妊婦さんにとって、出産は一つの大きなゴールですよね!
ですが、妊娠出産は思っている以上に身体にダメージを受けています。
出産時に開いた骨盤が原因で体調不良を訴えるママも多いのではないでしょうか?
産後の骨盤矯正・整骨院・整体はいつからいつまでがベストなのでしょうか?
また、通院出来ない方などは自分で出来る骨盤矯正の方法を無理のない程度に試してみることをオススメします。
産後の骨盤矯正の重要性について
出産時には、赤ちゃんが産道を通りやすくするために、骨盤もかなり開きます。
しかしながら、産後にこの骨盤が元に戻らず、下腹が出てしまったり、太りやすくなってしまう女性が多くいるのです。
産後何もせずにいると、このまま中年おばさん体型まっしぐらになってしまいます。
体型の変化以外にも、骨盤が正しい場所にないと、肩こりや腰痛、またはむくみや冷え症など、あらゆる婦人系のトラブルに繋がるのです。
ですから、産後は骨盤矯正整体などを行い、骨盤を正しい位置に戻す必要があります。
実際骨盤矯正をすると、血行が良くなることで新陳代謝があがり、痩せやすい体になったりします。
事実、骨盤矯正を始めてから1週間で2キロも体重が減ったなんてうれしい悲鳴をあげている人もいるのです。
この産後というのは、体型の改善を目指して産後リフォームをするいい機会なのです。
この産後リフォームは産後6ヶ月間が重要ですから、ぜひこの期間に骨盤矯正をして、効率よく痩せてスタイルを良くしたいものですね。
産後の骨盤矯正や整体などはいつからいつまでがベスト?
産後の骨盤矯正が重要なことは分かったと思いますが、矯正整体をする最も効果的な時期というのは、産後2ヶ月から6ヶ月の間の4ヶ月間が勝負と言われています。
何もしないでいても、分娩で最大に開きゆるんだ骨盤は、遅くとも6ヶ月ぐらいまでには、元の状態にまで少しずつ戻っていくといいます。
しかし、この戻っていく過程で、骨盤に左右の歪みが生じてしまったり、バランスが崩れてしまったりして、正しい位置にちゃんと骨盤が戻り難くなってしまっているのです。
この、骨盤が元の状態に固定されてしまう前は、まだ靭帯は柔らかく、骨盤はかなりぐらぐらしています。
ですから、この骨盤が固定されてしまう前に、骨盤を正しい位置に戻すことで、出産前よりもより健康で、より美しい姿勢を手に入れてみませんか。
赤ちゃんが出てきた直後のおなかはまだぽっこりとでっぱっていますが、この時期はまだ骨盤矯正をする時期ではありません。
母体をゆっくりと休ませた後に矯正を始めても、まだ遅くはないのです。
母体を休ませる目安は大体1ヶ月程度です。
産後1ヶ月は後陣痛があったり、悪露が出たりして、プロポーションどころではないのも事実です。
この時期は間違っても、ニッパーなどをお腹に巻いて、負担をかけないようにしてあげてください
産後の骨盤矯正は整体?カイロプラクティック?
産後1ヶ月ほど経ち、母体もかなり回復してきたなと感じ、産後1ヶ月検診でも異常が見受けなければ、いよいよ骨盤矯正整体を受けてみてください。
その際、接骨院やカイロプラクティックなどで施術を行ってもらうことになりますが、正規の学校を卒業しているかどうか、産後すぐのママへの骨盤矯正整体実績があるかどうか、はたまた赤ちゃんを連れていっても対応してくれるところかどうかなど事前に調べてから行くのが良いでしょう。
この産後整体の良いところは、骨盤そのものを矯正することができるため、一度の施術でしっかりとした効果を感じることができます。
施術自体は、産後ママの持つ自然治癒力を最大に引き出して施術が行われます。
これが、産後すぐに施術を行ってしまうと、母体はまだ回復していませんし、子宮などを回復することにエネルギーを使っているので、この自然治癒力がうまく発揮されないのです。
このように整体は、体の内側から治療をしていくので、薬などを使った治療などとは違い、産後ママからの支持も高いです。
産後の整骨院・整形外科はいつから?整体との違いは?
