朝にコーヒーを飲むメリットは?コーヒーで血糖値を抑制!?

最終更新日:2023/04/29

コーヒーは毎日欠かせないという方、いらっしゃいますよね。

そんなコーヒーには血糖値を抑制する効果があるってご存知でしたか?

また、朝にコーヒーを飲むメリットとデメリットについて紹介したいと思います。

血糖値の上昇に悩んでいる方は、コーヒーで血糖値抑制の効果を期待するよりも、毎日健康に飲めるお茶がオススメかもしれません!

今回は、お茶についてもあわせて紹介していきたいと思います。

コーヒーが血糖値を抑制する?!糖尿病発症の予防について

コーヒーが2型糖尿病の発症リスクを下げることは、世界各国の研究機関で報告されています。

クロロゲン酸類は、ポリフェノールの一種で、コーヒー生豆には、クロロゲン酸類が10%と豊富です。

クロロゲン酸類を含む脱カフェインコーヒーでヒト試験を行った際、食後30分の血糖値が、コーヒーを摂取していないときより低下しました。

そして、食事と一緒に脱カフェインコーヒーを摂取したら、食後血糖値の上昇がさらに抑えられました。

そのため、コーヒーのクロロゲン酸類は、食後血糖値の上昇を抑える、と考えられています。

コーヒーの2型糖尿病予防の効果は、糖尿病でない人の場合です。

糖尿病の人のコーヒーの影響は、コーヒーのカフェインがインスリン感受性に悪影響を与えたという研究結果があります。

この研究では、コーヒーと炭水化物を一緒に取った場合のインスリン感受性は、カフェイン無しの飲料とほとんど同じでしたが、すぐに同じものを摂取して計ると、インスリンの感受性が低下したとの結果が出ました。

つまり、コーヒーと炭水化物を一緒に摂取したらインスリンの感受性は少し下がり、その影響が続くので、すぐに同じ食事をしたらインスリンの感受性は大きく下がる、ということです。

糖尿病やその予備軍の人は、食後に単純炭水化物とカフェイン入りのコーヒーを一緒に摂取するのは良くない、ということです。

では次に、朝にコーヒーを飲むメリットを紹介します。

朝にコーヒーを飲むメリット

コーヒーには覚醒作用があるため、注意力と記憶力が高まります。

朝1杯のコーヒーは、とてもありがたいです。

起きてから2、3時間以内にコーヒーを飲むと、目がスッキリ覚めます。

コーヒーは、中枢神経系を興奮させる働きがあるため、飲む量に注意が必要です。

1日に2杯くらいが良いでしょう。

コーヒーには、フリーラジカルから守る抗酸化物質が豊富です。

酸化ストレスを防ぐので、朝コーヒーを飲むと薬用効果があります。

生のコーヒー豆は抗酸化物質がさらに豊富で、脂肪燃焼効果も見込めます。

コーヒーは、腸内細菌叢を育てるプロバイオティクスの働きもします。

そのため、コーヒーを飲むとお通じが良くなって、いろいろな病気を予防します。

また、コーヒーは食物消化と栄養吸収を助けてくれます。

この効果を得るためには、コーヒーを1日に2回飲むましょう。

コーヒーは、肝細胞を守り、肝硬変や脂肪肝などの病気を予防するのにも効果があります。

ただし、朝コーヒーを飲むと、血糖値が上がりやすくなります。

朝にコーヒーを飲むデメリットも理解しましょう

朝にコーヒーを飲むデメリットもあるので覚えてください。

実は、朝にカフェインを摂取すると、コルチゾールの働きに悪影響を及ぼします。

その問題点は、主に2つあります。

まず、カフェインがコルチゾールの生産を阻害するので、それを補うために身体がもっとカフェインを欲すること。

それから、朝にコーヒーを飲む事でカフェインへの耐久性があがり、カフェインを慢性的に欲するようになるということです。

先ほどお話しましたが、朝コーヒーを飲むと血糖値が上がりやすくなってしまいます。

コーヒーを飲むベストの時間はいつかというと、コルチゾールが高くない10:00~12:00、あるいは14:00~15:00、がコーヒーを飲むベストの時間になります。

