自分の赤ちゃんの成長って、気になって仕方ないですよね。
新生児~生後数ヶ月の間は、成長も目まぐるしく、一日一日、本当に成長する姿に感動しますよね。
生後3ヶ月あたりになると、首がすわり始めたり、たくさんの表情を見せてくれるようになりますが、赤ちゃんの成長で体重の増加がよろしくなかったりすると、心配になってしまいますよね。
今回は新生児~生後4ヶ月までの成長の目安を紹介したいと思います。
また、体重が増えないときに考えられる原因についても紹介します。
新生児の一日の体重増加の目安
母乳育児がよいとよく言われる中、赤ちゃんの成長は気になるところです。
特に生後3ヶ月までは赤ちゃんの体重がぐんぐん増えていく時期であり、さらに個人差も大きい時期ですので、より気になるお母さんは多いのではないでしょうか。
初めてのお母さんは、赤ちゃんがどのくらい大きくなっていればよいのかよくわからないという方もいますね。
生後それぞれの時期で一日あたりに増える体重の目安があり、それを目安にするのが一つの方法です。
厚生労働省の調査結果資料によると、性差や第一子なのか第二子なのかなどの違いはありますが、生後1ヶ月までの新生児の体重増加は、一日に40グラムから45グラムが平均となっています。
だからといって毎日平均の値だけ増加していないといけないという訳ではありません。
この値はあくまで平均ですし、特に生後1ヶ月の赤ちゃんは、生後すぐに生理的体重減少期もありますし、1ヶ月での体重の推移を見ていくのがいいでしょう。
生理的体重減少期を過ぎても、なかなか体重が増えないということも多々あります。
一日一日成長を実感!生後1ヶ月の赤ちゃんの体重や成長について
では、生後の赤ちゃんはどのように体重が増えていき、どのように成長していくのでしょうか?
生後3ヶ月までの赤ちゃんについてみていきましょう。
まずは生後1ヶ月の赤ちゃんです。
生後1ヶ月の赤ちゃんの成長は目を見張るものがあります。
母乳やミルクをたくさん飲んでグングン成長し、一日一日大きくなっていくのです。
手足を動かせるようになり、顔やおなかを下にして持ち上げると短時間ですが頭を水平に保ったり、うつ伏せの状態で短時間頭を上げたりできるようになります。
またガラガラなど軽いものなら短い時間握ることができるようになりますね。
動いているものを目で追う追視ができるようになり、表情が出始めてくるころです。
社会的微笑と言われる笑顔も見られとてもうれしくなることでしょう。
また、だんだん反射はなくなっていきます。
生後1ヶ月での体重の目安は男の子で3,530グラムから5,960グラム、女の子で3,390グラムから5,540グラムです。
これだけみても個人差が大きいことがわかりますが、目安として出生時から1キロ前後増えていれば順調と言えるでしょう。
生後2ヶ月の赤ちゃんの成長について
生後3ヶ月に向かう途中、生後2ヶ月の赤ちゃんはどのような成長がみられるのでしょうか。
生後2ヶ月になると、母乳やミルクを飲むのが上手になることで授乳量が増えて、さらに一日一日体重が増えていき、体に丸みを帯びていきます。
首回りの筋肉がついてきて、うつ伏せの状態で1ヶ月の時よりも頭を持ち上げられるようになります。
また、座らせてみると頭の重みでガクッと下がることがなくなることでしょう。
普段の仰向けの状態では、左右対称の姿勢で過ごすことが増え、軽いものをしっかりと握って離さなくなったり、両手で持ったりします。
追視も頭を動かしてするようになり、クーイングといわれる発声を始めるようになりますね。
生後2ヶ月での体重の目安は男の子で4,410グラムから7,180グラム、女の子で4,190グラムから6,670グラムです。
この時期ぽっちゃりとしてくるため、体重が多めの赤ちゃんのお母さんは心配になり、授乳量を減らした方がいいのでは、と悩む人もいますが、この時期はぽっちゃりしているのが自然なので心配はありませんよ。
一日の体重増加が緩やかになってくる生後3ヶ月の赤ちゃんの成長について
生後3ヶ月で最も大きな成長の一歩となるのが首すわりです。
