皆さんは、後頭部に違和感としびれを感じたことはありませんか?
後頭部がしびれるという症状を感じると、重大な病気になっているのでは?と、とても心配になりますよね!
また、後頭部に違和感を感じる原因は「偏頭痛」が関係しているかもしれません。
違和感を感じる場所やしびれの感じ方によって、考えられる病気は様々です。
今回は、後頭部に違和感としびれを引き起こす病気と辛い症状の解消法について紹介いたします!
後頭部にしびれ、首に違和感などを感じる病気は?
緊張型頭痛は、一般的によくある頭痛です。
以前は筋収縮性頭痛と言われ、頭がしびれる感じがあったり、締め付けられるような感じがあるようです。
締め付けられるような痛みは、7から10日間ほど続きます。
首や肩が張ったり、コリ、ふらつき、吐き気、めまい、だるさ等があります。
性別関係なく、広い年代であります。
緊張型頭痛には、時々痛む、反復性緊張型頭痛と、痛みが毎日ずっと続く、慢性緊張型頭痛があります。
後頭神経痛は電気が走ったような痛みを感じます。
痛み以外、吐き気等はありません。
偏頭痛は、ズキンズキンと痛みます。
週に1、2回、又は、1ヵ月から2ヵ月の頻度で起こることもあります。
数時間痛みが続くことがあれば、3日間ほど続くこともあります。
吐き気や嘔吐があることもあります。
痛みが治まると、痛かったのがウソのようになり、普通の生活になります。
偏頭痛が痛くなる直前に感じる、代表的なことを紹介します。
手足がしびれる、しゃべりにくくなる、目の前にチカチカした、ギザギザの歯車のようなものが見えたり、視界の一部が欠けたり、後頭部に違和感やしびれを感じます。
頚椎原性頭痛は鎮痛薬を飲んでも、痛みがなかなか治まりません。
後頭部がしびれる危険な病気は?
脳血管障害は、急に倒れ、体が動かなくなったり、意識がなくなったりすることがあります。
その前兆として、身体や後頭部に違和感を感じたりしびれたり、ろれつが回らなくなる、ものを落とす、まっすぐ歩けない等があります。
その後、20分ほどで発症することもあるので注意が必要です。
硬いもので殴られたような強烈な痛みがある場合もあります。
ただし、前兆がなく、急に発症することの方が多いようです。
そのときだけ症状があって、何も問題ない場合もあります。
ただ、だいたい20%の人がまた発症してしまうようです。
脳血管障害は大きく分け、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞の3つがあります。
くも膜下出血は、脳表面の血管が破れ、くも膜と脳の隙間に血液が流れ出てしまう症状です。
脳出血は、脳の中を通っている血管が破れて、脳の中に出血する症状です。
脳梗塞は、脳の血管が何かの原因で細くなり、血の塊ができ、脳に酸素又は、栄養が行かなくなり、脳細胞自体が障がいを起こしている症状です。
後頭部のしびれを感じたときの解消法
緊張型頭痛の原因は、心身のストレスが起こることにより、症状が出ます。
例えば、パソコンを長時間やったり、運転を長時間することや、無理な姿勢を続けることで、首から肩の筋肉が収縮し発症してしまいます。
また、運動不足からこのような状態になります。
仕事や家庭でのストレスも、筋肉や神経の緊張を起こし、頭痛になる原因です。
まずは、ストレスの元を無くすことです。
よく鎮痛薬の服用しますが、鎮痛薬が効かない場合もあります。
気休めで鎮痛薬を飲み続け、使用しすぎで薬物乱用頭痛になることがあります。
適度な運動をし、ゆっくり入浴して、血行を良くしましょう。
後頭神経痛の原因は、ほとんどが、生活習慣の乱れからで、夜更かし、働きずぎ、運動不足からきます。
風邪などの体調がよくないときも、発症することがあります。
疲れを取り、ストレスを解消しましょう。
そして、鎮静剤やビタミンB12を摂るとよいです。
痛すぎる場合は、神経ブロック注射を打つと痛みが和らぐこともあります。
