だれか教えて!右腕、右足がしびれる!改善方法が知りたい!

最終更新日:2022/05/26

立春を迎え温かくなる春の時期に、右腕や右足のしびれが増えてきます。

これは時期的なものだけではなく、日常生活での動作なども深く関係してきます。

腕や足のしびれ、だるさがでてしまうのには、しっかりとした理由があるのです。

今回はその原因と改善方法について詳しくお話していきたいと思います。

皆様の悩みが少しでも改善していくことを心より望んでおります。

右腕、右足のしびれの原因と改善方法とは?①

<<季節性のしびれ>>

(原因)東洋医学的な観点からみると、しびれが多くなってくる時期は「春」とされています。

春は、陰陽五行説の養生から肝臓に疲労が蓄積しまう時期として伝えられております。

この季節は引っ越しや職場の環境の変化などからイライラしたり睡眠不足になります。
心身にもストレスがかかりますし、その他の要因としてお酒を飲む機会が多く肝臓に負担がかかりやすくなるのです。

そして肝臓は正中線より右側にあります。

肝臓の硬化により、右の背部に重りを一つつけているイメージをしてください。

重くなってしまった右腕・右脚の筋肉は硬化してしまい、動作の最中に当然負担がかかるので、比較的右側に症状が出やすくなってしまうのです。

そして肝臓の機能低下が原因でしびれやだるさがでてきてしまうものと考えられます。

(改善方法)肝臓の状態をあげるストレッチと、食事療法をご紹介いたします。

ストレッチとしては、長座の姿勢でかかとを突出し、片足の足の指をグーとパーを10回程度繰り返します。

足の底背屈も加えながら行うと、より効果的です。

足の親指とひとさし指の間には太衝という肝臓のツボがあり、肝臓周辺の筋肉を柔らかくするほか、視力減退のツボとも言われております。

食事療法として春の五味である酢の物を始めとした酸味の強い物をお薦めいたします。

酢に入っているアミノ酸は、肝臓の機能向上と修復を助けてくれます。

そして五色の考え方も交え、緑・青色の食物を体内に多く入れていただきたいです。

新芽のものや鰆・鯖といった海産物も良いでしょう。

右腕、右足のしびれの原因と改善方法とは?②

<<柔軟性不足>>

(原因)腕のしびれは首、肩甲骨、背中周辺の僧帽筋・広背筋が何らかの原因により硬化し、その周辺にある神経を圧迫してしまうことから、右腕のしびれを伴ってしまいます

下肢の右脚のしびれは股関節周辺の柔軟性の欠如が考えられます。

骨盤は寛骨と仙骨に分類されます。

仙骨の穴から太い神経が枝分かれをして太ももの後ろを通り、指先まで流れています。

股関節周辺の大臀筋・中臀筋が硬くなり柔軟性が欠如していると、神経を圧迫してしまい足にビリビリビリとしびれが出てきてしまうのです。

悪化してしまうと、胸郭出口症候群、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアになる恐れがありますので、股関節周辺の筋肉の柔軟性は向上させたいところです。

(改善方法)肩甲骨、股関節周りの柔軟性アップのストレッチ

長座で座り膝を90度屈曲した状態で座ります。

足を外側に開きます。(膝の角度と、足首の角度は90度に開きましょう)

