産後の足の甲のむくみの原因とは!いつまで続く?解消法は?

最終更新日:2023/04/12

妊娠を経験した事のある女性で、むくみを経験する方は多いのではないでしょうか。

出産を終えた後、手や足の甲などにむくみが出てしまうことありますよね。

妊娠中でもむくみに悩んでしまうことも少なくないでしょう。

妊娠中や産後にむくみが起こる原因をご存知ですか?

また、解消する方法もいくつか紹介していきたいと思います。

産後のむくみが起こる4つの原因

産後に足の甲などにむくみが起こる原因を紹介します。

①水分バランスが乱れてむくみが起こることがあります。

妊娠している間は、血液の量が普段の1.5倍くらいになっています。

しかし、出産するときに血液や羊水が流出するので、体は水分を得ようとします。

そのため、体に水分が溜まりやすくなり、むくむのです。

②ストレスでむくみが起こることがあります。

赤ちゃんのケアをするのはとても大変なので、母親は十分な睡眠が取れません。

また、ホルモンバランスも乱れているので、いつの間にかストレスが溜まってしまうことがよくあります。

そして、血液の流れが悪くなって、むくむのです。

③代謝が悪くなってむくみが起こることがあります。

産後は運動をすることが少なく、寝不足になることも多いため、代謝が悪くなりがち。

そして、血液の流れが悪くなって、むくんでしまいます。

④授乳からくる水分不足でむくみが起こることがあります。

授乳のために水分がたくさん奪われるので、授乳で奪われる水分を得るために、体が水分を貯めようとしてむくむのです。

産後に足の甲のむくみがひどいのは何故?

産後に、足の甲のむくみがひどくなることがあります。

産後に体のバランスが乱れてしまい、足の甲などにむくみが起こるのです。

妊娠している間は、赤ちゃんに栄養の入った血液を送るために、血液の循環量が普段の1.5倍くらいになっています。

しかし、出産するときに破水などで羊水や出血が起こって体から水分が流出するため、体のバランスが乱れてしまいます。

体から水分が流出すると、新しく体に入る水分をキープするために、フィードバック機構が働いて、むくみとなります。

授乳でも水分が体から流出するので、この働きが強くなって、さらにむくみが生じがちです。

産後に足の甲などがむくむのは、生理的な現象なので問題はありません。

しかし、足の甲がむくむと、靴に足が入らないこともあります。

産後は、寝不足になりやすかったり、赤ちゃんの面倒を見ることでストレスが溜まりやすかったりするので、むくみに関する悩みはなくすことが大切です。

むくみの悩みを避けるためには、むくみを防止すればいいのです。

産後の足の甲のむくみはいつまで続く?

産後の足の甲のむくみがどれくらい続くのか、気になるところだと思います。

産後数日でむくみがおさまる人もいれば、産後かなりたっても足が重くて、むくみで靴が履けないような状態がずっと続いた、という人もいます。

産後のむくみは、個人差によるところもあります。

睡眠をとることでむくみが治る人もいますが、産後は寝不足になりやすいし、出産でホルモンバランスが乱れて、体にいろいろな問題が起こっている人もたくさんいます。

一般的には、1ヵ月検診までにむくみが良くなる人がほとんどのようです。

しかし、むくみがひどかったり、他の症状が重なったりしている人もいます。

その場合は、検診のときに医師に相談しましょう。

3ヶ月や半年以上むくみが続く人もいますね。

むくみやすい体質の人もいます。

冷え性、血行が悪い、体温が低い、という場合、代謝が悪くなって体の余分な水分が排出されずにむくむ、ということもあります。

むくみが非常に長く続くなら、何かの病気にかかっていることもあるようです。

産後の足の甲のむくみが酷いときはツボ押しをしてみましょう!

水は、むくみの主な原因のひとつです。

漢方では「気・血・水」の流れを整えると良いと言われています。

気の流れが悪いと疲れやすくなったり、血流が悪いと生理不順になったり、水の流れが悪いとむくみが起こったりします。

漢方ツボマッサージは、ツボを刺激して内臓や組織に働きかけて、これらの症状を改善・解消することができるのでオススメ。

では、産後の足の甲などのむくみを改善するツボマッサージの方法を紹介していきます。
膝の外側の「足三里(あしさんり)」というツボを押すと、むくみ解消に効果があります。

膝の下のくぼみから指4本並べたところにあるので探してみてください。

そのツボに、親指か中指を当てて、少し痛いくらいの圧で押します。

両足のツボを1回6秒、10回ほど押しましょう。

就寝前、夕食1時間後がツボ押しをするのにベストなタイミングです。

足三里のツボを押すと、消化器系や体の不調にも効果があるし、免疫力を上げる効果もあります。

ツボマッサージで代謝が良くなるため、マッサージした後にトイレに行きたくなることもありますよ。

むくみの原因「水分」を取り除くには?

むくみの原因である水分を、体から排出する方法を紹介していきます。

腎臓は、体から水分を排出させる働きをしています。

つまり、尿として水分を体から排出する、ということです。

尿として水分を出すためには、腎臓に水分を送らなければいけません。

そのためには、利尿作用のある成分を、体に摂り入れることが必要です。

コーヒーを飲むとトイレに行きたくなった、という経験がある人は多いと思います。

コーヒーと飲むとトイレに行きたくなるのは、コーヒーのカフェインに利尿作用があるためです。

しかし、コーヒーをたくさん飲むのは体に良くありません。

またカフェインの他に、カリウムという成分にも利尿作用があります。

ミネラルの一つで、野菜や果物などに含まれています。

カリウムの豊富な食生活をすると、尿がよく出て産後の足の甲のむくみなどが簡単に改善できてしまいます。

カリウムがたくさん含まれている食物は、 切干大根、にんにく、キウイ、バナナ、あずき、納豆、ワカメ、とろろ昆布、ひじき、などがあります。

産後にオススメのむくみ解消法!

産後の足の甲などのむくみを解消するためには、足を高くして眠るのがオススメ。

丸めたタオルなどを使って足を少し高くして寝ると、血液の循環が良くなるからです。

ただ、高すぎると血流が滞ることがあるので、自然に休める高さにしてください。

足裏樹脂シートを貼って眠るのも、血行が良くなるのでオススメです。

体を冷やさないこともむくみに効果があります。

温かいものを飲み、ひざ掛けなどを使って体が冷えないようにしてください。

また、靴下を履いて足元の冷えも防いでください。

着圧ソックスでむくみを改善することもできます。

適度な着圧が、むくみを防ぎます。

足湯もむくみに効果的です。

産後1ヵ月くらいはまともにお風呂に入れないため、足湯はむくみを解消するのに便利です。

洗面器にお湯を入れて、15分くらい足をつければ血行が良くなります。

また、塩分控えめの食生活を行うことも大切です。

塩分はむくみの原因になるので、塩分を控えればむくみの改善に効果があります。

さきほと紹介しましたカリウムを多く含んだ食物を摂取するのも良いでしょう。

日常的にケアしましょう!

妊娠は幸せなことですが、ママとしてはとても大変な経験ですよね。

産後は自分の体が元に戻るまで大変です。

むくみは多くの方が経験していることです。

慣れない育児や、思い通りにいかない家事、睡眠不足で精神的に辛い時期に、むくみがストレスにならないように、日常的にむくみ予防を心掛けることが大切ですね!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です