扇風機、空気清浄機、ドライヤー、加湿器・・・。
今や、色々な電気製品にマイナスイオンの発生装置が付けられていますね。
「マイナスイオンは体に良い！」とは良く耳にしますが、実際にはどんな健康効果が期待できるのでしょうか？
そこで今回は、意外と知らないマイナスイオンの健康効果についてお話します。
扇風機などのマイナスイオン製品の種類
マイナスイオンは、森林浴や滝など、自然エネルギーのひとつです。
体だけでは無く、心にも良い影響を与えます。
一緒に発生する0.1ミクロン以下のミストには、保湿効果があります。
また、空気中にあるタバコの煙や塵埃、菌なども吸い取る事が出来るため、空気を綺麗な状態に保つ事が出来ます。
ですから「マイナスイオン製品」をお使いする事をオススメします。
マイナスイオン製品は、マイナスイオンを発生させ部屋中にばら撒きます。
♦マイナスイオン製品の種類について♦
炭シートの壁紙、マイナスイオンの塗料、セラミック敷炭、マイナスイオンの畳、アロマ、備長炭、エアコン、扇風機、除湿機、加湿器、空気清浄機など、探せばたくさんのマイナスイオンを発生させるものがあります。
電気屋、ホームセンターなど、店頭にもいろんな種類のマイナスイオン関連の製品が並んでいます。
マイナスイオンについて、どのように心身に良いかの説明もたくさんしてありますね。
こんなにあると、どの製品が1番良いのかが分からないですよね。
では、どんな製品が効果が高いのでしょう。
それは、マイナスイオン発生器です。
マイナスイオン発生器は、直接吹き出し口からマイナスイオンを出していますから、お部屋の空気がすぐにマイナスイオンになり、お部屋に居ればすぐに、マイナスイオンを体験出来るのです。
扇風機などのマイナスイオン製品の効果が知りたい！その前にマイナスイオンって？
扇風機型マイナスイオン発生器などから出るマイナスイオンとは、イオンにマイナスの電子を帯びた微粒子の分子の集合体の事を言います。
マイナスイオンの発生原因は、地球内部で原子崩壊が起こり、これが電子を放射して空気がイオン化してるのです。
その中でも、気圧の急激な変化が起きた時（雷の発生現象）や、地殻変動が発生した時には、顕著にマイナスイオンが発生しています。
マイナスイオンの発見は、明治43年に発表された研究の中に、急激な天候の変化により、空気中にプラスイオンが多量に発生し、そのため関節痛が悪化したというものがあった以降のようです。
実際は、いまだ完全にどのような効果があるのか解明されている訳ではありません。
寒冷前線や低気圧が通過する時に、神経痛が痛み出したり、喘息がひどくなったりする現象があります。
これは、プラスイオンが増えた事により、人体に影響を及ぼし、体内のマイナスイオンが減る事が原因です。
アラブやイスラエル地方で、春から秋にかけて吹く南風があるのですが、この乾いた空気を運ぶ風が吹くと、人々の心身に影響がでています。
疲労感を訴える人や暴力を振るう人、不安感が増す人などが増えます。
また、不眠、神経過敏、胃痛、呼吸困難を起こす人もいるようです。
これら全てに、プラスイオンが影響しています。
心身に不調をきたした人を調べると、血液や尿からセレトニンが大量に排出されています。
扇風機などのマイナスイオンの健康効果について
扇風機型マイナスイオン発生器などのマイナスイオンには、4つの作用があります。
現代の人々は、生体の衰えに加え、細胞組織の老化が速くなっているため、細菌に対する免疫力が下がっています。
細胞の活性化が実現できれば、自然治癒によって免疫力を強化する事が出来ます。
その鍵を握っているのが、マイナスイオンなのです。
老化や万病の原因である活性酸素を、マイナスイオンは分解してしまいます。
体の酸化や炎症も取り除く効果があるのです。
1.血液の浄化…血液を浄化してアルカリ化に変化します。
2.細胞の臓器の活性化…細胞の新陳代謝を活発にするため、筋肉増強や内蔵を健康にします。
3.抵抗力の増進…血液中のガンマグロブリンが増えるので、抵抗力や免疫力が高まります。
4.自律神経を整える…自律神経の機能向上にともない、内分泌作用や造血作用を亢進します。
この4つの作用により、相乗効果として、鎮静、睡眠、制汗、食欲増進、血圧降下、爽快感、疲労防止や疲労回復が起こり、健康面に強い働きをしてくれるのです。
扇風機などのマイナスイオン発生器を選ぶ時はココをチェックしよう
マイナスイオン発生器のマイナスイオンの量の分布は、どんな変化をするでしょうか。
