食後に左肩が痛い!胃とどのような関係があるのでしょうか?

最終更新日:2022/05/24

食後に突然左肩が痛い…という経験をされた方も多いのではないでしょうか?
食事と左肩の痛みにどんな関係があるのか?と疑問に思われるでしょう。実は食事の際に働く胃と左肩は繋がっているのです。
実際にどのような症状が起こるのか…その対処法も含めてご紹介致します。

食後に左肩が痛い…胃との関係性は?

肩が痛いと感じたことがある方は多くいらっしゃると思います。ただの肩の痛みは疲労の蓄積や精神的なストレスから生じやすい部分でもあります。しかし、その痛みが片側だけに起こるというのは、また違った原因が考えられます。今回は左肩が痛い場合の原因として考えられることをご紹介致します。身体の左側には心臓や胃などの内臓が位置しています。それらの内臓と左肩は繋がっている為、内臓が弱ったり、異変を起こすとその症状の1つとして左肩に痛みを生じます。ここではその内臓の1つ、胃と左肩が痛くなる関係性について見ていきましょう。
まず考えられるのが、身体の左側にある筋肉と胃が繋がっているということです。それ以外にも肩周りには血管やリンパ管などが集中する部分があり、胃が疲れたり、弱ったりすることで血流やリンパの流れが悪くなり、左肩が痛いといった症状を起こしやすくします。
特に胃は食べ過ぎや飲み過ぎにより弱りやすい内臓でもあり、生活のリズムが崩れたりするだけでも負担を掛けます。また、精神的ストレスや環境の変化などによって負担が掛かると血液やリンパ液がドロドロになり、左肩が張るような症状を引き起こします。もちろん、関係する内臓は胃以外に心臓などもあります。今回の場合は食後に痛みがあるということなので、1番の原因として胃が考えられます。食事をすることで胃が動き、負担が掛かったことで痛みが出ていると考えられます。
では、どのような胃の症状が生じると左肩が痛いということが起こるのでしょうか?
この後ご紹介致します。

食後に左肩が痛い…考えられる原因とは?

ここでは、食後に左肩が痛くなる原因をご紹介致します。先ほどもお伝え致しましたが、胃と左肩は繋がっている為、胃に負担が掛かったり、弱ったりすると症状として左肩が痛いということが起こります。では、どのようなことで胃が弱るのかを見ていきましょう。胃は食べたものが直接入ってくる場所でもあり、冷た過ぎるものや辛過ぎるものなど刺激があると弱りやすいです。また、普段以上に食べ過ぎたり、飲み過ぎることも胃に負担を掛けます。こういった直接的な負荷以外にも、精神的ストレスや生活リズムの崩れなどによっても影響を受けやすい部分でもあります。実際に自分では何とも思っていないようなことでも、気づかないところで身体や胃には大きな負担を掛けていることが多くあります。
これらの原因も早期に気づき、改善出来れば問題はありませんが、そのままにして蓄積させてしまうと様々な症状を引き起こすことになってしまいます。
例えば、胃痛や胃炎、胃潰瘍、胃がんなど様々な病気を発症させてしまう可能性があります。
普段の生活を見直し、気になる部分を改善したり、意識することで防げることはたくさんあります。まずは、今の生活や食習慣、感じているストレスの原因などを振り返り、現状を知ることから始めてみてはいかがでしょうか?

食後に左肩が痛い…対処法は?

ここでは、食後に左肩が痛い時の対処法として肩周りと胃にアプローチをするストレッチをご紹介致します。
背中の硬さがあると肩へ負担が掛かります。背中を柔らかく保つ為には肩甲骨の動きを出すことが1番です。この後に肩甲骨の動きを出すストレッチをご紹介致します。
①肩周りのストレッチ
右手の小指と薬指を右肩につけます。この時に他の3本の指は肩に触れないようにしましょう。そのまま後ろ回しに肩を回します。肘先を正面、上、後ろ、下に向けるように大きな丸を描くイメージでゆっくり動かします。出来るだけ後ろを大きく回しましょう。5回ぐらいを目安に行い、終わったら左も同じように行います。
次に、胃が弱ったり、負担が掛かることで左肩が痛いということが考えられるので、胃を伸ばしたり、刺激を入れるようなストレッチをご紹介致します。
①仰向けで寝ます。片脚の膝を曲げて太ももの前を伸ばします。膝同士が離れやすくなるので、出来るだけ膝同士をくっつけるように、しっかり伸ばしましょう。30秒~1分を目安に、終わったら反対も同じように伸ばします。
②うつ伏せで寝ます。手は顎の下に置きます。両脚を揃えて膝を90度に曲げます。脚を揃えたまま右に倒します。この時に左の胸が床から浮かないところでキープします。ゆっくりと戻して反対も同じように行います。左右交互に10回ぐらいを目安に繰り返しましょう。少しずつ動きを大きくしていきましょう。
まずはこの3つを行ってみてください。もちろん、食後に左肩が痛いからと言ってすぐに行うのは避けましょう。また、痛みが酷い場合は胃の何らかの症状も考えられる為、医師の診断を受け、原因をハッキリさせましょう。

食後に左肩が痛くならない予防法

先ほどは左肩に痛みが生じた場合の対処法をお伝えしましたが、ここでは痛みを起こさない為の予防法をご紹介致します。
何度もお伝えしておりますが、胃はとてもデリケートな部分であり、外部からの刺激やストレスによって負担が掛かり、影響を受けやすいです。
実際にどんなことに気を付けたら良いのか順番に見ていきましょう。
①食事
胃には食べたものがそのまま入ってきます。その為、その食べ物が刺激となり負担を掛けてしまうことがあります。また、暴飲暴食や食べてからすぐ寝るなどといったことも胃に負担を掛けます。食べるものに気を付けて、適量を心掛けましょう。また、胃も休めることが大切ですので、1日の中で胃に食べ物を入れない状態を12時間ぐらい作ると良いでしょう。
②生活リズム
胃は生活リズムが崩れることでも負担となります。夜更かしをしたり、仕事が忙しく休みが取れなかったりする場合もあると思いますが、出来るだけリズムを崩さないように、習慣化させるように意識しましょう。
③精神的ストレス
この精神的ストレスはある意味で胃に1番負担を掛けます。また、胃以外の内臓にも大きな影響を与えるものと言えるでしょう。現代ではストレスをゼロにすることは難しいです。ですので、そのストレスと上手に付き合っていくことが大切です。自分なりのストレス発散方法、リセット方法などを見つけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
また、リラックス状態を作ってあげることも対処法の1つなので、先にご紹介したストレッチや深呼吸などを行っていただくことをオススメ致します。
日常のちょっとしたことを改善するだけで胃への負担は大きく減らすことが出来ます。ぜひ症状を起こさない為にも、出来ることから始めてみましょう。

食後に左肩が痛い!胃とどのような関係があるのでしょうか?のまとめ

胃と左肩の関係性については皆さんもご理解していただけたと思います。胃が弱っている、疲れているところに、食べものを入れ胃を動かし負担を掛けることで左肩が痛いということが起こりやすくなります。
日頃から胃を元気に、負担を掛けないように心掛けることで痛みのない生活を送ることが可能になります。まずは現状を見直し、1つずつ改善していきましょう。
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