みなさんは、急に心臓がドキドキして動悸が激しくなったりしませんか?
心臓がドキドキすることは誰でも経験ありますよね。
私も緊張した時には心臓がドキドキと鼓動が早くなり動悸がとまりません。
動悸が生じる原因は他にもあり、脈が速くなったり、時に呼吸困難になったり、強い不安感に襲われたりする時です。
動悸が続くようであれば、深刻な病気が潜んでいることを疑ってください。
ところで動悸が起こったら何科を受診すればいいのか皆さんご存知ですか?
何科に受診するのか考える前に動悸とは?
動悸とは脈拍が速くなり回数が普段より増加することです。
心臓は1分間に約50〜100回前後脈を打ち、手首を触ってみると脈拍を感じることが出来ます。
運動後なと脈拍が速くなり、動悸を感じることも多いでしょう。
安静にしていると同時に脈拍数が下がってくるようなら問題はありません。
しかし前触れもなく、突然1分間に120〜130回の脈拍が起こることがあります。
不整脈ということもありえるので、一度心電図を取った方がいいでしょう。
何科を受診するか考えるためにも、心拍について知りましょう。
心拍とは交感神経と副交感神経からなる自律神経によってコントロールされています。
不安や緊張などストレス状態になると交感神経が活発になると、血圧や心拍が上がり呼吸は浅くなります。
逆に副交感神経が活発になると血圧や心拍は下がり、リラックスした状態になります。
運動後やストレスを感じるような状況ではないのに、動悸を感じるのはこの自律神経が正しく働いていないということになります。
動悸が長く続く人は、やはり医療機関で検査した方がいいでしょう。
何科を受診するのか考える前に知っておこう動悸が起こる原因
動悸を感じる原因について色々と考えてみましょう。
不安や緊張、恥ずかしい思いをしてストレス状態にある場合と、激しい運動後に動悸を感じることは先ほど言いました。
しかし軽い運動で動悸を感じることもあります。
これは心臓の働きが低下している可能性が考えられます。
心臓の働きが低下すると、全身に十分な血液を送り出せなくなるので、拍動する回数を増やすことによってその不足を補おうとするのです。
そのため動悸を感じます。
また、体に摂りいれる成分によっても動悸を感じます。
お茶やコーヒーなどに含まれるカフェイン、アルコール、ニコチンです。
これらの成分は自律神経を刺激し、血圧を変化させるので脈拍を速めます。
アルコールは少量、タバコは禁煙を心がけるようにしましょう。
更年期の女性は更年期障害を患うことがあり、更年期障害でも動悸がしたり、息苦しさを感じることがあります。
原因はよく分かっておりませんが、女性ホルモンの低下との関連はあまり考えられてはいません。
薬の副作用でも動悸が起こることもあります。
低血圧や狭心症に使われる血管を拡張する薬や、腸の働きを抑えるため交感神経を強く刺激する薬などが当てはまります。
もしこういった薬を服用し動悸を感じている方は、何科か分かりませんが薬を貰っている薬剤師や担当の医師に相談しましょう。
心臓の動悸で受診、何科にいけばいいのか?
