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ふと気がついてパニックになることがある、幼児の目の出血。
そんな時にどうすればいいのか分からないと対応が遅れてしまうことがあります。
どんなときに出血が起きたり、どんな病気なのか予備知識として知っておいた方がいいこともありますので、今回は、幼児の目の出血や、赤くなったときの病気と治療法について紹介していきます。
目の出血の病気はなに?
幼児の頃は様々な病気や疾患を患いがちですが、時に目に出血が見られる事などがあると大人も大慌てしてしまいます。
目の白い部分に真っ赤な斑点が出来ている事は大人でもありますが、充血によく似ているこの赤い斑点は結膜下出血の可能性が高いと言われています。
幼児に限らず誰にでも起こる可能性がある、わりとポピュラーな病気です。
この病気は白目全体が真っ赤に染まり、目で見てわかるのですぐに異常に気が付きます。
結膜の下の毛細血管が破けて出血している状態となっていますから、簡単にサクッと表現してしまうと目を怪我しているような状態です。
見た目とは裏腹に痛みを感じる事はほとんどありません。
この症状の原因は外部の衝撃などで、幼児の場合はちょっとボール遊びをしていて顔にぶつけてしまった場合でも起こります。
また、目をこする事でも出血する場合があります。
目は人間にとってとても重要な器官ですから、目が真っ赤になったりして異常が見られたら、直ちに眼科を受診しましょう。
素人判断で目薬だけでごまかそうとするのは決して良くありません。
幼児の目の病気!結膜下出血の体験談
乳幼児・幼児の目に出血が見られた場合にはすぐに眼科に行きましょう。
時には二か月程度の赤ちゃんでも結膜下出血が起きる場合もあります。
この診断が下されると目薬などを処方されます。
中にはインターネットで、乳幼児や幼児の結膜下出血は時間が経ったら消えるので自然に任せた方が良いと書かれている記事も目にしますが、これは素人が自身の体験談を書いているだけであったり、医師でもない人たちが勝手に書いている事ですから、こういった情報を100%鵜呑みにするのは大変危険な行為です。
特に乳幼児の場合は何があるかわかりませんから、しっかりと医師の指示を守った方が良いと思われます。
結膜下出血は目の中で血が出てしまっているように見えるので、大変な症状であるかのように思えて慌ててしまう人もめずらしくはありません。
原因も不明である事が多いです。
中にはくしゃみなどをしている最中に血管が切れてしまう事もありますから、そういった場合は全く心当たりがない事もあるでしょう。
黒目や白目が傷ついていなければ2週間程度で出血がひくという場合が多いようです。
幼児の目が出血!?目が赤くなるときの病気は?
乳幼児の目の周囲が赤くなっているのを見ると少し気になってしまう場合があります。
赤ちゃんはまだ様々な体の器官や場所が未発達なので大変デリケートなのです。
皮膚が薄くて水分が失われやすいですし、泣く事が多いので目やにや涙などで目の周辺が汚れやすい性質があります。
更に自分で目を強くこすってしまう事も多々あります。
ちょっとした赤ちゃんの行動で、目が赤くなったり、時には出血してしまう事もあるのです。
赤ちゃんの目やにや汚れが気になった場合は清浄綿などでやさしくふき取ってあげるのもおすすめです。
また、赤ちゃんのお肌のかさつきが気になる場合は入浴した後すぐにベビーローションなどの保湿剤を塗ってあげるのがおすすめです。
小児科を受診すればお肌に合わせて保湿剤を処方してもらえる場合もあります。
冬場は空気が乾燥するので加湿器をうまく使って保湿しましょう。
生まれたての乳児はお肌にブツブツとした湿疹ができてしまう事があります。
これは乳児脂漏性湿疹と呼ばれるものですが、これは赤ちゃんの代謝が未熟なことにより皮脂の分泌量が最適なものにできず、毛穴が詰まってブツブツになってしまう事などにより出来てしまいます。
しかし赤ちゃんをしっかりと清潔な状態に保ってあげていれば、数か月後にはもちもちプリプリのお肌へと自然に変化していく可能性も高いです。
赤くなる目の原因はアトピーやアレルギーかも?
