目の痙攣の原因は!?左や右だけに起こっても注意すべきこと

最終更新日:2023/03/30

左や右の目の周りがピクピクと痙攣することありませんか?いずれ治るだろうと放置していてもなかなか良くならない方は、原因を考えてみましょう。ストレスや目の使いすぎ、食生活の乱れなどありませんか?目から得られる情報は多くあります。その目を大切にしているのか、なぜ痙攣するのかなどをみていきましょう。

左や右の目が痙攣する原因

左右片方どちらかのまぶたがピクピクと動くことは、眼瞼ミオキミア(もしくは単純性筋痙攣)であることや、治療が必要となる眼瞼けいれんであることもあります。

原因は睡眠不足や目の疲労などを挙げられますが完全には解明されてはいません。
目の周りについている眼輪筋が疲労して代謝に乱れが生じることで勝手に収縮してしまうと考えられています。
また筋肉のむくみによって抹消神経を圧迫することで神経が通る脳からの命令が乱れることでも痙攣が起こります。
症状の出方は、まぶたがピクピクと動くだけで悪化することはないのでたいていの場合は放置しても問題ありません。
まぶたではなくてその他の顔の部分が痙攣する場合は病院で診察してもらうと良いでしょう。

まぶたの痙攣に目の疲労が関係してくるのでテクノストレスに注意しましょう。
長時間のパソコン作業で目が疲労してしまいます。
40代の方だと目の疲労を老眼と錯覚しやすく疲労を放っておきがちです。
またパソコンディスプレイを長時間見ることでドライアイも起こりやすいので目に疲労が蓄積しやすいです。

左や右の目が痙攣する原因。その2

自分の意思と関係なく顔面が動いてしまうことを片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)と言います。40代以上の女性に多く見られる症状で、進行するとまぶたが開けられないほど引きつってしまうことがあります。

片側顔面痙攣は、自然に治ることはありません。医療機関を受診しましょう。
顔面痙攣に慣れた医師であれば割りとすぐに分かります。
症状が一日中でなく時折起きる場合では1回の受診では発見できないこともありますが、それでも2回受診することでだいたい顔面痙攣は発見されます。

顔面痙攣の症状を発見するのに症状を誘発することもできます。
たとえばまぶたを強く瞑ってからパッと開くとまぶたの下の痙攣を誘発できます。
それから口をいーと発音して伸ばしてもらうことでもやはりまぶたの下の痙攣を誘発できます。
近年の研究により高血圧や高脂肪症の方は片側顔面痙攣を起こしやすいことが分かってきました。
そのことから動脈硬化が進行することで血管が神経を圧迫し、左右どちらかの片側顔面痙攣が起こるのではないかと考えられています。

目の痙攣を抑えるには

顔面の中でも左右どちらかの耳や口元が痺れてきたり痛みがあったり引きっていたり痙攣したりしているならば片側顔面痙攣や眼瞼麻痺の可能性があるので病院に行くべきなのですが、まぶたが痙攣しているだけであれば自然に治るものなので放置しておいても問題ありません。
それでもまぶたの痙攣が不快であるというならば、パソコン作業を中断して休憩を入れたり、暖かいタオルで目の周りを温めたり、指の腹を使ってピアノタッチをするように上下のまぶたをマッサージしたり、睡眠をしっかりとったり、ストレス発散に精を出したり、カフェイン摂取を抑える、そのようなことで対処できます。

まぶたの痙攣は血行が悪くなっていることで起こります。長時間のパソコンでは身体が動くこともないので血行が悪くなりがちです。
そこで温めたりマッサージしたりすることで血行を改善してまぶたの痙攣を抑えるというわけです。
また疲労やストレスでもまぶたが痙攣することがあるので十分な睡眠やストレス発散が有効と言えます。
栄養を摂取することで対策したいならば新陳代謝を促進するビタミンAやビタミンC、それからビタミンEを摂取することで目の疲労を和らげることができます。