本題です。
動悸は何科に行けばいいのでしょうか。
心臓がドキドキすることは誰にでも生じることですが、理由もなく動悸が続くのは、深刻な病気が潜んでいることを疑いましょう。
動悸の原因は色々ありますが、循環器内科を尋ねればその原因を突きとめることができます。
ちなみに私もよく動悸が起こっていて、ある日失神するほど深刻な動機を体験しました。
病院に行って循環器系での診療してもらったところ、心臓弁膜症であることがわかりました。
高度な技術が求められる治療らしく、東京のカテーテル手術が行える病院で治療してもらいました。
心因性の動悸もあるので、循環器内科に行きにくいというのもあるでしょう。
そういう方はかかりつけのお医者さんに行って相談してみるのもいいでしょう。
問診が丁寧な先生であれば、症状などから状態を判断し、適切な病院を紹介してくれます。
体に特に悪いところが見つからなかった場合、ストレスはないか十分睡眠を取っているかなどの問診されて、様子を見ることになります。
こうして私生活を改善して治ることもあるので、循環器内科ではなくかかりつけのお医者さんに診てもらうのもいいでしょう。
心臓の動悸の対処法①
あなたの動悸の息苦しさの原因は不整脈かもしれません。
不整脈というのは心臓の拍動数、リズムが一定ではない状態をいい、高齢者、風邪の人、カフェイン飲料をよく飲む人に起こりやすいものです。
不整脈には息苦しさの他に胸痛、めまい、人によっては失神の併発が起こることもあり、逆に全く起こらない人もいます。
色々な種類の不整脈があるため、治療法も薬物治療も多岐にわたります。
とはいえ不整脈、心疾患は突然死の危険もあるので、情報は持っておいた方がいいでしょう。
呼吸器に何らかの疾患があると呼吸が浅くなり、息苦しさを感じます。
そしてその息苦しさによって動悸が引き起こされることもあるのです。
呼吸器疾患は気管支炎から鼻炎、肺気腫、気胸などに原因があるものを指します。
この呼吸器疾患は内科や循環器内科などに診てもらいましょう。
甲状腺ホルモンの分泌量が異常に増えた結果、動悸、息苦しさ、めまい、吐き気などが起きる病気、甲状腺機能亢進症による動悸もあります。
ホルモン異常の病気ですので、可及的速やかに治療を行う必要があります。
これは個人による対処は不可能です。
精神疾患が原因の息切れ、動悸も沢山あります。
これらは何科かすぐわかりますね。
心療内科です。
個人の対処としては、症状・病状を自覚し、医師と共に原因の精神疾患の治療をしていく事です。
心臓の動悸の対処法②
精神疾患とまではいかなくても、不安だったり緊張したりしている場合には、動悸、息苦しさを感じますね。
大舞台に上がるときとか、人前でなにかをするときなどに心臓がドキドキする人は多いはずです。
こういった種類の息切れ、動悸はそれぞれの問題を解決していくしかないですが、一時的な対処法としては深呼吸をしてみたり、リラックスできる情況を想像してみるといいでしょう。
体の筋肉が疲れていて、意識しない内に呼吸が浅くなっていて動悸、息切れが起こる場合もあります。
肩、背中、お腹など、筋肉がどこか疲れている、あるいは硬直していると息苦しさを感じます。
デスクワークで一日中椅子に座って筋肉が硬直する、運動や動き過ぎで筋肉が疲れる、このような場合ですね。
対処法としてはゆっくり休むことが一番です。
マッサージ、ストレッチをするのも効果的です。
更年期障害の症状として起こる動悸や息苦しさもありますが、40代半ばともなると生活にストレスを感じたり、疲労が体に蓄積しやすくなったりし、そういったことが原因で息切れ、動悸が起こることもあります。
対処法としては、市販の薬やサプリメント、栄養ドリンクなどを飲むのもいいですが、病院で診てもらうのが一番いいです。
この場合の診察は何科か迷いますが、婦人科、更年期専門外来に診てもらいましょう。
心臓の動悸と関連するパニック障害とは?
精神疾患の中でもパニック障害は色々な症状が起こるのでとてもつらいです。
激しい動悸や発汗、頻脈、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感、めまいといった体の症状と共に、人間の根源的な恐怖、不安感にも襲われるのです。
その時々で差はありますが、この発作は10分から1時間しないくらい続きます。
初めてパニック発作が起きた人は何科かわからず、とりあえず心臓内科や循環器内科などに出向いてしまうこともあるでしょう。
しかし心因性のものですから、血液検査や心電図検査をしても異常は見つかりません。
見逃されてしまうのです。
そしてまたパニック発作を繰り返してしまうので、パニック障害を知らない人は恐ろしい思いをするでしょう。
何回か繰り返していくと、また発作を起こしたらどうしようという、発作に対しての恐怖感がどんどん積もっていきます。
この予期不安は発作と同じくらいつらいものです。
発作を見られたくないので、大勢の人が集まる場所にあまり行かなくなり、過去に発作を起こした場所も避ける様になってしまいます。
パニック発作から予期不安に繋がり、さらに広場恐怖と繋がります。
そして最悪うつ病へと繋がる場合もありますので、パニック障害は本当に恐ろしい病気なのです。
まず心と体を安静にしましょう!
いつ、どんな時に自分が病気になるか誰もわかりません。
でも、病気の予兆は必ず起きます!
動悸は自律神経失調症やパニック障害など精神面に関わる病気から、心不全や狭心症などの病気の可能性があります。
また、食後の動悸や妊娠中の動悸など原因は多岐に渡ります。
少しでも気になったら早めに医療機関を受診しましょう。
不安のない日常生活を送れるようになるといいですね。