これらの時間なら、カフェインがコルチゾールの生産を阻害するのを少なくできるので、カフェイン中毒にもなりにくいです。

そしてコルチゾールの分泌を促進するので、覚醒度がアップします。

コーヒーを目覚めの一杯にしている人は、コーヒーを飲む時間帯を考え直してみると良いでしょう。

血糖値が気になる方は朝コーヒーよりもお茶がオススメ!①

血糖値が気になる人には、朝コーヒーよりもお茶がオススメです。

緑茶のカテキンは、糖の吸収を抑えます。

食後の血糖値が上がるのを抑えるので、食後に飲むと良いでしょう。

糖分の吸収を抑えるので、ダイエット効果も期待できます。

ヤーコン茶は、糖尿病効果があると言われています。

ヤーコン茶のポリフェノールが糖分の分解を抑え、 ゆっくりと体に吸収されるため、血糖値が上がるのを抑えるのです。

ヤーコンの茎や葉がインスリンと似た働きをするので、極端に血糖値を下げることもありません。

バナバ茶は、バナバの植物から作られるお茶です。

インスリンに似た働きをするコロソリン酸が、血糖値を下げます。

ミネラルも豊富なので、生活習慣病予防としてサプリメントにも使われています。

桑の葉茶は、デオキシノジリマイシンが、血糖値の上昇を防ぎます。

食後に飲むのが良いでしょう。

グァバ茶は、グァバ葉ポリフェノールが、糖質を分解する酵素の働きを抑え、血糖値が上がるのをゆるやかにします。

血糖値が気になる方は朝コーヒーよりもお茶がオススメ!②

麦茶は、ミネラルを補給できます。

そして、血糖値が上がりにくくなります。

また、麦茶は腸管を守り、糖尿病の合併症から身を守り、炎症を防ぐ効果があることも分かっています。

サラシア茶は、薬効のある植物として知られていて、アールヴェーダなどにも使われています。

サラシアのサラシノールという成分が、炭水化物を消化する酵素の働きを抑えるので、炭水化物の分解が抑えられます。

消化されなかった炭水化物は吸収されることなく排泄されます。

食事の30分くらい前に飲むのがベストです。

ごぼう茶は、ごぼうのイヌリンが血糖値の上昇をゆるやかにします。

また、食物繊維が豊富なので、血糖値が上がりにくいです。

ごぼう茶も、食事の30分くらい前に飲むのがベストです。

ゴーヤ茶は、ゴーヤに含まれるチャランチンが血糖値を上げにくくします。

ゴーヤはビタミンやミネラルが豊富で、ダイエット効果もあります。

また、豊富に含まれるカリウムはナトリウムの排泄を促し、血圧を下げます。

むくみの改善も期待できます。

以上紹介したお茶を、朝コーヒーの代わりに飲んでみることをオススメします。

血糖値の気になる方、温かい飲み物は「食前」に飲みましょう

血糖値を下げる成分は、煮出してお湯に溶ける性質をもつ物がたくさんあります。

血糖値の上昇を抑える飲み物は、食物繊維が豊富です。

そのため、食事の前に飲めば、食事による血糖の上昇を抑えることができます。

また、温かいお茶を飲むと、満腹感を得ることができるので、食事の量を少なくすることも可能です。

そのため、温かいお茶を食前に飲む、というのがベストでしょう。

スポーツをするときによく飲むスポーツ飲料は、血糖値が気になる人にはオススメできません。

スポーツ飲料には疲労回復のために、たくさんの糖分が入っているからです。

血糖値を下げるための運動は、激しい運動でなくても効果があるので、水分補給はお茶や水で補給するようにして、スポーツ飲料などで運動中に糖分を摂取しないようにしましょう。

毎日の食事で血糖値コントロールをしている人、健康に気を使っている人は、毎日の飲み物についても考え直してみると良いでしょう。

朝コーヒーをやめて、お茶にすることをオススメします。

コーヒー好きさんは、ほどほどに・・!

いかがでしたか?

コーヒーの無い生活は考えられない!って人いらっしゃいますよね。

しかし、それはコーヒーによる依存症かもしれませんね。

コーヒーによる依存で飲みすぎてしまわないように注意しましょう!

また、血糖値の上昇を抑制する効果を期待する方は、お茶をオススメします。

緑茶なら、誰でもすぐに試せるのでオススメですよ!

カフェインの摂取には、注意が必要です!

コーヒーばかりの生活ではなく、お茶を取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

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