指の付け根をテーピングで固定。簡単低コストで予防・保護

最終更新日:2023/06/15

指の付け根のテーピングは、覚えてしまえばだれでも簡単にできますし、様々な指の怪我や予防・保護に効果的です。必要な場面で貼ったりはがしたりできるので安心です。正しいテーピング方法を覚えて、安心して指を使えるようにしましょう。

テーピングは何のためにするの?

指の怪我などで痛みがあったり、または早期回復のために患部のテーピングをします。 指の固定によっては患部を安静にする事で怪我の悪化や予防をすることがテーピングの目的となっています。
指の怪我をしやすい野球やバレーボールなどを始める前には、怪我などに遭わないように怪我などに遭いやすい部分に制限や補強のためにテーピングすることで、怪我の予防や悪化防止などになります。
テーピングは怪我だけではなく、突き指をした指の保護や作業などで指を使うことが多いときの指への負荷を減らすのが目的の一つのとなっています。
その他に目的の一つとして指の部分を怪我したことで、再び怪我をする不安感が少なからず誰もが持つときがあります。
怪我したためにぐらつきなどがある指を補強することによって、安心感が芽生えスポーツなどに集中することができます。
テーピングの意味とは、指の動きを制限することで怪我の悪化を防いだり、怪我によって故障をした指の異常な動きを防いで保全する治療の一つとなっています。

指の付け根の痛みの原因

腱鞘というのは腱をトンネルのように包み込んでいるので腱と腱鞘との摩擦や圧迫などで炎症が起きることを腱鞘炎といいます。
腱鞘炎の症状とは、手の指の付け根や手首のところに動きにくい、もしくはだるく感じたりします、
それに伴って腫れや痛みもあります。特に激しく痛みを感じるのは指の付け根部分が多いです。
腱鞘炎の大きな原因は指の使いすぎで、楽器を演奏するバイオリニストやピアニストやギタリストなどや、運動にしてもテニスやバトミントンや卓球などがあります。
その他にはタイピングを主な作業をしている事務職の人などが多いです。その他には、加齢などで腱や腱鞘が硬くなったりするのが大きな原因となります。
その他には、糖尿病やリウマチ、透析患者などの病気などが原因となったり、または更年期の女性も腱鞘炎になる可能性が大きくなります。
特に、最近ではパソコンをずっと使っている、キーボードをたたいて文章を作成していたり、マウスでクリックする作業は手首や指に負担がかかりやすく腱鞘炎になってしまう人が近年になって増えてきます。
パソコン作業をしていると指の付け根の関節の部分に何か鈍い感じをしていたり、指のつけ根が痛い感じがしたります。
パソコン作業をする人にとっての腱鞘炎は、親指を始めすべての指の腱鞘炎になる可能性が大きくなり、その上に手首が腱鞘炎になりやすくなります。  

まだある指の付け根の痛みの原因

手の指の腱鞘炎の中には、ばね指という症状があります。
指がぎこちなく曲げ伸ばしがカクンカクンと引っかかるような動きが特徴です。悪化すると指が思い通りに動くことができない状態になるのが特徴があります。
すべての指にばね指になる可能性があります。ばね指は付け根に動きの負担がものすごくかかるために付け根の部分が特に痛いのが特徴です。 
手首の内側にある第一伸筋腱の部分の腱鞘に炎症がでるのをデケルバン病(ドケルバン病)といいます。手首の内側や親指の付け根が痛い、腫れるなどの症状があります。
手の関節だけではなくて、全身の関節に痛みや腫れ、こわばりを感じる病気です。この病気は関節の炎症がずっと続き関節の部分の破壊を引き起こす可能性が出てきます。
手の指の付け根の関節に起こった場合には、指だけではなく肘、肩、膝などの関節などが緊張することや関節に左右対称で発症するのが関節リウマチです。この病気の大きな特徴としては、朝起きたときに手の指の関節に異常を感じたりすることができます。昔は、関節リウマチは関節の病気だと思いこまれていましたが、現在はリンパ球の異常で起きる症状で内科的疾患として認識されています。