太もも付け根で座り背筋を伸ばします。

そのまま背筋が崩れない程度に前に倒れる運動を10回繰り返します。


①の姿勢のまま片方の足を自分の方に引き寄せ、膝を正中線の中心に動かします。

もう片方の足は正中線にある足にひっかけます。

太ももの付け根で座り背筋を伸ばします。

そのまま姿勢が崩れない程度に前に倒れる運動を左右交互に10回繰り返します。

右腕、右足のしびれの原因と改善方法とは?③

(原因)姿勢調節の悪化で筋肉の硬化を招き、しびれの原因となります。

一目で背骨の位置取りが悪く、猫背の状態になっている方はもちろん、しっかり胸を張っていますが、逆にお腹がボテッと突き出た状態の方にも多いです。

全て人間本来持ち合わせている背骨のS字カーブが保持されておりません。

一見背骨が湾曲しているように見えますが、背骨自体が問題ではなく周辺の筋肉レベルの問題と考えられます。

S字が崩れるのは、お仕事や育児といった日常生活の中で、無理な姿勢が長時間続きそれを繰り返していると背骨のS字カーブは崩れます。

そして、筋肉に疲労が蓄積し筋や腱に炎症を起こします。

それが原因になり、しびれ、だるさが発症してしまうと考えられます。

(改善方法)正しく姿勢を保つストレッチ
①猫ストレッチ【背骨と骨盤の連動ストレッチ】

四足の状態になります。

背中を丸めて顎を引いておへそを見ます。

その体勢から両肩甲骨を寄せて背骨を沈め、胸を張ります。

この猫背と肩甲骨を寄せた姿勢を10回繰り返します。

②猫ストレッチⅡ
①のストレッチにいくつか動作をたします。

猫背から両肩甲骨を寄せる際に右腕と左足を対角線上に伸ばします。

右腕と左足を戻したら、猫背に戻ります。

再度、肩甲骨を寄せて来ましたら逆手足である左腕と右足を対角線上に伸ばします。

この対角線上に手足を伸ばす運動を10回繰り返します。

実際にお客様への施術レポート

40代 女性 主婦 太田市在住 

【ご来店時の症状(before)】
3月の頭くらいから右腕がしびれるようになってきた

【見立て】
肝機能の低下と普段は指先を使う仕事をされているということで、そのときの身体の使い方、姿勢の崩れから症状が起きてしまっていると考えました。

【コース選択】
コースは自宅で自分でもケアが行っていただきたかったので、ストレッチがついている45分のコースでご案内しました。

【施術の流れ】
主に症状がでているのは右腕から指先にかけてでした。
普段指先をよく使っているということで腕の筋肉に張りがあり、右肩の位置が少し前に出ていました。最初に肝臓のツボを流していきました。少しずつ動かしていきながら肩周りと腕の動かせる範囲を広げていきました。普段全く運動をしていないということなのでストレッチは、肩甲骨から腕を捻じるストレッチ、手首を動かすストレッチなど簡単なものを2つお伝えさせていただきました。

【施術後(after)】
ご来店時よりもしびれが緩和し肩周りの動かしやすさ、肩の位置は正しい位置に戻ってきました。

【お客様の声or表情など】
今までしびれて重だるかったのが、緩和されとても楽になったとのことでした。

こちらのお客様は2週間に一回ご来店されています。ご自宅でもしっかりとストレッチを行っていただいているので、4回目にはしびれの症状はなくなりました。

カラダラボで行うコンディショニングとストレッチとは?

当店ではお客様の症状や状態に合わせ、最適な手法を選び神経や筋肉の再教育を行います。

それにより、脳が忘れていた動きを取り戻し、人間が本来持ち合わせている運動パフォーマンスや症状の改善が可能となります。

それにはPNFの手技手法だけではなく、東洋医学や療術といったあらゆる手法や考え方を取り入れることにより、最適な手法が選定されるのです。

五味・五色・五臓六腑も季節により考えなくてはならないことが変化しますし、抵抗の強弱や刺激の強弱も患者様の状態によっても季節によっても、その日の気候によっても変化していきます。

そうして年間通してメンテナンスを行うことにより、1年後の春には右腕や右足のしびれなども改善していくのです。

カラダラボでは年間通しての身体作りをご提案させていただいております。

右腕、右足のしびれ まとめ

季節のコンディショニング、ストレッチ、日常の姿勢調節など日頃の生活を再度見つめ直すと、今まで気が付かなかったことが多分にあったのではないでしょうか?

一つでも当てはまる方がいらっしゃいましたら、今回ご紹介したストレッチ・食事療法を行ってみてください。

皆様で心も身体も笑顔になれる日常生活を送れるよう、日頃から身体作りに取り組みましょう。

今回テーマに挙げました、右腕・右足のしびれも改善していきますよ。

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