いつもかけているその眼鏡、あなたに合っていますか?
眼鏡をかけていて違和感を覚えることはありませんか?
眼鏡をかけ、鼻に違和感を覚える人は少なからずいるようです。
今回はその違和感や危険性、正しい眼鏡選びについてお話しします。
眼鏡のかけ始めは誰でも鼻に違和感がある
あなたは普段眼鏡をかけていますか?
眼鏡をかけると、鼻に違和感を感じる人は少なくありません。
眼鏡にあまり慣れていなければ、眼鏡の鼻に当たるところが気になったり、眼鏡の鼻の部分に違和感があったりします。
また、前から眼鏡をかけていたのに、最近になって鼻に今まで感じたことがなかった違和感を感じ始めたりする人もいます。
その場合は、深刻なケースである可能性があるので、注意が必要です。
裸眼だった人が眼鏡をかけ始めた頃は、違和感を感じることはよくあります。
顔の中心に来る眼鏡の存在自体に、違和感を感じたりもします。
夏などの汗をかきやすい季節は、出かけると汗で眼鏡が下にずり下がったり、さらに暑苦しく感じたりして、眼鏡をかけると不快感さえ感じます。
しかし、眼鏡をかけることに慣れてきたら、違和感は少しづつ減っていくことが多いです。
また、眼鏡をかけると、裸眼のときより視界が狭くなることにも、慣れていきます。
視界が狭いのが気になる人は、鼻パッドのないプラスチックフレームにすれば、視界を広く感じるので試してみてくださいね。
眼鏡の鼻への違和感と痛み
眼鏡をかけているときに、鼻が痛くて仕方がないときがあります。
それは、鼻あてのフィッティングがキチンとできていなかったり、フレームがゆがんでいたり、耳に合っていなかったりして、鼻に負担が生じるときに起こるものです。
また、眼鏡の重さが原因になっていることもあります。
眼鏡のフィッティングをすると、鼻の違和感が減ることが多いです。
もし現在の鼻パットがシリコン製でなければ、すぐにでもシリコン製の鼻パッドに、変えてもらうと良いでしょう。
シリコンは、とても柔らかいです。
そのほかの鼻パッドも、鼻に違和感を与えることがあります。
シリコン以外に鼻パッドには、金属系とプラスチックフレームのフレーム直通タイプがあります。
後者は、鼻パッドがなく、直にフレームが鼻に当たるタイプです。
それぞれ、鼻への感触、固さ、落ちる頻度、視界の広さが違います。
プラスチックフレームの鼻パッドがないタイプなら、はじめからパッドがないので調整をするのは困難なところがデメリットでしょうか。
しかし、技術がある眼鏡屋では、フレームの調節をして、違和感を減らしてくれることがありますので、相談してみてください。
鼻の違和感・・・怖さや危険性とは
眼鏡をかけることに慣れていないため、鼻に違和感を感じるのなら、あまり問題はありません。
しかし、鼻の違和感と一緒に、頭痛・肩こり・気持ち悪さなどを感じるのなら、注意が必要かもしれません。
これらの症状は、眼鏡ではなく、眼精疲労から眼に異常が出ている可能性があるからです。
ここで眼精疲労の原因を紹介します。
眼鏡の視力矯正度数が合っていない・パソコン、スマートフォンなどをよく見る・眼を酷使している、などです。
最近は、生活の中にあるのが当たり前になったパソコン、スマートフォンが原因になることが、よくあります。
眼精疲労になると、早く老眼になってしまうと言われています。
30代前半で、老眼になる人もいるくらいです。
これを改善するためには、眼鏡の度数を下げ、近くを見るための眼鏡を使い分けすることが必要です。
とくに近視の人は、遠くが見える分、近くのものを見るときには眼に負担がかかっています。
見ようとするものが見えるための正しい度数の眼鏡を、使い分けをする必要があるのです。