座らせたときに頭を保っていられたり、うつ伏せの状態で肘で体を支えながら体と頭を持ち上げれるようになります。
首すわりの時期も個人差がありますが、だいたい生後3ヶ月くらいで首がすわるようになるでしょう。
首すわりが完成することで頭を自由に動かせるようになり、視界が広がります。
軽いものをずっと握っていられるようになり、自分の手にも興味を示すようになります。
さらに、快適なときには微笑み、うんちで気持ち悪いなど不快なときには不快そうな顔をするなど表情が豊かになり、一日一日成長を実感できるでしょう。
生後3ヶ月での体重の目安は男の子で5,120グラムから8,070グラム、女の子で4,840グラムから7,530グラムです。
体重は産まれた時から約2倍にまで成長することになります。
ここまではグングンと増えていた体重も、生後3ヶ月を過ぎると次第に増加が緩やかになっていきます。
身長もおよそ56センチから66センチと10センチ前後増えているでしょう。
生後3ヶ月の赤ちゃんの体重が増えない!原因は?①
生後3ヶ月までの赤ちゃんは特に体重の増加が著しく、3ヶ月で2倍にまで成長しますが、なかなか体重が増えず悩んでいるお母さんもいることでしょう。
生後3ヶ月までの赤ちゃんの体重が増えない場合は、母乳やミルクが不足していることが考えられます。
まず生理的体重減少の時期は、健康な赤ちゃんであれば誰でも起こることなので、全く心配はいりません。
生後すぐはいったん体重が減り、その後1,2週間かけて出生時の体重まで戻り、その後一日25グラムから30グラムのペースで体重が増えていくのが普通です。
母乳やミルクが不足し体重が増えない要因としては、赤ちゃんの睡眠を優先してしまうこと、母乳のみなのにミルクと同じ回数・間隔で授乳してしまうことが考えられます。
生後すぐの赤ちゃんはほぼ寝て過ごしています。
母乳のみの場合、生後3ヶ月までは1時間から3時間ごとに授乳するのが理想だといわれていますが、寝ているからといって控えてしまうと授乳の回数が少なくなってしまいます。
また、ミルクと違い母乳は母親の健康状態によって変化するので、欲しがるだけ飲ませてあげるのが原則となります。
生後3ヶ月の赤ちゃんの体重が増えない!原因は?②
母乳育児で生後3ヶ月までの赤ちゃんの体重が増えない要因として母乳の問題もあります。
当然母乳の分泌量が少ないと、栄養を十分与えることができませんし、体重も増えませんよね。
まず、母親は出産したらすぐに母乳が出るようになるわけではなく、産後すぐは非常に少ない分泌量で、赤ちゃんが吸ってくれることで増えていきます。
また順調に増えていても母親の心身の健康状態によって分泌量は変化し、一日後には分泌量が少なくなることもあります。
母乳の分泌量を見る目安として、母乳が複数の入管から出ているかどうかを見る方法があります。
5本以上の入管から母乳が出ているのが理想的だと言われています。
どうしても母乳の出が悪い場合思い悩む人がいますが、上手にミルクを利用しましょう。
今のミルクはとても優秀で母乳にも負けない栄養価を持っていますし、ミルクが赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはありません。
午後から夕方にかけて母乳の分泌量が減りやすくなるので、その時間帯だけミルクを使うのもいいですし、母乳を飲ませた後にミルクを足すのもよいでしょう。
日々の成長を楽しみましょう!
赤ちゃんを育てている全てのお母さん、赤ちゃんの成長はとても楽しみですよね。
日々できることが増え、心も日々成長していきます。
日々、育児に家事に追われていると、赤ちゃんの成長の一つ一つを見ることは難しいですが、ふとした時に成長を感じることも多いでしょう。
他人の赤ちゃんとの成長の差に、不安や心配を抱えているお母さんも多いですよね。
しかし、赤ちゃんの成長はその子によって色々ですよね。
赤ちゃんの成長の目安を知っておくことで、少しでも気持ちが楽になれば、と思います。
成長はあくまでも目安ですので、自分の子供の成長を温かく見守ってあげましょう。