左の目の痙攣が顔面痙攣の可能性がある場合

顔面痙攣に似た病気と顔面痙攣を混同してしまっては正しい対処や治療を施すことができません。

そこで顔面痙攣と区別しなければならない病気を挙げていきます。

一つ目は、眼瞼けいれん。別名はメイジュ症候群。強いまばたきを繰り返すことで症状を誘発できます。
症状は目に現れることが多いですが、口元が引きつったりモゴモゴしたりすることもあります。
顔面痙攣との一番の違いは症状が両側に現れることです。顔面痙攣で痙攣が左右両側に起きるのは全体の0.5%程度しかありません。

二つ目は、異常共同運動(顔面神経麻痺後)。別名はベル麻痺やハント症候群など。
顔面が回復するときに神経の接続が多少異なることで思っている箇所を動かせない病気で、突然麻痺を起す病気でもあります。
顔面痙攣との違いは、この病気は痙攣ではないことです。
痙攣とは無意識に動いてしまうことで、この病気は意識的に動かそうとしなければ顔面は動きません。
さて、顔面痙攣の治療ですが、手術で治療することができます。
その場合は神経減圧術(微笑血管減圧術)を行います。
脳深部の血管と神経を剥離して神経への接触を除く手術となります。
全身麻痺で行い、痙攣している側の耳の後ろを髪の生え際に沿って5cmから10cm切開します。
それから筋肉と頭蓋骨を剥離してから頭蓋骨に穴を開けて、脳を包む硬膜を切開して5cmから6cm進んだところに顔面神経があるので、血管と神経を剥離していきます。

試してみよう!すぐに出来る目の体操

長時間パソコン作業をしているとまばたきの回数が減って目の疲労や肩こりなどが起こります。

それをストレッチをすることで解消していきましょう。

ウォーミングアップから始めます。
回数も示しておきますが目安ですので無理せず行いましょう。

10回から20回ほど左右交互にリズミカルにウインクすることで目の周りをほぐします。
それからスピードを少し早めて10回から20回ウインクします。
そしてふわっとゆっくりと10回から20回ウインクします。
今度は強くぎゅっと瞑って10回から20回のウインク。
仕上げにパッと両目を3回ほど開きます。

それでは目のストレッチです。
目を動かしている筋肉を大きく動かすことでストレッチしていきます。
顔のパーツを目印にして顔を傾けるのではなく視線だけを送りましょう。
右眉を見つめて左眉を見つめることを各3秒行います。
右頬と左頬を各3秒見つめます。
そして右耳と左耳をやはり各3秒見つめて、おでことあごを各3秒見つめます。
最後に鼻を3秒見つめます。

仕上げのストレッチもあります。
目を滑らかに動かす体操です。
無理をせず行いましょう。
ゆっくりと右回りに眼球を回して、左回しも回すことを各2周から3週行います。
最後は寄り目を5秒間キープします。

良い食事で目の痙攣を予防しよう!

まぶたの痙攣の解消には栄養摂取も効果的です。

ビタミンごとに説明していきます。

ビタミンAは、目の粘膜を保護してくれます。欠乏で夜に目が見え難くなり、過剰で頭痛や吐き気が生じます。ニンジンなどのベータカロチンであれば必要な分だけビタミンAに変化してくれます。
ビタミンAが豊富な食材はかぼちゃ・ほうれん草・しそ・うなぎ・レバー・パセリ・緑黄色野菜があります。

ビタミンB1は、目に溜まった疲労物質を分解してくれます。豚肉・うなぎ・玄米に多いです。
ビタミンB2は、ストレスなどで生じた有害な物質を分解してくれます。うなぎ・レバー・納豆・卵に豊富です。
ビタミンEは、血行を良くして疲労回復を高めてくれます。いくらやたらこなどの魚の卵に多く含まれています。
ビタミンCは、粘膜や皮膚の健康を保ってくれます。抗酸化作用もあるので老化対策になります。キウイ・レモン・いちご・じゃがいも・さつまいも・ブロッコリーに豊富に含まれています。

目の痙攣の原因は!?左や右だけに起こっても注意すべきこと まとめ

私も以前、片方の目の周りだけがピクピクと痙攣したことがあります。
あのなんともいえない不快感は何度も経験したくないですね。
精神的なものから体に症状が出ると治りが遅いこともありますので、ストレスや目の疲れを感じたら、リフレッシュするようにしましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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