産後ママの体型をできるだけ早く元に戻したいというあせる気持ちも分かりますが、産後1ヶ月検診で異常がないと診断されるまでは、骨盤矯正整体の施術を受けることは控えてくださいね。
特に、体調に不安がある人や帝王切開・会陰切開の人は、産後1ヶ月以上様子を見た方がいいかもしれません。
矯正整体施術を受ける接骨院では、基本的に骨折や打撲などの外傷の治療がメインで、産後の骨盤矯正に関しては時間をかけてゆっくりと体を治していきます。
実際に施術をしてくれる人は、柔道整復師という国家資格を持った専門家が対応してくれますので、安心して何でも相談してみてください。
注意しなければならない点は、この骨盤矯正の施術には、保険が適用されないということです。
できれば産後1ヶ月検診を受ける際にお医者さんに腰痛があることを伝え、紹介状を書いてもらい、その後整形外科に行って診察を受けると保険が適用されますし、レントゲン検査なども行ってくれるので、より的確に施術を行うことができます。
しかし基本的は施術方法は、骨盤矯正整体などではなく、湿布や、鎮痛剤などの薬の服用になります。
産後に自分で出来る骨盤矯正の方法!
産後に骨盤矯正をする方法は何も整体を行うことばかりではありません。
骨盤ベルトや産後ガードルをつけることによって、自分で骨盤矯正を行うこともできるのです。
これらのベルトやガードルを使うことによって、お肉を正しい位置に収めるようにサポートしてくれます。
毎日身につけるだけですから、育児をしながらでも継続が可能ではないでしょうか。
ただ、あまり早い時期から骨盤ベルトやガードルできつくしめすぎてしまうと、骨盤にかえって悪影響を及ぼす可能性もありますので注意が必要です。
本来骨盤ベルトやガードルを使用することで、腰などが楽になると感じれるものですから、逆に痛みを感じたり、違和感があるようなら、すぐに使用をやめた方がよさそうです。
また、整体やマッサージの施術を受けて、骨盤のケアをすることも良いですね。
最近の整体では、託児所がついている所などもあって、とても便利で気軽にケアを受けることができるようになってきました。
産後は何かと子育てで忙しく、なかなか自分自身のケアまで時間が取りにくいですが、パパの協力なども得ながら、リフレッシュを図るのも良いことですね。
産後の骨盤矯正や整体はできるだけ受けましょう!
産後骨盤矯正や整体は産後1ヶ月検診が終わった辺りから、できるだけ早く受けるのが良さそうです。
骨盤矯正をせずに、歪んだ状態のまま骨盤が固定されてしまうと、血液やリンパの詰まり や太りやすくなる体質、あるいは、足のむくみや肩こり・腰痛・頭痛の他、更年期への影響も考えられます。
それ以外にも、耳や目の不調や、喘息(ぜんそく)、手足のしびれ、関節痛、冷え性、不眠症、貧血、めまいなどなど、自律神経の乱れから来る不調なども起こり、実に様々な体の不調に産後悩まされることになります。
逆に、骨盤を正しい場所に戻すことができていると、内蔵も正常な位置で機能し、疲れにくく、痩せやすい体質に改善することができるのです。
新陳代謝がしっかり行われ、血液やリンパの流れがスムーズに行われる体というのは、肌のキメも整い、産前よりきれいになれるかもしれません。
ぜひ、産後という体の大きな変化の時期を利用して、体を整え、体質を改善して、より美しくなれるチャンスを手に入れてみませんか。
産後の健康状態を確認した上で取り組みましょう!
産後の身体のメンテナンスの重要性はかなり高いようですね。
骨盤矯正は健康のために大切ですが、産後のママの身体は思っている以上にダメージを受けているので、無理は禁物です!
産後、医師に確認の上、健康状態に問題がないようでしたら様子を見ながら身体のメンテナンスに取り組んでみるといいかもしれませんね。