アトピー性皮膚炎はお肌に痒みや黒ずみを生じさせるので非常に厄介です。
さらにこういった治療に使われている薬にはステロイドが入っている場合もあり、薬の副作用で白内障などを引き起こす事もあり、この疾患にかかって良い事は全くありません。
幼児がかきむしって目から出血してしまったり、目が赤くなってしまう原因の一つにこのアトピー性皮膚炎があります。
慢性的な疾患なので長期にわたってかゆみに苦しむ事も少なくなく、広範囲の場合見た目も良くないので子供が小学生になった時にいじめの原因になってしまう事もあります。
関節や耳の付け根に症状が出やすい上、最近はこの症状が出る子供が増えているため割と知られている病気です。
子供がアトピー性皮膚炎になってしまったら、石鹸は低刺激のものを選びましょう。
そして関節や首のしわの隙間もしっかりと洗うようにします。
その際は肌にダメージを与えないようにするため、こすらないように手の平で撫でるように洗います。
食べ物によるアレルギー症状がある場合もあるので、症状が出たらアレルゲンを特定するためにもまずはお医者さんを受診させてみましょう。
幼児の目の病気は他になにがある?
幼児は様々な目の病気にかかる可能性が高いです。
子供の頃に眼科のお世話になったことがある人は結構多い事でしょう。
子供の目の病気は時に全身の病が隠れている事があるので決して楽観視はできません。
大抵の親御さんは子供の異常にも敏感でしょうから、何か大きな異常があればお医者さんへ受診させているはずです。
6歳以下の幼児の場合、結膜炎で受診したのであっても、もしも結膜炎が長引く場合などは小児科でも一応診てもらうと安心かもしれません。
もしも人に伝染する病気にかかった場合は、保育園や学校を休ませて休養させましょう。
大抵は2週間もあれば結膜炎はおさまりますが、運悪く角膜に斑状の炎症を引き起こしてしまえば視力に影響してしまう場合もありますので、無茶は控えておきましょう。
また、この他にも幼児がかかる可能性のある眼病は何種類もあります。
一つの病院で治療していて、いつまでも治らない上に治療方法も変えてくれない場合には、いくつか別の病院でも診てもらう方が安心です。
幼児に目薬を差すコツは?
幼児の目が出血してしまう結膜下出血などで病院に行くと、目薬が処方される事があります。
しかし目薬を目に落とすのは大人でも苦手な人がいる位です。
子供が目薬を嫌がってもおかしくはありません。
目薬をさす時には目じりの横のあたりに点眼するのがコツです。
また、高さがあると目薬が落とされた感覚がダイレクトに伝わってしまうので子供がそれを不快に感じる場合があります。
目薬を点眼する場合、いつ落ちてくるのがドキドキさせる時間をあまり作らない事も大切です。
目薬はよほど強くボトルを押さない限りは大量に出てくる事はありません。
少し強めに押して待ち時間を少なくし、さっさと水滴(薬)を落とし、手早く点眼しましょう。
もしくは子供に目を閉じさせ、目頭に落とすという手も使えます。目をゆっくり開かせて目薬を入れるようにするのも良いでしょう。
幼児の場合は特に恐怖を感じさせないように、やさしく声をかけてあげる事でスムーズに目薬を点眼させることが可能になるかもしれません。
心配事は専門医に確認してもらおう!
幼児の病気は目にかかわらず色んな病気に掛かり易いです。
子供なのですぐ直ると思い、放置してしまうと後で大変なことになることもあります。
すべてが今回の記事に書いてあることに当てはまるわけでは無いです。
心配になった時は専門医に見てもらってもらうのが確実です。