眼鏡などで眼精疲労を緩和する
ここでは眼精疲労を和らげる方法を紹介します。
眼精疲労は、眼を使いすぎ、酷使することが原因で起こります。
パソコンやスマホを使わないのが、一番の眼精疲労の解消方法ですが、それは現代では不可能に近いです。
コンタクトレンズを使わない、パソコン使用の際1時間に15分休憩をする、使用用途に合うレンズを使う、ブルーライトカットアプリ、眼鏡を使う、パソコン中のまばたきを増やす、などの解消方法が良いでしょう。
販売されているPC眼鏡は、眼精疲労を解消するものではなく、紫外線と可視光線の一部をカットするものです。
そのため、PC作業時間を短くするのがベストです。
先ほどもお話しましたが、スマホやパソコンの使用で、最近は老眼発症年齢が下がっています。
最近では、30歳前半で、老眼になる人がいるというから驚きです。
これは、パソコンやスマホなどの近距離に焦点を合わせることが多いため、水晶体の柔軟性が失われることから生じています。
たくさんの人が、若年での老眼を受け入れることができていません。
老眼になって眼鏡をかけて鼻に違和感を感じるのが嫌なら、眼精疲労を防ぐ方法をすぐにでも始めましょう。
正しい眼鏡選び①
眼鏡は高いため、1つあればそれを日常生活のあらゆる状況で使います。
しかしそれは、正しい眼鏡の使い方ではありません。
眼鏡をかけていてパソコン、スマホをすると眼や鼻に違和感を感じるなら、使用用途に合っていない眼鏡を使っているということです。
眼鏡は状況によって、使い分けるようにしましょう。
私は眼鏡を3つ持っていて、運転用、日常用、パソコンなど近くを見るとき用、として使い分けています。
近視用の度が入っていますが、上から順に度がきつくなり、下に行くほど度が弱くなります。
一番度の弱いものをパソコンを使うときにかけています。
度が強くて遠くが見える眼鏡をかけると、近くを見ると眼がチカチカするからです。
度が合っていないとよく言いますが、合わせるべき度の1つに「対象との距離感」 があります。
眼鏡を何種類も買うのにお金はかかってしまいますが、生活の状況によって眼鏡を使いわけるためには、いくつかの眼鏡を持つことをオススメします。
正しい眼鏡選び②
使用用途に合っていない眼鏡をかけると、どのような危険性があるのか知らない方のために紹介します。
遠距離用のきつめの度数の眼鏡でパソコンを使うと、眼が疲れます。
度が緩い眼鏡をかけて日常生活をすると、動体視力が衰えます。
これは、近視の眼鏡を例に説明した危険性ですが、老眼や遠視でも使用用途と度が合う眼鏡をかけるのは、とても重要なことです。
良い眼鏡屋は、客に眼鏡の使い道を聞いてきます。
眼鏡屋に行ったときには、通常は、フレームを選んで視力を測り、レンズを測定結果に応じて選んでもらいます。
しかし、良い眼鏡屋だと、その眼鏡の使い道を聞いてくれます。
たとえば、パソコンを使うときだけ使う眼鏡が欲しい場合に、運転用の度のレンズを選ぶと眼精疲労を生じる眼鏡になります。
一般的に30歳代までの人は、近視の人は遠くが見えると度が合っていると思うのですが、それは間違っていて、使用用途が合う眼鏡が一番良い眼鏡なのです。
また、良い眼鏡屋では、鼻に違和感のない眼鏡を選んでくれるでしょう。
お住まいのお近くに良い眼鏡屋さんがあると見つかるといいですね。
自分に合った眼鏡を
眼鏡屋さんで眼鏡を選ぶとき、ついついフレームデザインなどを気にしがちですよね。
しかし自分に似合う眼鏡を選ぶことは大切ですが、自分の身体に合う眼鏡を選ぶことは、もっと大切です。
自分一人での眼鏡選びに不安を感じる方は、眼鏡屋さんとよく相談して決めることをオススメします。