吹き出し口から、真っ直ぐに吹き出したマイナスイオンは、距離が離れれば急激に減少するのですが、吹き出し口の向きを30度変えただけでも、マイナスイオンの量は激減し、発生器によっては、全くマイナスイオンが無くなってしまう場合もあります。
そういった発生器の場合は常に吹き出し口を自分に向けていなければいけません。
マイナスイオンは、エアコンなどの冷気のように、徐々にお部屋に広がる物ではなく、自然と時間と共に消滅してしまうため、部屋中をマイナスイオンで充満させる事は不可能なのです。
マイナスイオンを部屋中に広める機種は今の所ありません。
マイナスイオンを長時間保たせるような技術を開発するのは容易ではないからです。
しかし、いつでもマイナスイオン発生器を目の前に置いて使うわけではありません。
マイナスイオンの効果を最大限にするには、なるべくマイナスイオンが良く飛んでいく機種を選ぶしかないのです。
扇風機型マイナスイオン発生器や箱型マイナスイオン発生器など、どれが良いのか、何を目安にして選べば良いのでしょう。
まずは店頭に並んでいる大手メーカーのパンフレットに記載されている「適用空間:8畳」などを目安にしましょう。
ただし、この適用空間の基準も、メーカーごとに違いますから、確実な判断材料にはなり得ない事を覚えておきましょう。
扇風機などの機械からの他に、マイナスイオン効果を感じられる場所とは？
ここまでで扇風機などのマイナスイオン発生器のマイナスイオンとは、どんなものなのか何となくお分かりいただけましたか。
もう少し詳しく説明しますが、空気中のマイナスの電子を持った分子や原子の集合体と水分子が結合した微粒子がマイナスイオンです。
マイナスとプラスは相対するもの同士であるため、その性質を利用してマイナスとプラスが引き合います。
普段は原子核の周りを一定の間隔で回っています。
しかし気象条件の変化により、その原子核から飛び出し、水分子と結びつく事でマイナス電子を帯びた微粒子が発生します。
放出された分子、水圧、宇宙空間にある放射線のうちのひとつが、空気中にある分子にエネルギーを加える事で、マイナスイオンが発生します。
具体的にいうと、放電による大気を電離させる現象や水が砕かれる事によって負に帯電する現象、ラジウムなどの鉱石から放出されてる電磁波などが、電子にマイナスの性質を帯びて、マイナスイオンが発生するという仕組みになってます。
滝壺の周り、ラジウム温泉、森林浴が心身に良く効果があるのは、このマイナスイオンが発生しているからだと言われています。
マイナスイオンの様にリラックス効果を感じるには入浴がオススメ
お風呂に入ると、気持ちよくなりリラックスできますね。
これは、血流が良くなり、全身温まった血液が回るからです。
そのため、体温上昇が起きます。
この体温を下げるために、発汗したり、風呂上がりに水分補給したり、扇風機にあたったりしますよね。
人間には、自律神経というものがあり、体温を調整することで、この自律神経を正常に保ちます。
自律神経には、2つの種類があります。
1つは交感神経、2つ目は副交感神経です。
交感神経は昼間、活発な活動の時に活性化し、副交感神経は夜休む時に活性化します。
お風呂で体温調整をする事により、自律神経が正常化する効果がありますので、特に夜に働く副交感神経により、質の良い眠りと、疲労回復、リラックス気分になれる事などにも繋がります。
自律神経を整えるために、血流を良くするのは大事な事です。
心臓から離れた手足などは、特に血流が悪くなりやすいので、お風呂に入り、マッサージをすると血流がよくなり、しいては自律神経の正常化につながります。
簡単なお風呂での足のマッサージの仕方を説明します。
まず、ふくらはぎを充分に揉んで下さい。
次に親指でふくらはぎを押します。
それを上中下と3ヶ所に行います。
終わりましたら、もう片方の足もやりましょう。
また、足の裏の土踏まずあたりのツボを押すのも、血流改善に役立つ作用があります。
お風呂上がりにまたマイナスイオンを浴びると尚効果的です。
マイナスイオンを活用して健康的な生活を！
マイナスイオンについてお話してきましたが、マイナスイオンが私達の体に及ぼす影響は、お分かりいただけましたか。
マイナスイオン扇風機やマイナスイオン空気清浄機を使う事で、リラックス効果が得られ、健康の維持増進に効果が期待できますね。
自律神経の調整の為にも、ゆっくり入浴して、リラックスできるマッサージを行ってみて下さい。
