肺が…深呼吸をすると痛い!?その原因と対処方法とは?

最終更新日:2022/06/10

私たちが生きていく上で欠かせない1つが呼吸です。その呼吸と関係が深いのが肺です。
そんな大切な肺が深呼吸をすると痛い…というのは何かしらの原因があるからでしょう。そして、それは身体からの大切なサインでもあります。
深呼吸をすると肺が痛い…原因と対処法についてご紹介致します。

深呼吸をすると肺が痛い…考えられる症状とは?

肺は呼吸をする上でとても大切な働きをしています。そんな肺が深呼吸をすると痛いというのは、何かしらの症状を発症している可能性があります。
ここでは、深呼吸をした時に肺が痛くなり、起こる症状をご紹介致します。
①肋間神経痛
肋骨の骨折、外部からの圧力や感染、ストレスなどが原因となり、深呼吸や咳をした際に肋骨や胸の辺りに痛みが生じる症状です。
②胸膜炎
胸膜炎は外部からの感染や肺がんなどの悪性腫瘍が原因となって起こります。胸膜に水が溜まり、呼吸をすると胸の痛みを生じます。深呼吸や咳をすると胸の痛みが強くなることもあります。
③肺気胸
原因は不明とされていますが、肺の膜に穴が開き、肺が縮んでしまうことを言います。
突発的なもので、胸の痛みや息切れなどが生じます。
この3つ以外にも、肺が痛いことで考えられる症状はあります。もちろん、一時的な筋肉疲労やストレスから肺の辺りが痛いということも考えられますが、数日経っても痛みが治まらない場合や長引く場合は1度医師の診断を受け、原因をハッキリとさせることをオススメ致します。

東洋医学における肺とは?

ここでは肺について東洋医学の観点から見ていきたいと思います。
東洋医学ではそれぞれの季節において大切にしたい内臓があります。それらが互いにバランスを取り合うことで年間を通して健康な身体を維持することが出来ます。
その季節に採れる食材を取り入れ、季節に応じた内臓や筋肉をケアすることでその季節に起こりやすい症状を予防することもできます。
そもそも皆さんは肺と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?
肺とは呼吸をする際に、酸素と二酸化炭素の交換を行うというイメージがほとんどだと思います。
東洋医学の観点から見ると、肺は秋の時期に大切にしたい内臓の1つであります。肺は呼吸以外にも体内の水分バランスを整える大切な働きも担っています。水分を体表に送り汗として出したり、尿として膀胱に送ったりする働きもあります。
また、肺は鼻との関係が深く、鼻炎や花粉症などの症状も肺の機能を高めることで改善に繋がると考えられています。
秋の時期は肺と共に大腸も大切にしたい内臓の1つであります。大腸が弱ると便秘や下痢といった症状が起こりやすくなります。鼻の症状と同じように、これらの症状も肺の機能を高めることで改善に繋がると考えられています。
肺には様々な作用があります。逆に言うと、肺の機能が低下することで様々な症状が起こりやすくなります。また先にも述べた通り、年間を通してそれぞれの内臓がバランスをとって良い状態を維持している為、肺だけを大切にすれば良いという訳でもありません。
それぞれの季節に応じた食事と身体づくりを心掛けることで常に健康で居られるようになります。
では、実際にどのような対処方法があるのかご紹介致します。

深呼吸をすると肺が痛い…対処方法①

深呼吸をすると肺が痛いという原因は様々ありますが、ここでは根本的に肺の状態を上げる為のストレッチと関係するツボをご紹介致します。痛みが酷い場合は無理をせずに、1度医師の診断を受けてから行うことをオススメ致します。
①肺のツボ
親指の付け根、手首のところを反対の手の母指で押さえます。呼吸を入れながらゆっくりと押します。手首を少し親指側に倒すように動かしながら5~10回を目安に繰り返しましょう。
②身体を捻るストレッチ
仰向けで寝ます。両手はバンザイをして、両膝を立てつま先を浮かせます。両膝をくっつけたまま左右にゆっくり倒します。反動を使わないように10回ぐらいを目安に繰り返しましょう。
③胸のストレッチ
うつ伏せで寝ます。脚は軽く開き、両手を床につきます。そこから両肘を伸ばして上体を起こし、目線をやや上に向けながらアザラシのポーズを取ります。30秒~1分を目安にストレッチしましょう。
以上の3つのストレッチを行ってみましょう。お身体の状態に合わせて回数や動きの幅は調整しましょう。この3つのストレッチは秋の時期に大切にしたい肺とそこに関係する筋肉とツボにアプローチしたストレッチです。これらの部分が秋になると硬くなりやすく、そこから様々な症状を起こす可能性があります。予防という観点からも、今からこれらのストレッチを取り入れることをオススメ致します。
また、ストレッチ以外にも日常の食事の面から肺の状態を高めることができます。この後にご紹介致します。

深呼吸をすると肺が痛い…対処方法②

ここでは深呼吸をすると肺が痛い場合の対処方法として、日常の食事の面から見ていきたいと思います。
東洋医学的に肺は秋の時期と関係が深い為、秋に採れる食材や白いものを取り入れることで身体の内側から元気にすることが出来ます。また、秋は辛いものを取り入れると良い時期でもあります。
カラダラボでオススメする食材として、蓮根・白きくらげ・さんま・鮭・えのき茸・じゃがいも・ぶどう・栗・柿・大根・里芋などがあります。これらの食材を今の食事にプラスαしていただくだけでも、肺を元気にしてくれるでしょう。
また、肺や関係の深い大腸の状態を上げる為に、それぞれの内臓が活発に活動できるようにしてあげることが大切になります。つまり代謝を上げる必要があります。その為には、キレイな空気をたくさん吸って深呼吸をし、自然の食べもので栄養を摂ってあげることが大切です。そうすることで、代謝が上がり肺や大腸の働きを高めることが出来ます。
また、食事の面でも秋や肺のところだけを大切にすれば良いという訳ではありません。それぞれの季節に採れる食材を取り入れ、人工的なものではなく自然のものを食べることでそれぞれの季節と内臓がバランスを取り合い、健康な状態を維持できるようになります。ぜひ、今の食事内容を1度見直してみてください。食事は私たちの身体を作る大切なものと解かってはいても、ついつい疎かに簡単に済ませてしまう方が多いです。まずはその季節に採れる旬の食材を取り入れることから始めてみてはいかがでしょうか?身体の外側だけでなく、内側にもしっかり目を向けることがとても大切であります。

肺が…深呼吸をすると痛い!?その原因と対処方法とは?のまとめ

深呼吸をすると肺が痛い原因は様々あり、考えられる症状もたくさんあります。
もちろん症状によって原因が変わってきますので、対処方法もそれぞれとなります。今回はその中でも、根本的に肺の状態を上げるための対処方法をいくつかご紹介いたしました。もちろん、痛みが酷い場合や長引く場合は1度医師の診断を受け、原因をハッキリさせることが大切です。その上で出来ることをぜひ始めてみてください。
今現在、症状がない方も予防の観点から今回ご紹介したストレッチや食事のアプローチを取り入れることをオススメ致します。今から痛みのない健康な毎日を送る準備をしてみてはいかがでしょうか?
カラダラボ伊勢崎店では、お客様のお身体の状態に合わせてお身体のケアやストレッチ、食事のアドバイスを行っております。症状でお悩みの方、気になる方などはぜひカラダラボ伊勢崎店の石原まで。

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