ダイエットは人それぞれ目的や部位が違うかもしれません。脚を細くしたいとか、ウエストを引き締めたいとか、単純に体重を何キログラム落としたいとか色々あるでしょう。部位を絞って細くしようとしても体はつながっていますから、他の部分にも効果が出てくるはずです。ダイエットで痩せたら、顔が小さくなって目鼻立ちがハッキリするといった副次効果も期待できます。それでは今回はダイエットの方法と様々な効果をまとめてみます。
どれだけ痩せたら顔が小さく見える?
ダイエットをした結果10kgの減量に成功しても、あまり小顔になった実感が持てない人もいれば5㎏痩せただけで顔がほっそりする人もいるなど、痩せて小顔になれるかどうかは、個人差があるようです。
実は、顔痩せのためには、減った体重量そのものより、元の体重との比率が重要になるのです。
例えば、元々の体重が40㎏の女性と、60㎏の女性がいたとします。この二人が5㎏減量した場合、減量分は同じでも、元の体重との比率は全く違う結果になるのです。
5㎏の減量で、元の体重が40㎏の女性は35㎏、60㎏の女性は55㎏になります。
この結果を割合で計算し%で表すと、40㎏の女性は約13%の減量、60㎏の女性は約8%の減量という結果になります。
60kgの女性が13%分の減量をする場合に落とす必要のある体重は7~8kgとなるのです。
一説によると、元の体重の15%程度の減量で小顔効果を実感できるようになるそうです。この計算では、体格が良い人や、体重が多い人ほど、より多くの減量が必要となります。また、体重がそこまで多くない人や、やせ形の人は、あまり小顔効果が実感できないこともあるようです。
過度なダイエットは体によくありません。痩せすぎには注意してくださいね。
顔が小さく痩せたらダイエット成功?
体重は減っているのに、鏡を見てもあまり痩せた実感が持てない。周りにも気付いてもらえない。そんな経験はないですか?
体重を落とすことと、気になる部分のぜい肉を落とすことが必ずしも結びつかないのがダイエットのむずかしいところです。
「二の腕シェイプアップ」や「おなか回りの肉を落とす」など、いわゆる部分痩せは、ただ体重を落とすだけでは達成できません。
実は、人間の体には部分ごとに痩せる順番があるのです。
一概には言えませんが
①手首・足首やふくらはぎ
②二の腕や太もも
③顔や胸
④おなか回り
⑤お尻
の順番がひとつの目安になるようです。
ちなみに太る順番はこの逆になるそうですよ。
このように、顔の肉が落ちるのは、ダイエットがかなり後半になってからなのです。
「ダイエットをしても、なかなか小顔になれない」と悩んでいる人は、そこに至るまでダイエットを続けていない可能性があります。
そうは言ってもダイエットをずっと続けるのはつらいですよね。体重を減らさずにピンポイントでシェイプアップしたいときには筋肉トレーニングを行うことがとても重要になります。
シェイプアップしたい部分の筋肉を鍛えることで、より早く、気になる部分をスリムにする効果が期待できますよ。
顔が少しでも早く痩せたら嬉しい
パッと見て太っている、痩せていると感じるとき、どこで判断していますか?