偏頭痛の原因は、アルコールや特定の食べ物を摂ること等によって引き起こされます。
アルコールや特定の食べ物の摂取を避けましょう。
まだある。後頭部のしびれの原因とその解消法
後頭部のしびれ、又は違和感の原因と解消法です。
脳血管障害の原因は、高血圧、野菜不足、アルコールの飲みすぎ等が挙げられます。
コレステロールは低すぎる、そして高血圧が重なると、脳出血が発症しやすくなります。
突然死を招く病気で、以前より死亡率は低下しましたが、後遺症が残ることや寝たきりになってしまうこともあります。
食事を改善しましょう。
サプリメントで予防に効果があると言われているものもあります。
ドロドロ血液の予防のためには、水分をよく摂り、適度な運動をすることが大事です。
頚椎原性頭痛の原因は、姿勢が悪かったり、ずっとパソコンで仕事をしていると、首に負担がかかります。
頚椎の湾曲が乱れ、首が前に突き出したようになってしまいます。
そして、頚椎がずれ、頭痛を引き起こします。
交通事故等のムチ打ちで、頚椎を痛めて頭痛になることもあります。
筋肉が原因で起こる緊張性頭痛、関節が原因で起こるのは、頚椎原性頭痛です。
カイロプラクティック治療等で、首のずれを治療し、症状が軽くなることがあります。
後頭部の違和感は偏頭痛が原因の可能性大!
後頭部に違和感、しびれを感じる原因は、偏頭痛からきている可能性があります。
偏頭痛は頭の片側か、又は、こめかみがズキズキとした痛みが起きるものです。
そして、後頭部の違和感として出ていることもよくあります。
それは、月に1、2回ほどの頻度で、痛みだすという特徴があるので、いつもと違い変だな、という違和感を感じます。
頭痛だけでなく、作業に集中できないことや、においや光等に敏感になってしまうこともあります。
後頭神経痛はストレスが原因で、後頭部に慢性的に痛みを感じます。
後頭部には、右と左に1本ずつ神経が頭頂部に向かってあります。
この周りには筋肉があり、筋肉が緊張状態にあると、神経を圧迫してしまいます。
この神経を圧迫すると、痛みがズキズキ起こります。
激しい痛みと感じたり、痛みはあまりなくて違和感程度だという人もいてそれぞれ違います。
ストレスによる筋肉の緊張が原因なので、ストレスを抱えないように心がけると、後頭部のしびれ、又は違和感が改善されます。
後頭部の違和感が群発頭痛だと要注意!
後頭部の違和感、しびれは偏頭痛以外にも関係しているものがあります。
重大疾患の可能性がある頭痛は、目玉がえぐりとられるような激しい痛みを発生させる群発頭痛という病気があります。
頭部全体が痛み、ときには、右の後頭部を中心に、すさまじい痛みが発生することもよくあります。
自殺頭痛といわれるほどです。
あるときを境に、一定期間ほぼ毎日のように痛みが続きます。
群発頭痛の疑いがあれば、医療機関にすぐに行き、診察してもらいましょう。
後頭部も含めて、頭全体を締め付けられるような痛み、肩や首のコリからくる頭痛を感じさせる、緊張型頭痛があります。
初めは後頭部の違和感だけだったのが、次第に、だんだん痛みが広がっていく人も多いようです。
肩や首のコリが原因なので、その筋肉が凝って、血流の流れが悪くなってしまい、疲労物質などが脳内に溜まります。
そして、頭痛となります。
血流の流れが悪くならないように、筋肉のコリをほぐしましょう。
毎日お風呂に入り、筋肉のコリをほぐすのは効果的です。
頭に違和感やしびれを感じたら、病院で検査してもらおう!
日常的に頭痛を患う方は多くいらっしゃいます。
頭痛だけではなく、違和感やしびれを伴う場合は、まず頭痛がどこから来るものなのかを見極める必要があります。
普段の生活が影響している可能性もありますので、日常生活を見直して、違和感やしびれを発生させないように工夫しましょう。
また、なるべく早く医療機関へ受診してみることも大切です!