整体師とは、関節や骨格の歪みを矯正するもので、これらを施術する人が整体師と呼ばれます。
柔道整復師やあんま、マッサージ、指圧、鍼灸といった施術は整体師は行いません。
ではどうやったら整体師の資格を取得できるのか、期間や費用はどのくらいかかるのかまとめてみました。
整体師の資格取得するにあたり実習期間は?
整体とは、関節や骨格の歪みを手足に使って矯正するものを言います。
これを施術する人を整体師と言います。
柔道整復師やあんま、指圧など似たような内容のものが多くありますが、これらは行いません。
整体師の資格を取るためには、決められた期間だけ講座を受講する必要があります。
整体師の資格は民間資格です。
対して柔道整復師やあんま、指圧やマッサージ、鍼灸は国家資格です。
整体師やカイロプロティックなどは、実際に人に触れる施術なので、しっかりとした知識や技術が必要です。
主な講座は通信講座で、DVDが配られ自宅での勉強を必要とする所がほとんどです。
ですが実際に人に施術する技術などは、実践を行い資料やDVDでの知識をより深められるように講座を行っている通信講座が多いようです。
通学講座もあり、期間は3~6ヶ月、長いものでは1年かかる場合もある所があります。
スクールによっては、セミナーを開催している所もあるので一度見学に行くのも良いでしょう。
整体師の資格を取得するための期間は様々
期間が1~6ヶ月制の学校では、必要最低限の知識と技術を身につけることが中心となっています。
学問では、体のしくみを学ぶことができますが、その他は自宅での勉強が必要となります。
実技面でも、一通り教えてもらった後は自分で復習などをして身につける方法なので、一つ一つの技術を深いところまで学校で学ぶというのは難しいようです。
すぐに資格をとって就職したい方や、ピンポイントで学びたい講座がある方におすすめです。
1~2年制の学校では、人体の基礎から応用まで、その他にも様々な学科を受講することができます。
実技面においても、一つ一つのテクニックをしっかりと身につけることができます。
海外研修やインターンシップ制度などが充実している所も多いので、初心者の方でも安心して通うことができます。
3~4年制の学校では、長い期間体のしくみや技術などにおいて知識を深めていくので、働きながら学びたい人やすぐに就職したい人には不向きです。
自分の目的に合った学校を選びましょう。
整体師になるために資格って本当に必要なの??
整体師の仕事は、体調の悪い人を回復に導くこと、病気を予防して健康に導くことです。
資格を持っているからといって、失敗してばかりでは整体師としては失格だと言われてしまいます。
整体師を表す名称はいろいろとありますが、それらは全て民間資格のためたとえ資格を持っていなくても、整体師を名乗ることができるのです。
肩凝りが酷くて整体院に行き、もし施術を行ったのが整体師の資格を持っていない人だったとしても、「肩凝りが取れてスッキリした!優秀な整体師さんだ!」というようなことも有り得るのです。
しかし、体の不調を抱え整体院に訪れた人の、不調の原因をしっかりと見極め理解できるのは、体のしくみについてしっかりと学び、技術においても経験を積み重ねた整体師にしかできないのではないでしょうか。
民間資格だからこそ、しっかりとした知識が技術に差をつける仕事でもあるのです。
そして資格にともなった技術とともに、人当たりの良さやコミュニケーション力も必要となってくる仕事でもあります。
整体師になるために通う期間も資格も必要ない!?
あんまマッサージ師や鍼灸師、柔道整復師などの国家資格とは違い、整体師は民間資格のため、少しでも早く短期間で資格を取りたい!と思う人も多いはず。
なので資格がなくても、整体師と名乗ることは簡単にできてしまうのです。
もちろん資格を持っていないままお店を立ち上げることだってできます。
ですが何の知識もなく、技術もあいまいなままのスタッフしかいない、そんなお店に通う人はまずいないでしょう。
お金を払って、逆に体の調子が悪くなってしまったなんてことがあれば、その店には行きたくなくなるでしょう。
最短で整体師になるために、おすすめなのはやはり専門学校などに通い知識を身につけることです。
専門的な知識や技術だけでなく、実践の授業もしてくれますし、就職のサポートや国家資格のサポートまでしてくれる学校もあります。
専門学校だと時間が奪われてしまい通えないという方には、通学講座をおすすめします。
通学講座なら、半年ほどで資格をとることが可能です。
整体師の資格の種類はどんなものがある??
整体師になるために絶対必要な資格はありません。
民間資格のため、なくても整体師になることはできます。
ですが無資格の人や、無経験の人に施術してほしいという人はまずいないでしょう。
自分の整体の技術にも不安が残るでしょうし、お客様との信頼関係を築くにもかなり苦労します。
一般的には、短期間でも専門学校に通い知識や技術を習得する場合が多いです。
整体師の資格は、全てが民間資格であり、その資格の種類にも様々なものがあります。
国家資格となるものには、あんまマッサージ師、鍼灸師、柔道整復師があります。
民間資格のものには、整体セラピスト、スポーツ整体師、整体ボディケアセラピスト、整体師、リラクゼーションセラピストなどと様々なものがあります。
ただ、国家資格のものは整体師に含まれない事もあります。
受験資格が特にないものや、講座が必要なものまで、種類は様々なので、自分の目的に見合ったものを選び、事前に確認することが大切です。
やみくもに取っているときりがないので気を付けましょう。
整体師の資格でおすすめなのはどれ??
様々な種類がある民間資格の中で、整体師になるために特に持っておきたい資格をいくつかご紹介します。
整体院で働く人は、スポーツでの怪我などに対して、マッサージでの治療を望む人が多くいます。
鍼灸師、柔道整復師やあんまマッサージ師の資格があれば役に立つことが多いようです。
美容関係でのマッサージを仕事にしている方には、カイロプロティック関連の資格を持っていると、お客様へアドバイスしやすいようです。
民間資格なので、どうしても必要というわけはありません。
ですが、やはり知識を多く持っている人にアドバイスをもらったり施術を頼みたいと思うのは当たり前の事でしょう。
整体の知識なしでも、整体師になれると思っている人は大間違いです。
短期間、長期間問わず学び方はそれぞれ違うとしても、様々な方法でそれぞれ知識や技術を深めなければいけない事は必須です。
仕事場によっては、資格を取ることで収入に影響することもあるようなので、しっかりと確認して自分に必要な資格を取ることが大切です。
整体師になるための学費や期間は様々
整体師といっても種類は様々です。
また学校や通信、資格を取得できるところも様々。
費用も取得するところにより大きく異なります。
専門学校やスクール、そして通信教育で資格を確実に取っていきたいという人は能力をアップさせていくために実習などを受けていくことによって、能力をアップしていくことが重要になっていきます。