動が適しています。
脂肪だけではなく、余計なコレステロールを減らし、血管が丈夫になります。
手のしびれや痙攣は何かの兆候だと思いましょう
左手の人差し指に限定せずに、手指が痙攣することはあなたに危険を知らせる体からのサインだと思ってください。
使いすぎやストレスなどは心身の疲労を除きリフレッシュすれば治まりますが、脳梗塞など放っておいてはマズイなんてこともあります。
痙攣しても治まったからいいや、ではなく一度病院で検査をしてみるようにしてください。