指の付け根のテーピング方法

指に違和感を感じている時や痛んでいる指にテーピングする時には、伸縮テープ5mm幅を使用しましょう。
まず、約7cmの長さのテープを用意します。
そして、テープは二等分に分けます。
次に約15cmの長さのテープを用意します。
そのテープには約3cmぐらいテープに切り込みをいれます。
二等分にした7㎝のテープを手の甲側の親指と人差し指の間から、しわのないようぴしっとに引き伸ばし、それを手の側面に向かって引っ張りながら貼り付けます。
それからもう一枚の7㎝のテープを先ほど貼ったテープと交差させて貼りましょう。
その後、15㎝のテープを切り込みの終わりのギリギリの部分を1㎝くらいだけ紙を剥がし、手の甲側の親指付け根に貼りつけたら、切り込み部分も剥がし、親指の付け根に巻き付けるように引っ張らずに貼りましょう。
残りの紙を貼がしてテープを引っ張りながら手首に向かって貼ってください。
それで完成となります。
この方法をマスターできると親指の付け根の違和感を無くしたり、怪我の予防になったりしますので、是非とも習得してください。

付け根以外の指のテーピング方法

次は痛みが激しく辛いばね指になってしまった人差し指のテーピングの巻き方について説明します。
生活していく上に使わずにはいられない指である人差し指をテーピングするときに注意をするのは、動かし易く、しかも他の指に負担をかけないように出来るだけ細く巻くのが望ましいといえます。
巻くテープも不繊布で出来ていて色は白や肌色が望ましく最寄りの薬局やドラッグストアでも売られています。
一番に注意すべきなのは厚みがあり皮膚かぶれになるテーピングをすることで、ふさわしくありません。

基本的な巻き方とは、指先から第2関節の長さぐらいのテープを3枚切ります。
指を伸ばしてテープの中央を人差し指の第1関節の指腹に貼り付けて、そのまま左右を第一関節のところに巻き付けるようにして貼り付けます。
2枚目のテープは貼り付けたテープからわずか2ミリぐらいにずらして同じように巻き付けます。
3枚目のテープは下に少しずらした2枚目のテープと同じ感じで、今度はちょっと上の方に巻き付けます。
テーピングに慣れていない人でも簡単に巻き付けることが出来るテーピング方法といえます。
この方法は簡単に出来ますし、しかもしっかりと巻き付けることが出来ますので覚えておくといい巻き方といえます。
怪我したときの応急処置として覚えていると包帯を巻く時にも便利だといえます。
しかし、欠点と行ったらしわになりやすく見栄えが悪いといったことでしょうか。。

テーピングの様々なメリットと注意点

自分でテーピングをするときには、インターネットの解説や動画を見ながら貼れば、自分でも簡単に貼ることが出来ます。
必要なモノはテーピング用のテープとはさみと、後は方法を説明する動画などがあれば、誰でも出来ます。
セルフテーピングは病院などに行かずに一人で簡単に貼れることが出来るので剥がれてしまったり、汚れてしまったりするときに自分でも貼り替えることができますので、いつでも快適で清潔なテーピング生活を送ることができます。
テーピングで気をつけることは清潔な手でテーピングをすることと、それから目的にあった巻き方をすることでしょう。
テーピングする部位によってはテーピングするテープの太さを考えるべきです。
間違ったテープを使用しているときには、圧迫が強すぎて動きが制限されたり、または十分に固定が出来なくなったりしていたり、必要な丁度良い隙間もない状態でテーピングすることによって怪我した部位に負担をかけてしまうこともあります。

テーピング方法は覚えておこう

テーピング方法はだれでも最初は分からないものです。
巻き方や圧迫具合など場所や目的によっても様々です。
最初から全部を覚える必要はありません。自分の目的に叶った方法から一つ一つ覚えていきましょう。
そうすれば、再発したり他の場所にテーピングするときも基礎的な知識があるだけでも対処が早くなります。最初から上手に出来る人はいませんから、繰り返しやっていきましょう。

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