最初に目につくのは、顔ではないでしょうか。
言い換えれば、顔が痩せないと周りに気づいてもらいにくいということです。
一概には言えませんが、人間の体には肉が落ちやすい部分と落ちにくい部分があり、顔は落ちにくい方に属します。
継続して体重量を減らすなかで、徐々に痩せていくのが顔回りなのです。
ダイエットに効果的だといわれる有酸素運動ですが、特に水泳は小顔ダイエットにぴったりなのです。
泳ぐことによって鎖骨回りのぜい肉が落ち、デコルテがすっきり見える効果が期待できます。また、息継ぎのために顔や口をこまめに動かすことによって表情筋が鍛えられ、小顔になったり、ほうれい線が目立たなくなることもあるようです。
顔を含め、いわゆる部分痩せは、体重量を減らすだけでは、なかなか思うようにはいきません。そのためには筋力トレーニングがとても重要になります。
簡単にできる、顔痩せのエクササイズをご紹介します。
【顔痩せエクササイズ】
①口をとがらせ、左へ動かして5秒キープ
②次は右へ動かし、5秒キープ
たったこれだけですが、継続することによって顔の引き締めにつながります。その他、入浴時にマッサージを行うなども小顔効果に期待できますよ。
おすすめ自転車ダイエット
スタイルを良く見せるためには、体全体のバランスが整っていることが大切です。
そのためには有酸素運動がとても重要になります。
有酸素運動とは、簡単に言うと「瞬間的な力を使わず、ある程度の時間をかけて行う」運動です。
主な有酸素運動にはウォーキング、ジョギング、水泳、ヨガ、サイクリングなどがあります。
この中でも特にオススメなのがサイクリングです。
サイクリングのダイエット効果が高そうなことは、ジムやダイエット器具でエアロバイクが人気なことからも想像できますよね。
自転車を使用した運動は主に下半身を鍛えることができますが、膝への負担が少ないため、運動に慣れていない人や肥満気味の人でも取り組みやすいと言えます。
自転車ダイエットの一番の魅力は継続のしやすさです。毎日違う景色を楽しむことができるため、飽きずに続けやすいと思います。また、自転車を積極的に移動手段として用いることでダイエットを習慣化し、継続する効果も期待できます。移動手段として活用したり、外の空気で爽快感を味わったりと、他の楽しみを見つけることで自然にダイエットできたら素敵ですね。
ダイエットは食事も考えて
脂質や糖質を控えることが、必ずしもダイエットにつながるわけではありません。
大切なのは急激な血糖値の上昇を防ぐことです。そうは言っても、目に見えないことなので、なかなか実感しづらいですよね。
そこで気を付けてほしいのが「食べる順番」です。食事の最初に野菜を食べることで、脂質や糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できます。
食事の時間も大きなポイントです。血糖値が下がる時間帯に食事を取ることで脂質や糖質がエネルギーとして消費されやすくなり、脂肪として体にため込むことを防ぐことができます。
朝は6時から7時、昼は10時から11時、夜は16時から17時を目安に、一日3回しっかり食べましょう。食事の内容を制限したり、回数を減らしたりしなくても、1日の食事量の配分を変えるだけでダイエットにつながることがあります。
朝ごはんをしっかり食べて、夜は軽めに済ませましょう。夕食後はあまり活動せず、エネルギーが消費されないためです。夕食のカロリー摂取量が多ければ、それだけ脂肪になりやすいのです。
『顔が小さくなった』と言われるために
長時間のデスクワークには、運動とは違う疲れがありますよね。
特に目を酷使することは顔の凝りにつながります。
簡単にできる、顔の凝りを解消する方法を4つご紹介します。
・耳をひっぱる
耳をひっぱることによって、顔の力を抜き、凝りを解消する効果が期待できます。
・ガムを噛む
ガムを噛んで、あごの筋肉をよく動かすことによって、自然に顔全体の表情筋も動きます。また、ガムを噛むと唾液が分泌されるので、食後に噛めば消化も助けてくれますよ。
・頭皮のマッサージ
顔の皮膚はそのまま頭皮につながっています。つまり、頭皮の血行不良や凝りはそのまま顔にも影響するのです。頭皮をマッサージすることによって、顔の血行を良くしたり、むくみを取ることができます。
・よく笑う
笑うことでも、顔全体の表情筋を動かすことができます。たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、いつも同じ表情ばかりしていると、どんどん顔の筋肉は衰えてしまいます。お笑いでもバラエティでも、好きなテレビ番組を見てどんどん笑ってみましょう!
顔だけでなく全身健康的に痩せましょう
顔、二の腕、お腹、下半身とパーツを絞って痩せるというのは、難しいことです。体は頭の先から足先までつながっているのですからね。だったら、一部分だけでなく全身隈なく健康的に痩せようとした方が、簡単で効率も良いのではないでしょうか。毎日楽しくできる運動とストレスなく続けられるような食事法を自分で見つけられると間違いなく成功できると思います。頑張ってくださいね。